北海道は
広い!
どれくらい広いか・・というと、
みんなが思っているより
広い!
北海道人以外の日本人が思っているより、かなり
広い。
特に、
九州人は誤解している。
九州より、
ほんのちょっと広いと思っている。
はい、そこの九州にお住まいのあなた、そう思ったでしょう。
たいして違わねえだろ・・と思ったでしょ。
その感覚を正す為に、ちょっと例題を・・・
九州の、福岡空港から、長崎空港まで、飛行便が出ていますか?
鹿児島空港から、宮崎空港行きの便がありますか?
羽田から成田まで出ていますか?
関空から伊丹まで。
高知から、高松まで。
新潟から、山形まで、出ていますか?
北海道では、そんなの普通なのだよ。
例えば、函館から、札幌には、ブ~ンと飛行機で移動だ。
そ~んな北海道の、地図でいうと右上の方にある
<
女満別空港>(めまんべつ)に行った時のお話しなのだ。
撮影隊のクルマは、女満別空港を出発して、撮影に撮影を重ねた。
話は簡単、撮影は終わった。
さあ、帰ろうと言う事になった。
クルマを空港へ向け、走らせる。
そこで、問題が起こった。
走らせど、走らせど、
空港が見つからない。
空港の看板すら、見えてこない。
一時間ほど、走らせていた時、誰かがつぶやいた。
『あの池、さっき見たぞ・・』
ふむ、確かに見た。
と言う事は、グルグル回っているって事だな
<ふりだしに戻る>って奴だな。
飛行機の搭乗時間は近づいている。
一刻も早く空港を見つけなければならない。
何か、
目印をと思うのだが、なんたって、北海道の原野だ。
高い山が見当たらない。
見渡す限り、平野が続いている。
民家を見つけたい。民家を見つけて、道を訊きたい。
せめて、人を見つけたい、人を見つけて、道を訊きたい。
『あれ?この池、さっきの池ですよね・・』
が~~~~ん!
イシマル「みんな!空を見ろ!飛んでいないか、飛行機が!」
その時だ。
折りしも、青空の中から、ポツンと湧き出して来たかの如く
飛行機が浮いていた。
『あれだ!あれを追いかけろお!』
追いかけた。
追って追えるものではないのは解っているが、
必死で、追いかけた。
時速の違いは無視して追いかけた。
やがて、飛行機は、地平の森のかなたに消えていった。
『
あの森をめざせ~~~~!』
ほんで、どうなったかって?
ふむふむ、間に合いましたよ。ギリギリに。
ほんでもさ、これって、
アメリカとかカナダとか、シベリアの話ならわかるんだよ。
ところが、一応、日本の話だよ。
まあ、それくらい北海道が広いって事だな。
よお~く耳の穴かっぽじって聞いときな、
九州の方たち!
ついでに、かっぽじっときな、
四国の方たち!
ほんで、思いっきり、かっぽじっときな、
都会の方たち!