ご当地では、
当たり前の名前のお店 というものがある。
旅をしていて、道に迷い、その土地の方に尋ねる事がある。
「すみません、港へは、どう行けばいいですか?」
『はあ、この先の、メエメエの先を右に曲がって~』
メエメエって何だろう?
きっとこの地域では、有名なのに違いない。
しかし、人様にどうどうと話すには、ちょっと恥ずかしい。
『そこの、
ドイトの隣じゃ。』
何だよ、ドイトってえ?
『
ロジャースで買えばいいわなあ。』
みなさん、自信を持って仰る。
『
トキワの駐車場に入れてやなあ~』
「へっ?」
『トキワ・・知らんのんか?へえ~!』
こちらの事を、学のない人と思っている。
義務教育を出たのか? いぶかっている。
トキワを知らないという事は、
九九が出来ないのと、同列らしい。
ご当地では、当たり前。
あなたも、きっと、今日何度もその<
名前>を
口にした筈です。
気付かずに・・・