<海岸の砂浜を車で走ってはならない>
この事は、最近は子供でも知っている。
海亀の産卵のさまたげになるからである。ところが、
ここでは、海岸の砂浜を
是非走って下さいというのだ。
こことは、石川県の羽咋(はくい)市。
車を走らせていて、偶然入り込んでしまった。
たくさんの車が海と平行に走っている。
ビュンビュンとばしている。
別に四輪駆動の車ではない。
普通の乗用車だ。
バスもいる。トラックもいる。
なんと、オートバイも走っている。
どうやら、
砂が硬いらしい。つぶが小さい。
走れる距離は、高速道路の
インターひとつ分。
すごい距離だ!
砂浜の幅は、50メートルもあろうか…
ただし、潮の干満で、道路幅が変わる。
だいたい片側3車線と言ったらいいか。
そうなのだ! <だいたい>なのだ!
どこにも左側を走れとは書いてないのだ。
中央分離帯も、車線ラインもないのだ。
おまけに、
スピード制限もないらしいのだ。
つまりは、公道ではないらしい。
だからといって、私道でもないようだ。
本来の<道>指定が出来ないのであろう。
いってみれば、
<
無法地帯> なのだ!
両側から車の大群が、スピードをあげて、走り過ぎる。
さすがに蛇行する奴はいないが、ドキドキする。
パリダカを思い出してしまう。(行ってないくせに)
中国の大通りを思い出してしまう。(そうだそうだ)
あげくに、どこでも停めるのだ。
停めて、投げ釣りをしている。キスがわんさか釣れている。
停めて、ウインドサーフィンをやっている。
停めて、夕日の写真を撮っている。
その横を、凄まじいスピードで、疾走するのだ。
自転車もいる。人も走っている。
サンドバギーもすっとんでいく。
アリだ、アリだ、なんでもアリだ。
戦車でも走れえ~と思っていたら、なんと目の前を
飛行機が滑走して、離陸して行った。
<
完全なる無法地帯>
言っときますが、ここは、タダです。
追記;飛行機の飛び立つ写真を見事に撮ったのだが、
編集の時、失ってしまった。あらら~