
漫画家;
蛭子能収
ドラマで初めて一緒になった時の事だ。
蛭子氏がイシマルの上司役だった。
第一印象は
テレビで見るより、
太っているなと思った。
収録中はさほど熱くないのに、
汗をかいている。
やがて収録は終わった。二人で着替えに入った。
蛭子氏背広を脱ぐ。ネクタイを外す。
そこまでは良かった。
次のワイシャツを脱いだ瞬間、目を疑った。
ワイシャツの下から、
セーターが出てきたのである。
良く見ると、セーターの下には
厚めのカッターシャツも着ている。
更に、ズボンを脱ぎ出したのだが、
ズボンの下にズボンを履いている。ベルトもしている。
黒い靴下の下からは、白い靴下が出てきた。
何なんだ?これは!
こんな人いる?
えへへとテレながら答える蛭子氏。
ようは、
面倒くさいらしいのである。
着替えるのが、
面倒くさいらしいのである。
だから、家から着てきた服の上に重ね着をしているのだ。
おいおい、いくら面倒くさくても、セーターの上に
ワイシャツを着るか?
ズボンの上にズボンを履くか?ベルト2本だろ?
いくら面倒くさくても、ボトボト汗かくくらいなら、
着替えたらどうだ?
チェックしてみると、内側から、
ランニング、
カッターシャツ、
セーター、ワイシャツ、
ネクタイ、背広。
さすがに、靴は脱いだようだ。
う~ん、理解出来ない。
ホームレスになる訓練をしているというのなら解る。
どうりで、変わった漫画を描くわけだ。
個人的には好きだが・・・
不思議な方である。