危険な橋のパートⅡだ。(解らない方はまず昨日参照)
乗用車に大勢乗って、走っていたら、橋が現れた。
今にも
壊れそうな古い木の橋である。
谷底は非常に深い。
そこで、彼らはどうするか?
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ロシア人のグループ>
しばらく古い橋を見つめていた。やがて全員が大声を挙げるや、
グルリと車を取り囲み、えいっとばかり持ち上げ、
車を抱えて、橋を渡って行った。
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中国人のグループ>
橋を見た途端、すぐに応援を呼び、大量の人海戦術で
あっという間に、隣に橋を架けてしまった。
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インド人のグループ>
橋の途中で車を止めた。なにやらゾロゾロと降りてきて
座りだす。『どうか落ちませんように…』
お祈りを始めたのである。
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オランダ人のグループ>
橋の手前で車を止め、みんなで崖を降り始めた。
平野ばかりの国、深い谷底というモノを始めて見たのである。
谷底というモノを触りに行ったのだった。
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昔のイラク人のグループ>
どうせ渡れないなら、という事で、橋を爆破して帰っていった。
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ニュージーランド人のグループ>
橋の真ん中にロープを掛け、バンジージャンプを始めた。
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ブラジル人のグループ>
『♪オ~レ~オレオレオレ~♪
パンデイロ(太鼓)を叩きながら通り過ぎた。
渡った事すら気付いていなかった。
おまけ
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大阪人のグループ>
ニュージーランド人の残したロープを使い、バンジーの
観光地にしてしまった。両側に御土産屋が並んでいる。
橋の色は、黄色と黒の縞模様に塗られてしまった。