戦闘竜(プライド戦士)
身体の部位で名前の判らない所がある。
腕の<
肘と手首の間>は、何と言うんですか?
足でその部分に当たるのは、
前側が<むこうずね>であり
後ろ側は<ふくらはぎ>でしょ。
じゃあ、腕は?
もうちょい胴体に近い所は、<二の腕>と呼ぶよね。
じゃあ、<一の腕>とでも呼ぶのか?
<ひじ>というのは、尖った部分でしょ。
今迄、私はなぜ何とも呼ばなかったんだろう?
この場所はよく擦り傷を作ったり、怪我の多い場所だ。
他人にここを怪我した時、
何と言っていたのだろう?
<ヒジ>を擦りむいた・・では骨のある肘と区別が付かない。
足は、むこうずね と ふくらはぎに分けて親切に表現するほど
熱心なのに、腕は曖昧にされている。
これでいいのか!ドン!(机をコブシで叩く)
今、ドン!の瞬間にも、この部位が机に当たったが
その部位を
文字で書けない。
かつての文豪は
どう表現していたのだろう?
『九の一お竜は、飛んできた手裏剣をハッシと
手首とヒジの間の部分で受け止めた。』
とは、筆が裂けても書けないだろうな。
医者は、この部分の事を
カルテに
何と書いているのだろう?
足の裏や、お尻となどの遠方に位置する部位と違って、
身近な部位であり、手のひらの次に頻繁に目にする部位だ。
名称が無いって事はないだろう。
ワンワン泣いている子供は、そこで目頭をこすっているんだよ。
小さい頃から、辛い時の大切な友達なんだよ。
そこに名前が無くていいのか!
ドン!(又、そこで叩いた)
ひょっとしたら、知らないのは私だけだろうか・・