
<
のれそれ> をご存知かな?
「なにそれ?」と思った方にお教えすると、
アナゴの稚魚である。
わかりにくい上の写真を参照して貰う事にすると、
体長6~8センチくらいの半透明の
ピラピラした奴だ。
ちゃんと目もあり、尾もある。
これをどうするのか?と言うと、
食べるのだ。
「あああれ」と思った方は食べた事がありますね。
飲み屋で、「のれそれ」と頼むと、小皿に
それが、20匹くらいまとまって出てくる。
勿論すでにお亡くなりになっているが、
亡くなって間もない様で、
青白い半透明感が美しい。
食感はトコロテンを、ややしっかりさせた感じだ。
それにしても、<
のれそれ>という名前はどこから
きたんだろう?
誰が付けたんだろう。
のれそれの姿以上に、美しい名前だ。
冒頭で「なにそれ?」と思った方には恥じて貰いたいくらいだ。
「あああれ」の方は、もっと感激して頂きたい。
これが日本語だとすると、
あらためて、日本語を自慢したくなる程の命名だ。
まるで、名前に
歌っている様な響きがある。
サザンの桑田に、<のれそれ>という新曲を
是非出して頂きたい。
まあ、これ程褒めちぎっておきながら、
酒の肴にしているってのも、いかがなものだろうか・・