
こんなお芝居いかがでしょう
緞帳前芝居
200人300人キャパの劇場は東京にいくつもある。
それをどこかの劇団が使ってるといっても
昼間は空いているわけだ。
実に無駄な空間だ。
そこを使わせてもらおうってのだ。
たとえば、Aという劇団が
金曜から水曜までやってるとするわな。
その場合、日曜の夜と月火水の昼にやるのだ。
どこで?
緞帳(どんちょう)の前で・・
小さい小屋の緞帳前はたいがい、
座布団置いたりする桟敷席になってるよね。
あそこって結構広い。
照明はいっさい触らないという約束をする。
小さい小屋ほど前照明が付いているので
その明かりを利用して、オペレーターがいじるだけ。
裏の楽屋とかは、これ又いっさい
使わない。
ここにひとりのプロデューサーが登場する。
このPは、どこかで芝居があると聞けば、
とんでいって
交渉をする。
何も迷惑をかけないかわりに、劇場費をこれくらいにしてくれ!
おたくがチラシを作る時、少しだけ出すから、
うちのも片隅に載せてくれ。
なんなら、両方見る客は割り引きにしてもいい。
では、作品はどうするのか?
1時間ちょっとの作品を書くのだ。
出演者は3~4人にして、7~8人の役者でローテーションを
組めばいい。 そしたら、役者にも負担がかからないでしょ。
出来たら、そんな作品を何本か作っとけば最高。
面白ければ口コミで広がりまっせ。
入場料は、1000円くらいの安さにして、
ほとんど、当日売りすれば、コストもかからない。
昼間っから誰がくるのよ?と心配でしょ。
大丈夫。学生とか結構、来ますよ。
口コミは強いからねえ。
夜のホンチャンより客が入ったりしたら、
それこそ、どえらい宣伝でっせ!
むしろうちでもやってくれーと
逆に言って来たりして。
題して 「
こばんざめ劇団 」