
ゴルフに於ける基本的なルールはひとつだ。
<
あるがまま>
可能な限り、ボールをあるがままの状態で、
プレーしなければならない。
しかし、実際には、抜け穴がたくさんある。
どうやっても打てない場所では、ボールの移動が許される。
失くした場合もニューボールを使える。勿論罰打を払うが・・
よし!ならば、こんなプロトーナメントはいかがだろう?
競技の始めに、
オフィシャルからそれぞれの選手に
一個のボールが渡される。
何があろうと、
このボール以外は使ってはならない。
ティーアップとホールアウト以外で、
ボールに触ってはならない。
すなわち、<あるがまま>
もし、ボールを失くしてしまったら、どうなるか?
その時点で失格、つまり
競技終了となる。
「池にポチャっと落ちたら?」。
打たない限り、はい
終わり。
ブッシュの中に入ったボールを永遠に探されても困るので、
制限時間を設けよう。
「ボールが裂けた!」
どうぞそのまま打って下さい。
嫌ならお帰り下さい。
さあ、こんなトーナメントが3日間、開催されるのだ。
選手の緊張ぶりが目に浮かぶ。
たとえどんな良いスコアで試合が進んでいても、
たった1回ボールを失くしただけで、ジ、エンドなのである。
最終日の18番ホールまで、
どれくらいの数の選手が生き残っているかの戦いと云っていい。
その昔小学生の頃、子供達は、
たった一個のボールを追いかけて街中や野山を駆け回っていた。
そのボールが雨どいなどに引っかかってしまったら、
それで、遊びは終わりだったのである。
ゆえに、ボールをとても大事にして遊んでいた。
あの遊び心を久々に思い出して頂こう。
サバイバルゴルフ、見てみたいな。
年に1回でもいいから、やって貰えないかな?
え~と、もしイシマル選手が出場したら、
3番ホールまでに、間違いなく消えるな。