<サスケ> とは不思議なスポーツである。
TBS系列のテレビ番組、SASUKE
これは、誰がどう考えても
スポーツである。
選手は、肉体と心を鍛え、切磋琢磨している。
ところがテレビ番組のジャンルでひょいとククルと、
<スポーツバラエティ番組> になるらしい。
らしいが、もはや、その域を超えている。
完全にスポーツだ。
では、どこが
不思議なスポーツ なのだろうか?
【敵がいない】
通常、スポーツと名が付けば、
そこには、<敵>が付いて回る。
敵を倒す事によって、自分が、勝者になり得るのである。
なのに、
サスケには敵がいない。
皆が皆、全員を応援している。
これって、変?
似たような、スポーツがないか考えてみた。
球技はすべて、敵だらけだ。
格闘技しかり、陸上、水泳、しかり。
考えてみると、オリンピック種目は、敵だらけだ。
あった!
登山だ。
それも、エベレスト登山のような、ピラミッド型の登山だ。
つまり、たった一人の人間に頂上を踏ませる為に、
大勢の人間がそのルート作成をサポートするのである。
まるで
サスケに似ているではないか・・・
(いや、ちょっと待て、違うな)
エベレストの頂上に立ちたい隊員は、恐らく全員だろう。
そして、その時の体調や、いろんな関係性の中で、
最終アタック隊員が決まる。
決めるのは、隊長だ。
と云う事は、ここに、競争原理が働く。
つまるところ、<敵>が生じる。
山岳小説では、
そのあたりのドロドロを思いっきり描いている。
という事で、登山も却下されたぞ!
となると、サスケ とはいったい何だろう?
何に対して戦い、何に対して努力しているのだろう?
んん・・・これだけはわかる。
恐らく
、敵は・・自分だな・・