
<グラビア> と聞けば、アイドルである。
週刊誌である。月刊誌である。
巻頭グラビアには、10代20代の若者・・
特に、ピチピチとして綺麗な女性が登場する。
様々なポーズをとり、肌の露出度が高い。
露出ばっかりの場合もある。
むしろ
ばっかりの方が多い。
そんなグラビアに、50を過ぎた、しかも男性が出てきたら
どうする?
どうする?ったって、実際に出てくるのだ。
「は~い!イシマルさ~ん、
チカラコブいいですねえ~~」
雑誌<
女性自身>の記者がおだてる。
カメラがパシャパシャと音をたてる。
ここはスタジオだ。
ピチピチのモデル達が、パシャパシャやられる所だ。
そんな所で、チカラコブを膨らませているのが、私だ。
『女性自身のインタビューがあります、写真も』
(5月8日発売) マネージャーがのたまう。
それはそれはと、恐る恐る出かけると、
「まず、アップしてください」と記者が仰る。
(アップって何?サスケの前にはアップ運動をやるが・・)
撮影には、Tシャツに短パンで臨んだのだが、
「もう少し肌の露出を・・」という事で、
タンクトップに着替える事になった。なんか恥ずかしい。
あまり、積極的にご披露するほどピチピチしておらんじゃて。
「ウワア~すっご~い!筋肉が盛り上がってるぅぅう~」
カメラマンや記者ら大勢が、黄色い声を挙げる。
「そのポーズ素敵ですねえ~キャア~!」
ちょっと動くだけで、キャーキャー
おだてられる。
「もう
、脱いじゃいましょ!」
『ええっ・・?』
「脱ぎましょ!脱ぎましょ!」
『いや・・』
「じゃあ、ちょっと脱いで、試し撮りしてみましょ!」
皆「みましょ!みましょ!」
何が何だかわからず、気付いた時には、
上半身裸になっていた。
グラビアアイドル達が、すぐ
ヌードになるのを
大変けしからん!と怒っていた私だが、
あの瞬間彼女らの気持ちがわかった。
単に、
おだてられたのだ。
その気にさせられたのだ。
もうちょっと、
激しくおだてられたら、
ズボンまで脱いでいたのではないかと思うと、
目から火が出そうになる。
穴を掘って入りたくなる。
最近は、熟女がそこかしこで、脱ぐそうである。
けしからん、ドン!
と机を叩いていた熟男も、グラビアで脱ぐのである。
(上半分なので、許してください)