体操競技があやしい。
平行棒があやしい。
平行棒の
高さは、アレでいいのだろうか?
たぶん鉄棒より、50cm以上低いと思われる。
低いせいで、演技に
制約が起きてしまっている。
腕を伸ばしたまま、下にグ~ンと体を振る時に、
足を伸ばせないのである。
膝が曲がっているのである。
体操といえば、いかなる時でも、
膝が曲がっているのを嫌う。
解説者が解説する。
「ああ~膝が曲がってしまいましたねえ、残念!」
視聴者も、したり顔に声を出す。
『曲がっちゃったよネェ』
私も得意げに声を出す。
『曲がったネ』
そんな競技なのに、平行棒では、
足が伸ばせない。
伸ばせば、地面に激突する。
「ありゃよ、将来いらなくなった時、
物干しにするんじゃよ」
と勘ぐられても、弁解は出来ない高さだと言える。
その昔、ブランコを漕いでいる時に、
足が地面に
触りそうな、触らなそうなギリギリの
感触を味わっているのに似ている。
その原因はひとえに、平行棒の高さが足りないからだ。
ん?じゃ、なぜ高くしないのだろう?
高く出来ない理由でもあるのだろうか?
おまけに、選手には不評と思われる。
なぜなら、低いがゆえ、
コーチにやって貰えないのだ、鉄棒のアレを・・
腰を持ち上げて、
「よいしょ!」
『うん、パパ』