
この写真に写っている状態は、
どう考えたらいいのだろうか?
イギリスのヒースロー空港の待合通路である。
朝の10時である。
「どうぞ、自由にお使い下さい」・・と
2台のパソコンが置かれてある。
しかし、その回りに置かれた、この
物体たちは、なんだ?
グラスが、
14個ある。
しかも、どれも
ビールの飲み残しばかりだ。
2つだけ、レモンの残ったグラスがあり、それは空だ。
では、あとの12個の飲みかけのグラスは、
いったい、
どう理解したらいいのだろう?
見渡したところ、30m以内に、ビールを売っている売店は無い。
どこか、遠くからビールグラスを運んで来たと思われる。
彼らは、わざわざ、この場所まで、ビールを運んで来た。
で、パソコンを覗く用事があった。
殆どの輩は、ビールを頼んだ。
ビールの頼まなければ、
このパソコンを触ってはいけないかの様だ。
そして、ビールは決して、
最後まで飲まなかった。
誰一人、最後まで飲まなかった。
それどころか、一口だけしか飲まなかった輩もいる。
売店には、ビール以外の飲み物も売っているだろうに、
そして、誰一人グラスを片付けなかった。
おまけに、端っこに寄せて置く事もしなかった。
キーボードが打ちにくい事に、気が回らなかった。
さらに、驚くべき事に、待合所に座っている中の誰一人
席でビールを飲んでいる人がいないのである。
つまり、
ビールを飲みたい人に限って、
パソコンに用事があったのである。
なのに、
ビールは飲み干されていないのである。
そして、最も憂うべき事柄であるが、
パソコンの天敵は、
水分である。
その天敵である、
水分に取り囲まれた、
パソコンの気持ちやいかに!