<新宿御苑> (しんじゅくぎょえん)
東京は、新宿駅から5分の所にある、大きな公園である。
東京在住の人にとって、あまりにもポピュラーであり、
そのポピュラーさ故に、意外と、
都民は、積極的に中に入らない。
あまりの観光スポットな為に、
ついぞ登った事のない、東京タワーに似ている。
「こんにちは~」
と入ると、200円取られる。
取られはするが、その数倍の価値がある、
都市やすらぎ空間である。
なんたって、広い!
18万坪ある!
っと言ったって、わかんないよね。
18万坪を我々日本人に分かりやすい様に、因数分解すると、
36万畳ある。
つまり、6畳間が、6万室ある。
うぅ~む、よけい解らなくなったな。
え~とね、周りをグルリと歩くだけで、一時間かかる。
のんびり歩けば、その
倍かかる。
わき道に踏み込んだりすると、
3倍かかる。
いちいち、書き記してある解説文に感動していれば、
5倍かかる。
さらに、途中の広大な芝生で弁当でも食べれば、
何倍かかるだろう。
よもや、昼寝でもした日には、
昼寝が、夕暮れ寝になってしまう。
実は私、この新宿御苑に36年ぶりに足を踏み入れた。
36年前と、内部状況はほとんど変わっていない気がした。
ただし、何かが違っていた。
それは・・・
樹木の向こうにそそり立つビルディングの群れ・・
んん~まあ、しょあないやね・・
少なくとも、江戸時代の人が見たら、感動するだろね。
「あの尖った天守閣はどこの藩のじゃろか?」