<沈下橋(ちんかばし)> をご存知だろうか?
川の水が少ない時には、その橋は、生活道路として
地域の大切な<道>になる。
一転、増水した折には、水の中に没して、
橋そのものが、崩落するのを防ぐ。
昔の賢人が考え出した、有り難い発明建造物だ。
こんな橋が、私の故郷大分県にはアチコチにある。
至る所にある、と言ってもいい。
車が通れる規模の 沈下橋もある。
そこで上の写真だ。
真ん中が、途切れている。
下流をよくよく見ると、その千切れた部分が
流されているのが分かる。
流されない為に作った沈下橋が、
流されたのである。
何トンもあるコンクリを、濁流が押し流したのである。
へ~
そんで今、修復工事中なんだそうである。
<通行止め>のカンバンがある。
バリケードを張ってある。
「通っちゃ駄目よ!」と言っている。
ふ~ん・・・
通りたいなあ~
格好のチャンスなんだけどなあ~
竹ざおを持って走り、真ん中にグサリと突っ込み、
向こう側に跳び移る。
私が小学校の頃の川遊びは、この
竹ざお跳びが全盛だった。
落ちるとビショ濡れになるので、必死だった。
ちなみに、この落ちた沈下橋、
昨日の<原尻の滝>のすぐ下流にある。
さらに下流に、一昨日の<汽車のトンネル>がある。
麦踏みの足を休め、畑のばあちゃんが、
「川、ハマりよったら、溺るるどぉ~」
(川に落ちたら、溺れるよ)
と、笑われそうである。