将棋が面白い。
将棋のプロが面白い。
将棋のプロは<棋士>(きし)と呼ばれる。
彼ら棋士は、将棋の対戦で、生活している。
勝った負けたで、収入が大きく変る人生を送っている。
勝ち負けという意味では、
スポーツ選手に似ているかもしれない。
だから、当然、対戦は、とんでもなくストレスが溜まる。
だから、対戦後には、酒を飲んだり、
遊んだり。
さあ、その<
遊んだり>の部分だ。
彼ら将棋のプロは、並外れた天才頭脳集団である。
その彼らが、将棋の対局が終わった後、
何をして遊ぶか・・・?
「○○ちゃん、碁、うってこうよ」
ナント!
彼らは、碁(ご)をやろうと言うのである。
<碁>って、将棋と並び称せられる、頭脳全開競技でしょ。
今使った頭を休めるってぇ、考えは無いの?
あなた今、頭フル回転させたばかりでしょ?
将棋も碁も解らない方の為に、例えで説明すると・・
「あ~今日の我がチームの野球の試合、面白かったネエ。
負けたけど、まあいいやね、ほんじゃこれから、
サッカーの試合やろうよ!」
っと、言っているのである。
大工さんが、
「いや~トンテンカンやっと家が出来たね。よし、これから、
そこのトンネル工事をやろうか!」
っと、言ってるのである。
歌手が、ライブコンサートをギンギンにやって
「ウオッシャァ~、お疲れさん!よおし、お口直しに
カラオケ行こう!」
っと、言っているのである。
タクシーの運転手さんが、仕事帰りに、
バスを運転したがっているのである。
例えとは云え、こんな奴いないわな・・と思っていたら、
どっこい、将棋界では、日常茶飯事。
碁はおろか、マージャンに、トランプ、エトセトラ~
ゲームと名の付くもの何でもござれ・・
頭脳を使ったアトに、更に
頭脳を使いたがる。
もう一回例えると・・
野球をやった後に、サッカーをやり、バスケットをやり
ゴルフに興じ、仕上げに、卓球をやる。
まあ、その程度なら、まだ良かった。
しかし、彼らの頭脳の理解出来ない部分はコレだ。
試合(対局)の直後に、<
チェス>で遊ぶのである。
将棋に良く似た、チェスだ。
いくら何でも、ああた・・
そんな良く似た競技で遊ばなくてもいいでしょ!
もう一回例えよう。
プロ野球選手が、試合を終わったアト、
皆に呼びかけるのである。
「おお~い、みんなぁ、ソフトボールやろうぜぇ~」
どうも解らん、天才頭脳の考える事は・・