
昨日、一昨日と、海釣りの話をした。
では、いったい海の中はどうなっているのか?
大いなる興味の元に、さっそく与論島のリーフの外に
潜りに行った。
タンクを担いで、ドッポ~ン!
まずは、水深15mの海底へ。
熱帯魚がウジャウジャいる。
身体の傍まで、寄ってきて群れている。
次に、真っ暗な
タテ穴が、ポッカリ口を空けている場所にゆく。
水深37mまで、ブクブクと沈んでゆく。
やがて、底に辿り着く。
よくよく見ると、そこから、
ヨコ穴が延びている。
これをクグルと反対側のタテ穴に繋がっている寸法だ。
こんなに深いのに、意外と明るい。
ようやく、ヨコ穴を突破する。
上空(?)を見上げると、37mの彼方に、
水面が太陽の光をキラキラさせている。
その時だ。
なにやらドデカイ魚体が、上方でユラリと揺れた。
あれは・・・?
間違いない、以前、水族館で見たことのある、あの魚だ!
<
ナポレオンフィッシュ>
ふわ~見てしまった。
後でスタッフに聞いたら、一年に一回位しか見られないと言う。
ラッキ~
写真を撮ろうと近づこうとしたら、
目の前に、アオウミガメが横切っていくではないか。
ほんじゃ、先にキミを撮ってあげるね。
ん?
そのカメさんの向こうに、キラメク大きな魚体はナンだ?
ひえ~
イソマグロだぁ~
一昨日釣って食ったアイツのお兄ちゃんが、泳いでるぅ~
水中で、釣り糸流したら、釣れないかなあ?
うん、たぶん釣れるな。
試してみようかな?
ん?待てよ・・・
もし、
釣れたらどうなる?
あのイソマグロの魚体は1mはあるな。
20キロはあるな。
きっと、グングン引っ張られるだろうな。
マグロは、水中深く引っ張る性質を持っている。
おいらは、引っ張られる事になるな。
水中では、恐らく奴の方が、
筋肉番付では上だろうな。
以前、スポーツマンNO1で、ボビーオロゴンと
引っ張りアイコをして勝ったイシマルでも、無理だろうな。
しかも、おとといの食事に召された仲間の恨みも手伝って、
渾身の力を発揮するだろうな。
よし、水中マグロ釣りは、やめよう。
決断は早かった。
なあ~んて言ってる間に、ナポレオン君が逃げちゃった。
写真撮れなかったから、似顔絵で・・・
