<めかぶ>
メカブだ。
この季節、私がウインドサーフィンをやっている東京湾の砂浜に
メカブが流れ着く。
流れ着いたメカブを、浪打際で、拾っていく。
海を舞台に漁をしていながら、
拾い歩くなどと言う農業的な収穫をしている。
さて、
メカブとは何ぞや?
答え <ワカメの卵>
ワカメが増殖する為に出来た<生殖器官>と言ってもいい。
(生殖器官という言葉だけで反応しないように!)
その生殖器官が面白い形状をしている。
<ジャバラ>
それも螺旋状っぽいジャバラ。
「え~わかんないよう~?」
という方の為に、例えの表現をすると・・・
ドリルだ。
地面を掘り進むドリルの形状に似ている。
温泉やら、石油などを掘り進むドリルに似ている。
歴史的に似ているモノを探せば、
天草四郎が首の周りに巻きつけているジャバラに似ている。
天草四郎を知らない方には、無理やり理解して貰うしかない。
天草四郎を知っている方には、あの首巻がそのまま
柔らかい茶色の物体になって、
なおかつ、
熱湯の中に放り込めば、
緑鮮やかなジャバラに変身し、
そいつを包丁で叩けば、
ネチョネチョ極まれる芳醇な食べ物になるのサ!
御身体にすこぶるイイのサ。
さあ、早春の海岸に走ろう!
メカブ争奪戦は、すでに始まっている。