
ウインドサーフィンの40才以上のレース、
<ザ・マスターズ>が開催された、その日、
選手たちは、海から浜に上がってくると、
暖かく美味しい飲み物にありつけた。
<ココア>
大量のココアが大きな鍋で温められており、
いつでも、好きなだけ飲む事が出来るのである。
「暖かいココアいかがですかぁ~」
艶やかなココアギャル(?)の呼び声も手伝い、
選手皆、オカワリの手を休めない。
《海、ショッパイ》
《ココア、甘い》
この逆さまの関係が功を奏した。
ひとり、10杯は腹に収めているだろう。
私はそれ以上だった。
90人近い選手と、スタッフ合わせ、100人以上が
ガブガブとココアを流し込む。
海岸一帯が、ココアの香りに包まれる。
そんな大量のココア、どうしたと思います?
お答えしましょう。
片岡物産という、輸入代理店の社長さんが、
イシマルのザ・マスターズの大会に、賛同して下さったのだ。
片岡物産さんは、
あのココアの輸入代理店だったのだ。
ありがとう御座いました。
♪~チョコレートはメ・イ・ジ~♪
三時のおやつは、文明堂。
ココアと云えば、<
バンホーテン>
ココア界のオランダの老舗である。
イシマルが18才、東京に出てきた頃、
ある日、この
バンホーテンにハマッタ。
大きな缶入りのバンホーテンを買ってきた。
作り方にも凝った。
大匙スプーン3杯ほどのココアをカップに注ぎ、
お湯をたらり、
ハシでコネコネかき回すのである。
ペースト状になるまで、コネコネを繰り返す。
その後、暖めておいたミルクを少しずつ注ぐのである。
最後に、
砂糖をガッポリ入れた。
ハマッタからには、ハマリ飲みする18才のイシマルである。
一日に、最低でも5杯は飲んだ。
多い日は、10杯飲んだ。
そんなハマリッ放しの日々が、ふた月も続いた頃だ。
身体がダルイ事に気付いた。
常に、微熱が身体を包んでいる。
鏡を覗くと、まあるい顔がこっちを見ている。
さ、砂糖だ。
砂糖が私を蝕んでいる。
ココアというポリフェノールたっぷりの健康食品を
砂糖づけにして、飲み続けていたのだ。
18才とは、お馬鹿な年代である。
そのお馬鹿な経験が、このザ・マスターズでは役に立った。
砂糖を全く使用しなかったのである。
砂糖を入れなくても、バンホーテンは美味しいと云う恍惚を
証明してみせた。
なぜ、今まで、
海から上がったら、ココア
という図式が思いつかなかったのだろう?
う~む、又しばらく、ハマリそうだなぁ・・・