↑ 鹿児島県、奄美大島を車で走っていたら、
こんな交通標識が現れた。
58号線 と
85号線
裏返しである。
道は、二股に別れている。
どちらに曲がっても、同じ角度でハンドルを回すべき道である。
すなわち、この看板の真ん中に、鏡を置きたくなる道である。
さあ~てこんな数字の道は珍しい。
日本でも少ない。少なくとも、私は見た事がない。
実はこの道は、旅行者泣かせなのである。
なぜか?
プルルル~
これから訪ねる、奄美の友人に電話を掛ける。
「これから、行きたいんですけんど」
『国道を真っ直ぐ来るとね、二股に分れているから、
58号の方に曲がってね。』
「はあ~い」
しばらく、走っていると、なるほど二股が現れた。
え~とどっちだぁ?確か二桁の数字だったよな。
ん?
58と85?
あれ、あいつ、どっちって言ったっけ?
58だっけ、それとも85だったっけ?
あれあれ・・・れれれ?
『○○の方に曲がってね』
曖昧に聴いていても、そこまで行けば解ると安易に考えていた。
連番でない二桁の数字である・・
くらいの認識でよしとしていた。
友人の説明を思い出すと、
何となく、5と8が使われていたらしい雰囲気が、
頭の隅にあった。
しかし、こんな裏返しの数字が皮肉にも、
掲げられているとは思わなかった。
不覚であった。
考えるれば考える程、分らなくなる。
降参である。
又、友人に電話を掛ける。
事の顛末を伝えると、奄美の友人は仰るのだ。
『58と85?言われてみれば、裏返しですねぇ、
でもこっちの人は誰もそんな事気付いていないですよぉ』
いんや、この道路標識を作った方は
絶対気付いている。
この道路を申請した時点で、きっと
ほくそ笑んでいる。
でなければ、この標識のすぐ近くに、
こんな標識を建てない筈だ! ↓
58好きの島