先日、京都は桂川の自転車専用道を走っている時だ。
河川敷に、緑の潅木がたくさん植えてある。
なんだろう?
ここは、宇治市だと、道に書いてある。
ん?宇治?
宇治と云えば、お茶だ。
お茶と云えば、宇治だ。
宇治と云えば、キントキの方には、
又の日にお話しをしましょうね。
お茶と云えば、静岡っと云う方も、ちょっと黙っていて下さい。
通常、日本各地で見られるお茶畑は、斜面が多い。
みかん畑ほどではないが、結構な斜面にお茶の木が
ずらりと並んでいる。
一反、二反と畑が、まるでパッチワークを貼り付けた様に
続いている。
ところがだ、
ここ宇治は平野だ。
平野にお茶畑が広がっている。
だから、少し高い所に登らないと、お茶畑が見えない。
だのに、その高い所である、
山がない。
従って、広大な宇治茶の畑を一望する事が出来ない。
宇治市に行ったのに、お茶畑を見つけられないという・・
現象がおこる。
そこで、川の土手を走る自転車専用道だ。
周りより少し高い所を、風を切って走ってゆく。
お茶畑が次から次ぎと現れる。
もうすでに、八十八夜は終わったらしく、
一番茶は摘まれてしまっている。
そういえば、この川は淀川だ。
いずれ大阪湾に注ぎ込む大河である。
一級河川だ。
その一級河川に、昔ながらの
木で出来た橋が架かっていた。
<やわた橋>
ふむ、京都撮影所の時代劇の撮影で、
しばしばロケ地として使われているナ。
水戸の御老公が、杖をつきながら、渡っていたナ。
確か、<ながれ橋>と呼ばれていたナ。
そんな橋ゆえ、
自転車で渡るのは、とてもおこがましく歩いて渡った。
ところが、長~い長~い橋の向こうから、
何かが走ってくるではないか。
なんと、オートバイだ。
へ~、この橋は、エンジン付きが走っていいのか。
黄門様もがっかりだね。
帰りに、自動販売機を覗いてみると、
様々なお茶が大量に、売られていた。
さすが本場。