
昨日、汗をかかない予防として、水を飲まない話しをした。
それでも、汗は出てくる。
じわりじわりと、肌に染み出してくる。
ところが、役者を長くやっていると、
顔だけには、汗をかかなくなるのだ。
首から下は、びっしょり濡れている時でも、
顔は、涼しい顔をしている。
役者を始めて、まだ間もない頃、そんな話を聴かされた。
「役者たるもの、顔だけは汗かいたらいかんよ」
いかんよ・・と言われても、
どうやったら、顔だけ汗かかないんだろう?
気合だあ~~!
根性だあ~~!
がまんだあ~!
どれも、無理だろうなあ~
まあ、
気合は、多少影響するかもしれない。
そんなかんやで歳月が流れた。
はっと気付くと、撮影中、顔に汗をかかなくなっている。
なぜか?
理由は簡単だった。
撮影時に、メークさんが頻繁に、顔を
はたきに来てくれる。
<はたく>とは、パフで、粉をパタパタやる行為である。
テカリ止めとか、汗予防とか言われている。
あれを、年がら年中やられるのんだから、顔の汗腺が、
<汗出ない仕様> に変化したのかもしれない。
変化させられたのかもしれない。
撮影がスムーズに進むように・・
ならばついでに、
もうちょっと下まで、パタパタやって貰えばよかった。