
さあ、日光白根山に登るゾ!
まずは、ゴンドラに乗って、標高2000mに向かう。
っと、そこには、素敵なモノがあった。
《天空の足湯》
目の前には、日光白根山の岩峰が、ド~~ンとそびえている。
なんだこの山は!
三つの岩の峰が、肩をいからしている。
『山』という漢字は、この山の形の為に生まれたかのようだ。
三本の縦の線が、それぞれの頂きをさしている。
その漢字通りの山容で、最も高い真ん中の縦線が、
日光白根山の頂上である。
「あそこに登るのか!」
登山口で、登山者を震え上がらせたたり、
武者震いさせたりさせてくれる威圧感がある。
この近くに銭湯があれば、
壁絵には、是非この山を描いていただきたいものだ。
そう、『足湯』がまさにソレ。
まるで、誰かが意図して粘土で造り上げたかのような姿である。
先日、尾瀬の燧が岳から見つけた時に、
『デビルマウンテン』・・と感じたのは、間違いではなかった。
登山口からの標高差は578m。
シラビソの森の中、鳥たちの謳歌にうながせながら、
快調に足をかってゆく。
やがて、森林限界をこえた。
そこは、あの岩峰郡の直下。
山の漢字の先っちょだ。
一番右の南峰からとりつく。
ほどなく真ん中、左端と峰を渡ってゆく。
西のかなたには、燧が岳(ひうちがだけ)が双耳峰をみせている。
おっ、アレは、新人ウエタケ君が挑んだ、
武尊山(ほたかやま)ではないか!
山の上から、過去に歩いた山を眺めるのは、最高の贅沢である。
そして、次なる山が見つかる予感・・
ん・・燧が岳の北に見える山は何だろう・・?
おそらく近い将来、その山の上から、
この漢字の『山』を指さしているに違いない。