石丸謙二郎:仕事
2024-02-18T06:03:04+09:00
ishimaru_ken
石丸謙二郎
Excite Blog
ブランド品
http://ishimaruk.exblog.jp/30804786/
2024-02-18T06:00:00+09:00
2024-02-18T06:03:04+09:00
2024-02-13T10:01:41+09:00
ishimaru_ken
仕事
ブランド物に興味がない。
バッグや服など、いわゆるブランド品というモノは知っている。
それぞれの名前も知っているし、「これは〇〇だね」と指摘できる。
なのに、それらにまったく興味がない。
興味がある方には、大変申し訳ないのだが、
ないものを、あるようにするのは、無理がある。
たとえそれらが、どんなに値が張るものであっても、
あえて欲しくないし、貰いたくない。
「アンタになんかあげないよ」
言われても、なんともない。
この状態は、今、そうなったのではない。
生まれてこのかた、ブランド品に惹かれた日々はない。
なぜか、そこは欠落している。
とはいえ女性の方が、ブランド品に惹かれる、
そのこころもちには、興味がある。
ひょとすると、男子がプラモデルやクルマに惹かれたのと、
相通じるものがあるのかもしれない。
(間違ってたらごめんなさい)
ブランド物を買わないとなると、その料金が浮く。
私の場合、それが、旅費に変わる。
移動代に充てられる。
つまり、目に見えるモノから、見えないモノになる。
物体として残るものから、思い出として残るものへ変わる。
「いいえ、バッグだって心に残るのヨ」
と言う方もおられます。
かまいません、それも面白い生き方です。
ブランド品を例にとっているのであって、非難はない。
1;実物があるのが好きなヒト
2;消えてしまうモノが好きなヒト
仮に、ふたつに分類すると、私は圧倒的に、
2のヒトである。
そもそも役者を目指したのも、
すぐ消えてしまう舞台が好きだったからだ。
自分のモノをいっさい使わずに、そこにいられるのも面白かった。
下着だけ履いていけば、役者はなりたつ。
なんなら下着すら準備してもらえる職業である。
《素っ裸》という素材だけ差し出せば、道具はすべて揃えてくれる。
ときには、ブランド品とて身につけられる。
スペシャルカーも運転できる。
見た事もない大きな机に両足を乗っけることだってできる。
元々シンプル好きだった人間が、役者という職業によって、
さらにシンプルを求めるようになったのは、道理だろう。
だからだろうか、飲み物でもっとも好きなものが、
《みず》というのは、ずいぶん安あがりなヒトである。
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自給自足ファミリー2024冬
http://ishimaruk.exblog.jp/30802785/
2024-02-16T05:24:00+09:00
2024-02-16T05:24:05+09:00
2024-02-12T06:28:03+09:00
ishimaru_ken
仕事
いにしえの《ハエ捕り機》
長年、勤めているテレビ番組、
《自給自足ファミリー》
以前は、一年に一回、不定期に放送されていたモノが、
今は、四季折々、つまり春夏秋冬と4回、2時間番組として、
お届けしている。
私も、現地のお宅を訪ね、ナレーションも担当している。
これまで、たくさんのお宅を紹介してきたのだが、
自給自足の考え方自体が、少しづつ変化している。
単刀直入にまとめてみると、
《世の中から離れて暮らす》
から、
《世の中を小さな村にして暮らす》
方向に移行している気がする。
彼らは、決して世の中嫌いではない。
単に、モノを大切にし、できるだけ、
自分でモノを造って暮らしたいと考えている。
となると、《衣食住》のうち、
《住居》は必須であり、二つのパターンに分かれる。
・古民家を借り受ける(買う)。
・自分で建てる。
なかなか自分で建てるのはハードルが高いので、
まず、借りるところから始める方が多い。
とはいえ、相当立派な古民家を借りうける方もいる。
日本中、住みビトが居なくなった古民家だらけである。
住人の親戚が、オッケーさえ出してくれれば、
再生してしまう。
それにかける情熱は、自給自足を始める人たちの、
エネルギーの最たるものである。
時には、ボロボロになった民家を、見違えるほどの、
住みごこちの良い家にしてしまう。
とはいえ、その間、食べるものも自給しながら・・・
《食》は待ったなし。
空気は食えないし、水だけなどサバイバルでなければ、
ありえない。
特に、一日中激しく動き回っている彼らが摂取したいカロリーは、
都会の人たちを遥かに超える。
常に食べ続けている。
なのに、彼らは、太っていない。
だからといって、痩せ、ではない。
ムキムキではない理想的な身体をしている。
動ける身体と言っていいだろう。
面白いのは、彼らは、ダイエットも、スポーツも、
する気がない点だ。
嫌いなのではない、そんな時間も、労力も使うヒマがない。
テレビすら観るヒマがない。
そんな彼らが、テレビに出ている。
《自給自足ファミリー2024冬》
2月18日(日) 18:55~20:55
BSテレビ東京 どじょうだって、天然モノ!(イシマルが捕まえた)
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奇人たちの朗読会
http://ishimaruk.exblog.jp/30780213/
2024-02-03T05:05:00+09:00
2024-02-03T06:31:11+09:00
2024-02-02T08:16:18+09:00
ishimaru_ken
仕事
《奇人たちの朗読会》
後藤ひろひと作演出
2月4日(日曜)公演、大阪にて。
(ホームページに掲載)
たった一回だけの舞台公演である。
後藤ひろひとなる作演出家とは、25年前に出会った。
風貌が、サルバドール・ダリのような、ヒゲを生やし、
あまりお近づきになりたくないと思った。
ところが――
ひとつ舞台を過ごす時間を経て、その才能に感化してしまった。
基本的に、メルヘンのエンターテイナーである。
と、表現すると、ディズニー的に思われるかもしれない。
ディズニーは動物が大好きだが、彼は、虫好きである。
自宅でカブトムシのふ化をしている奇矯な方である。
そして、高所恐怖症。
そんな演出家が、ディズニーのように、
虹の彼方に空を飛んだりできる筈もなく、
センスある奇ッ怪ィな世界をつくりだす。
それとて、笑いの世界には違いない。
なんといっても、作家として吉本興業に所属している、
山形県人である。
なぜ、東北の出身者が、東京をとびこして、
大阪へ旅立ったのだろうか?
最近風貌が、ダリのピンと跳ね上がったヒゲを、
キープできなくなった。
色も黒から、まだら白に移行している。
ただし発想は相変わらずで、面白い。
今回の舞台は、女優秋本奈緒美も参加し、
麗しき味をみせてくれる。
彼女も、後藤ひろひと信奉者のひとりだ。
みずから「舞台に出させてください」と、
まだヒゲがダリ状の後藤ひろひとの元へ押しかけた熱狂者だった。
余談だが、秋本奈緒美とは、2時間ドラマでしばしば共演している。
作品によって、どちらかが、どちらかを殺害するという、
痛ましい役を演じあっていた。
「あの時の(ドラマ)は、どっちが殺したんだっけ?」
喫茶店では、声を秘そめなければならない会話ばかりしていた。
舞台としては、今回が初共演となる。
さて、いかがなりますやら・・・
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レールのぶんちん
http://ishimaruk.exblog.jp/30709484/
2024-01-22T05:38:00+09:00
2024-01-22T05:38:15+09:00
2024-01-19T06:13:22+09:00
ishimaru_ken
仕事
正月に《かき初め》をした時に、習字紙を押さえる為に、
《ぶんちん》を置いた。
金属でできた平たい棒である。
ふと夕べ、我が家にも《ぶんちん》があるのを思い出した。
写真のおかしな形をしているモノは、たぶんアナタも知っている形。
レールである。
レールを切ったモノ。
これは、北海道の紋別郡《滝上町」(たきのうえまち)に走っていた、
列車のレールである。
過去形で述べた線路は、《渚滑線》しょこつせんと云う、
30数年前に廃線になった鉄道である。
北海道の樹木の運搬に役目を担っていた。
それから幾星霜――
いまだに廃線となった道がわずかに残り、鉄道ファンには、
うるわしき線となっている。
その線路のひとかけを、ぶんちん(文鎮)として頂いた。
滝上町(たきのうえまち)とは、芝桜の発祥の町でもある。
いまでは、日本中のアチコチで見られる芝桜であるが、
ココのは、ちと違う。
なんたって広大な《斜面》に咲かせているので、町から一望できる。
他の芝桜が、展望台をつくって見おろしたり、
その中を歩いたりするのに対し、
「見あげる」のである。
まだ半年ほど先の芝桜であるが、行ってみたい。
北海道の中でも、かなりハテに近い。
その分、人の柔らかさにふれたひとときであった気がする。
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世界の車窓からカレンダー
http://ishimaruk.exblog.jp/30683508/
2024-01-16T05:21:00+09:00
2024-01-16T05:21:14+09:00
2024-01-14T06:24:26+09:00
ishimaru_ken
仕事
《世界の車窓から》のカレンダー。
独自のカレンダーを長年拵えて、私もいただいている。
そこに使われている写真は、車窓ディレクターが現地で撮影したもの。
パシャリ
映像撮影の合間に、カメラをかまえる。
なかでも、車窓初代の狩野(かのう)ディレクターは、
自ら写真集を出すほどの腕前。
その中から、厳選された一枚を選ぶのだから、
このカレンダーの美しさははかり知れない。
ただしこのカレンダーは非売品。
印刷数も少ない。
我が家の棚を見ると、歴代のカレンダーが並んでいる。
その中の一枚をめくってみると、
日付に〇が付けられ、《休み》の文字が。
はは~ん、正月休みを、ここからここまでと示している。
31日~3日
思いのほか短い。
そんな年もある。
長く休みをとりたいのは、誰もが思う。
だからだろうか、年末の仕事納めが済むと、次の日の早朝から、
旅に出発する。
いや、納めが終わるやいなや、その足で出かける時すらある。
ところが、帰りはそうはいかない。
ギリギリに戻って、そのまま現場入りとはいかない。
気持ち的にはそうしたいのはやまやまだが、
飛行機だの、列車だのが、思い通りに動いてくれるとは限らない。
少なくとも一日の余裕をみておきたい。
そして、一日前に帰ってくる。
これはこれで楽しい。
余裕という気持ちが湧き上がる。
家のポストをあけるのも、楽しいひとときだ。
なんなら、これから日帰りでどこかへ出かけようかと考える余裕。
そして、私の場合、出かける。
近場の山を往復してくる。
帰りにプールに寄り、漁港で魚をゲットして帰ってくる。
ということで、刺身ができたので、友人がやってきて、
新春飲み会が始まる。
「まだ休みが終わってないじゃないか!」
その指摘はあたっています。
次の日から、新年が始まるのでありました。
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お馬鹿テン 仕事編
http://ishimaruk.exblog.jp/30507343/
2023-12-29T05:26:00+09:00
2023-12-29T05:26:14+09:00
2023-12-07T08:29:18+09:00
ishimaru_ken
仕事
~~~お馬鹿テン 仕事編~~~
2022年
《なぜ山に登る》 9月17日《電車?》 9月20日
《ゆるキャン》 9月30日
《タバコをやめてから》 11月16日
2023年
《ネットバンキングとホシガラス》 1月17日
《夜中のこわ~い話》 2月28日
《房州アルプス整備登山》 3月 8日
《趣味はなんですか?》 5月 2日
《ホールインワンは偶然か》 5月 5日
《先ほども言いましたようにオジサン》 5月20日
《列車通勤VS車通勤》 6月19日
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大根役者の暮らし方
http://ishimaruk.exblog.jp/30495503/
2023-11-29T06:43:00+09:00
2023-11-29T06:43:15+09:00
2023-11-21T06:45:22+09:00
ishimaru_ken
仕事
昨日、ダイコンを干している写真をのっけた際、
ドキッとしてしまった。
《大根役者》の語源をこれまで、なんどか披露してきた。
・「いくら食ってもあたらない」(芝居があたらない)
・「すぐおろされる」 (役をおろされる)
っと、この二つを並べ書きしたものだった。
しかし、もう一つあるのを発見した。
・ダイコンは干される (仕事がなくなる)
この三つで、三拍子そろって、大根役者と呼ばれるのだ。
だが、ダイコンにも反論があろうというもの。
「ぶりダイコンや、ふろふきダイコンのように、
他人(よそ)さまの味を吸うのが上手」
おでんなんて、その最骨頂の吸い方をしている。
《ひとまかせ》
ズルい調理法である。
自らは、ただ白いだけで、なんの取柄もありゃしない。
相手次第で、変幻自在。
いいとこ取りして、知らん顔している。
台所事情としては、
「安い、うまい、はやい」
吉野家みたいな食材である。
・迷ったら、スリおろせばいい。
・そのくせ、食べ過ぎても、腹は下さない。
・余ったら、お日様に干せばいい。
時折り、上に付属している葉っぱが好きなヒトがいて、
葉っぱ付きのダイコンを、道の駅あたりで仕入れて帰る。
刻んで炒めたり、味噌汁に入れたり、
あの苦味がいいと言う。
ダイコンの利用価値は、本体だけでなかった。
付属するモノがチカラを発揮する場合もある。
むしろ、ソッチこそが好きという輩もいる。
だから、葉っぱだけを売っている店すらある。
「コレは付属品だから、安いヨ」
入れ物の段ボール箱にマジックで宣伝文句が書いてある。
パン屋さんで、
《パンのみみ》がタダ同然で売られているのと似ている。
パンのみみも、ダイコンの葉っぱも、
マニアにはタマラナイ食材だ。
大根は、そういう方たちのおかげで、世を暮らしている。
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朝起きたら
http://ishimaruk.exblog.jp/30476833/
2023-10-31T05:51:00+09:00
2023-10-31T05:51:02+09:00
2023-10-26T21:53:50+09:00
ishimaru_ken
仕事
この10日間、8回飛行機に乗っている。
搭乗日には、早朝起きたらまず、
テレビをつけ天気をチェックし、録画しておいた番組を見ながら、
朝食をパクつく。
番組とは、
《メーデー飛行機事故の検証》
飛行機が墜落したり、暴走したりがなぜ起きたのかを、
実録風に俳優を使って、ドキュメンタリーにしてある。
「なにも飛行機に乗る日の前に?」
いぶかしがる方もおられるが、覚悟の為である。
飛行機は怖くない。
相当揺れる時でも、冷や汗程度で済んでいる。
窓から、眼下の地上や雲を眺めているのが好きだ。
だから窓側の席が予約できなかった時は、
本の読書の世界に入る。
入るものの、すぐに眠くなってしまう。
これは、列車に乗った時も同様で、困った習慣が身についた。
グゥグゥ・・・・・
機内では、3回起こされる。
「機長です。ただいま兵庫県の上空を通過し、順調に・・」
順調ならば、連絡してくれなくても構わないのだが、
報告をしなければならないらしい。
キャビンアテンダントにも起こされる。
「まもなく機は下降に入ります。今の内にトイレなど・・」
起きて目の前を見ると、前の席の背中に張り紙がある。
「お目覚めですか?お飲み物など・・・」
お決まりの張り紙なのだが、もしこれまで貼られていた紙を、
全部集めたら、分厚い日めくりカレンダーができるだろう。
「間もなく着陸態勢に入ります、お使いの背もたれ・・・」
いつもの注意が続く。
「背もたれとテーブル、足置きを元の位置に・・・」
このアナウンスを聞くたびに、ふとイタズラ心が湧いてくる。
もし、わたくしがキャビンアテンドだったら・・・
「まもなく着陸態勢にはいります。ファーストクラスのお客様、
お使いのベッドを元に戻し、
足湯のスイッチをお切りください」
こんなアナウンスが流れたら、後部座席から、
怒号が生まれるだろうな。
「あんだと!足湯ってなんやネン!」
ただし、フラットベッドはある。
コロナの間、飛行会社では、海外用の飛行機を、
国内便に使っていた。
いまでも、それが使われている。
たま~にであるが、その機に当たると、
いわゆるビジネスクラスのチェアに座れる。
イスが完全にフラットベッドに動かせるのである。
すると、当然、興奮する。
たったⅠ時間のフライトなのに、
真っ平になったベッドに横たわり、
眠れるハズもなく、音楽やテレビやゲーム機などを、
いじりまくっていると・・・アテンダントの声。
「お客様ぁ~そろそろ着陸の時間が・・・」
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よく動くヒト
http://ishimaruk.exblog.jp/30475092/
2023-10-28T05:59:00+09:00
2023-10-28T05:59:02+09:00
2023-10-24T16:01:10+09:00
ishimaru_ken
仕事
この10日間、私の動きは忙しい。
8機の飛行機に乗り(つまり4回の行き帰り)、
その間、バス、自動車、船などだけでも、
合計800キロの距離を走る。
やたら移動しまくる。
その中の徒歩歩きは、計算にいれていない。
これはこれで、面白いのだが、
10日間すべて仕事動きではない。
プライベートな休日もある。
せっかくの休みなのだから、家でジッとしていればいいと考える。
昼寝したり、録画したテレビを観たり、本を読んだりすればいい、
と考える・・・ふつうは。
ところが、なぜか私は動き回る。
早朝から、海に出て釣りをし、自転車で走り、
ミカン狩りツアーに参加したり、
魚屋巡りをしたり、
友人たちをよんで、魚パーティをしたり、麻雀をしたり、
ゴルフの打ちっぱなしに行ったり。
むしろ、休日の方が、あわただしい。
「よせばいいのに」
助言する人もいるが、目が覚めると動きたくなるのだから、
性分だと、あきらめている。
「疲れないんですか?」
問われる。
もちろん、疲れる。
となると、いかに眠るか。
眠り――
脊椎動物は、すべて眠る動物である。
最近の研究では、無脊椎動物も眠ることが知られている。
中でも、クラゲの眠りが、画期的な発見につながっているらしい。
眠るには、《脳》が関係している。
ところが、クラゲには中枢神経である脳がない。
全身が神経系だけで、統括されている。
そのクラゲが眠る。
となると、生き物の進化の歴史の中で、
《脳》より先に、《眠り》が生まれたことになる。
イシマルを育ててくれた演出家つかこうへいをして、
「イシマルは、脳みそまで筋肉でできている」
と言わしめた私の脳みそは、よく眠れる機関である。
動けば動くほど、よく眠ってくれる、良い奴である。
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乗降者は中二階あけましょう
http://ishimaruk.exblog.jp/30468319/
2023-10-17T05:29:00+09:00
2023-10-17T05:29:03+09:00
2023-10-15T09:31:53+09:00
ishimaru_ken
仕事
「乗降者は中二階あけましょう」
とある会社の従業員エレベーターに貼ってあったモノ。
なにげなく読んだ。
「中二階」を「ちゅうにかい」と読んだ。
「ちゅうにかい」とは、たとえば、3階と4階の間にある、
中途の階のことだと、考えた。
それを「あけましょう」と勧告している。
一瞬のことだが、中二階にある隠し扉を思いうかべ、
ソレをそぉ~と開けようとしている自分の姿が、そこにあった。
中に何があるのだろうか?
その昔の城の天守閣には、
《中二階》だの《中三階》だのがあって、
弓や刀を持った武士が隠れていた部屋があった。
押し入って来る敵を、息をひそめて迎え撃つ役割だ。
まさか、現代の会社のビルにそんなモノはないだろうが、
いや、ひょっとしたら、あるのかもしれない?
社長を逃がす為の、秘密の通路があるのかもしれない。
あるいは、脱税の資料がたんまり積んであるのかもしれない。
ブルース・ウィリスの通勤路かもしれない。
トム・クルーズも好みだと聞いた。
そんな不埒が考えが、一瞬浮かんだ。
つまり、エレベーターの中で、文字を見た瞬間、
降りるまでの時間、そんなややこしい事を考える。
もっと高尚なことを考えるべきなのだが、
性格がいいかげんなので、妄想の世界に入り込む。
ジャッキーチェンは、さして必要ないだろうし、
スティーブン・セガールは身体が大きすぎて、抜けられないナ。
そして降りるだんになって、《中二階》の本来の意味を悟る。
今いる場所が5階だとしたら、「中、二階をあける」のだから、
(6,7階をあけて)
8階より上なら、エレベーターに乗ってよい。
下方には、2階以下なら乗って良い、となる。
《乗降者は中二階あけましょう》
この言葉だけで、すべてを理解しなければならない仕組み。
初めて見た張り紙なのだが、コレは常識の張り紙なのだろうか?
ビルに努める会社員は、良く知っている張り紙なのだろうか?
車内則とかで、定められているのか?
ひょっとすると、たくましいアスリート会社によっては、
《中三階》、《中五階》とかあるのだろうか?
そもそも、一階の乗り場に、
「3階までは階段を使いましょう」
と書いてあったモノを、途中階用に、
誰かがひねり出した文章と思える。
谷川岳に登る為に、上越線の土合(どあい)駅に降りると、
地上に出る為に、462段の階段を登らなければならない。
すると、おおきなザックを背負った登山者が、ぶぅぶぅ文句を言う。
「ぁんだよぅ~こんな長い階段つくりおってぇ~」
彼らはこれから、谷川岳の岸壁を標高差1500m以上、
階段よりきつい傾斜を登る人達である。
なのに、なぜか文句をたれる。
人工の階段は別問題だと感じているらしい。
その気持ちが理解できるので、とても面白い。
たぶん彼ら登山者が、先ほどのビルのエレベーターにある、
件の表示を見たら、言うだろう。
「エレベーターなんか使わないヨ、たかが10階分だろ」 谷川岳のお隣の八海山
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羽田空港駐車場の混雑
http://ishimaruk.exblog.jp/30466181/
2023-10-14T05:48:00+09:00
2023-10-14T05:48:14+09:00
2023-10-12T07:50:48+09:00
ishimaru_ken
仕事
「う~~む、困った」羽田空港の土日の駐車場は混む。混むのは覚悟しているのだが、程度がきつい。駐車場が空くのを待つ人は考える。 空港の駐車場の車がいなくなるのは、どこかから飛来した飛行機から降りたドライバーが、一台車を出せば、一台中に入ることができる。2台出れば、2台は入れる。この当たり前の事を理解しているが、入庫待ちをしている車の長い列を見ていると、ほとんど前に前進しないので、ひょっとしたら、飛行機は飛来していないのではないかと、疑心が湧く。 時間はどんどん過ぎてゆく。自分が乗る飛行機の搭乗時間が、せまってくる。かなり余裕をもって羽田に来たつもりなのだが、2時間前では、遅かったかもしれない。いまや、3時間、4時間前に来なかったことを後悔し始めている。このままでは、飛行機に乗れないのではないか?車をほおって、搭乗口に向かう訳にもいかず、だからと言って、並んだ列から脱するのも、キチキチで難しい。仮に、この列から脱しても、他も満杯である。
以前、国際線の駐車場にも行ってみたが、そちらも満杯だった。この状態では、おそらく乗り遅れている人が、たくさんいるに違いない。みんなどうしているのだろうか?「駐車場予約システムがありますよ」うむ、教えて貰って、ネット申し込みを覚えた。しかしながら、土日は、一カ月前でも、予約はすでに満杯だった。
列の長さ、50mほどの所で、係員の方が呼びかけている。「90~120分待ちになります」以前、コレを聞いて、すぐに羽田を脱出して、都内のとある駐車場まで車を置きにいった。そのあと、電車で向かったのだが、ギリギリのタイムであった。まだ乗り遅れたことはないが、飛行場の駐車場空きの待ちは、誰かが飛行機で飛来しなければ、自分が入れないという、トコロテンにも似た、押し出し式である。すると、こんなことを言いだす人がいる。「わたしゃネ、朝ごはんを食べるとすぐに・・・」下品でごべんなさい。
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飛行機から
http://ishimaruk.exblog.jp/30430999/
2023-09-10T06:00:00+09:00
2023-09-10T06:02:56+09:00
2023-09-01T09:01:53+09:00
ishimaru_ken
仕事
空から、つまり飛行機の窓から眺めていると、
地表までの距離を感じるようになる。
高度10000メートルとは、10キロのこと。
巡航飛行では、この辺りを飛行機は飛んでいる。
機長が、3万フィートと言えば、3分の1にすれば、ほぼm。
横方向の10キロはおおよその見当がつく。
しかし、縦方向の10キロを感じられるだろうか?
高さを真下を見ながら感じるようになって、人類は、
まだ100年もたっていない。
海の深さを真下を見ながら、感じてきたが、
透明度は最大50mが限界だ。
空の深さはどうだろう?
10キロ真下には、山々があり、道路があり、家々があり、
車が走っているのが見える。
特にトラックやバスは良く見える。
人・・・はよっぽど奇抜な動きをしていない限り、見えない。
奇抜とは、特殊な色の服を着て、
時速30キロほどで駆けているとかだ。
それも、運動場とかゴルフ場とか単色の所に限る。
さて、人工衛星が飛んでいる高度100キロはどうだろうか?
その昔、ソ連の宇宙飛行士が、大地を走っているトラックが、
肉眼で見えたと証言した。
事実だろうが、よほど目が良いか、あるいは、
「あそこに走っている」と決めてから、
目のピントを合わせるかしたのだろうと推する。
100キロとは、水平で言えば、だいたい、
新宿都庁から富士山と考えればよい。
大阪から鳴門海峡でもいい。
博多から阿蘇山ほど。
札幌からなら、富良野まで。
東北だと、盛岡から秋田の距離である。
今書いたのは、測ったのではなく、私の距離感に過ぎない。
つまり、水平距離には、カンが働く。
長い間に培ったカン。
このカンを、つい直距離で鍛えようとしている。
飛行機の窓にべったりと張りつき、真下を見ている。
「アレは、琵琶湖大橋だな」
「おっ、宮島の朱の鳥居じゃないか」
「江の島に向かう江ノ電が走っているゾ」
それらの大きさが分かっているので、距離感が高まる。
これまで3000m級の山に足しげく登っているので、
3キロまでの垂直距離感覚は養ってきた。
そこで、10キロの感覚を、徐々に養い中である。
なんの為か?
・・・・・さあ?
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その男 晴れ男
http://ishimaruk.exblog.jp/30430972/
2023-09-09T05:37:00+09:00
2023-09-09T05:37:03+09:00
2023-09-01T08:12:35+09:00
ishimaru_ken
仕事
今日は、「アンちゃん」と呼ばれる、
旅番組撮影スタッフを紹介しよう。
5年ほど前から、大分県をふらついている。
県内のアチコチに、アトランダムに動いている。
目的地を決めず、気になった場所に向かう。
列車に乗るときもあれば、車で向かう時もある。
旅番組とは、前取材をして、現地の方にオファーをして、
赴くのがセオリーだ。
でないと、成り立たない。
突然来られても、来られた側が、困る。
なので、長い間、テレビ界では、
オファーが当たり前となっていた。
《石丸謙二郎の大分彩発見》
この番組を撮ろうとするスタッフはビビっている。
撮影とは、撮れ高(とれだか)が大切である。
撮れの質と量が足りないと、親方(プロデューサー)に叱られる。
叱られどころか、首を覚悟しなければならない。
その状態で、ロケに挑むのだが、
イシマルは、田舎の誰もいない道をただただ歩く。
相当歩いても、誰も出くわさない。
つまり、事件も出会いも起きない。
スタッフは本気でビビる。
(首!)
そんな時、不思議な事になにかが起こる。
誰かが現れる。
(スタッフにとっては、救世主とも言えるその方)
実は、イシマルはその方を、待っていたのである。
誰にも何にも促されずに現れるその方とお話をしたい。
「偶然の邂逅」を大切にしたい。
そうそう、ここに冒頭の「あんちゃん」が登場する。
ロケとは、晴れが望ましい。
とにかく晴れていさえすれば何とかなる。
さほど、晴れを望んでいる。
そんな時に、私の特殊能力が後押ししている。
《究極の晴れ男》
番組が始まって、ずっと晴れを続けていた頃、
スタッフに新たな新人が現れた。
「アンちゃん」と呼ばれる男子。
撮影初日から、雨予想の日に、なぜか晴れた驚きに当たった。
その後、毎回、大雨予想の日になぜかロケがあり、
その度に、アンちゃんは奇跡というべき晴れを見た。
「大分は県全域で大雨警報が出ています」
アナウンサーの声を聞きながら、ロケ現場に向かう我ら。
ロケ車のワイパーは最高速でバタバタ振りっぱなし。
ところが、現場に到着すると、雨粒はなくなる。
そんな驚きの現象を、アンちゃんは何度も見てきた。
この2年間、5回以上見てきた。
「奇跡です!」
簡単に使ってはいけない言葉を、5回以上使ってきた。
先日はロケ出発の時、はげしく動くワイパーを指さしながら、
「とうとう晴れ男伝説もおしまいですね~」
これみよがしに、アンちゃんは人差し指をふっていた。
やがて、ロケ車は到着するのだが、
果たして、空の一角に青空が現れ、ワイパーが止まる。
繰り返されたあの言葉が、あんちゃんの喉から吐かれる。
「き・きせきです!」
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朝食バイキングのこころ
http://ishimaruk.exblog.jp/30429519/
2023-09-06T05:10:00+09:00
2023-09-06T05:10:04+09:00
2023-08-30T08:12:31+09:00
ishimaru_ken
仕事
ホテルの朝食バイキングとは、
「好きなモノを好きなだけ食べてください」という意味である。
この文脈を、自由に解釈している人がいる。
「好きなモノを」というワードを、「ぜんぶ」と捉え、
「好きなだけ」という部分を、「たくさん」とわざと間違っている。
そうすると――
「ぜんぶ、取れるだけたくさん食べてください」と解釈する。
そこには、《適切》だとか、《ひかえめに》などという言葉はなく、
むしろ、《大胆に》だの《イナゴ》だののワードが浮かんでいる。
イナゴというのは、辺りかまわずすべて食いつくすイメージがある。
さほどでないにしても、イナゴが提示されるほど、
朝は腹が空いている人種もいる。
(今朝は、控えめにしとこう)
朝食券を片手に、会場に現れてみると、
きらめかんばかりのご馳走の数々――
エレベーターの中で、戒めた「ひかえめ」は簡単にふっとぶ。
バットを抱えて、片っ端から摂り込んでいく。
最初に確認しておくが、この場は、競争ではない。
映画の刑務所のシーンのように、与えられる場所でもない。
相撲部屋のように、たくさん食べることが仕事でもない。
なのに、なにかに急き立てられている。
(もう充分)
心の中では、ブレーキがかかっているのに、
手はかってに動いている。
トングやヒシャクが大活躍!
スプーンも何種類か獲得した。
本日のジュースは、ひとつのコップに、
オレンジ、リンゴ、カボス、グレープフルーツ、
4種の果物を搾りとった。
そして、今朝は自分をエライと思った。
控えめを実践したのである。
それは・・・・・
カレーライスを食べなかった。
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ホテルの忘れ物
http://ishimaruk.exblog.jp/30401556/
2023-08-01T05:25:00+09:00
2023-08-01T05:25:28+09:00
2023-07-28T18:27:30+09:00
ishimaru_ken
仕事
ホテルに忘れ物をする。
毎週泊まる宿であれば、次の時に渡してもらえる。
しかし、そうでない時は、送ってもらう事になる。
煩わしいものだ。
特に、送り賃の方が、明らかに高いモノの場合、
迷ってしまう。
その代表格が、コレだ。
《三叉コンセント》
パソコンをはじめ、スマホだの、その充電器だのの為に、
コンセントが足りない。そこで、ミツマタを持ってゆく。
そして忘れてくる。
「忘れる」という表現は、正しくない。
チェックアウトの際、《当ホテルの備品》だと、
思い込んでしまうのである。
これが一回だけ忘れたというのなら、いい。
前回も、前々回も、そして今回も、
アッチのホテルでも、ソッチのホテルでも、
連続して忘れるようになると、
自分の指で自分の顔を指さすようになる。
(意味が分からない方は、やってみると分かります)
おそらくこれまで、10や20の忘れではきかないだろう。
その度にコンビニか薬屋でミツマタを買う。
なまじっかどこでも売っているようになった為に、
忘れるのかもしれない。
まるでホテルの電気関係の仕入れ業者兼工事人のようである。
たいがいのホテルでは、お客の忘れ物は取っておいてくれる。
しかし、ミツマタはホテル側も、備品と勘違いしているフシがある。
ええい、どっちか分からないので、このままにしちまえ!的に、
知らぬ存ぜぬを決めている。
それはそれで構わない。
「忘れてますよ」と連絡をいただいても、返事のしようがない。
送ってもらっても、さほど嬉しくない。
言ってみれば、雨の日のビニール傘と同じ感覚かもしれない。
「忘れてましたよ」
お店から問い合わせがあっても、どうしようもない。
つまり、ミツマタとビニール傘は、天下の周りものということで、
お話しは、おしまいおしまいぃ~~
さあ、出かけましょう!
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