カテゴリ:スポーツ( 1005 )
落石注意の山道を行くと
 私が岩に登ろうとしている。
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この直後、もし、岩が崩れたとしたらどうなるだろう?
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こんな事になったあげく、道を塞ぐかもしれない。
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 (私が崩したワケではない)
道路の崩壊は、山では日常茶飯事である。
修復する方たちがいなければ、
地図に道が載っていても、通行できない。
カーナビが、「お薦めルートです」と強引に導いても、
通行不可である。

たとえば、本日最初にその道を通行していた車が、
自分だったとして、
こんな状態だったら、どうだろう?
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この岩を動かせるだろうか?
もちろん谷底に落とすのは違反である。
道のはしっこまで、うんこらしょと運ばなければならない。

こうやって落ちているのならまだしも、
道上にあるという事は、
「昨夜のうちに落ちてきましたヨ」
と胸を張って証明しているようなものだ。
いや、ついさっき落ちてきたのかもしれない。
っという事は、今落ちてきても不思議ではない。
常に落石の危険の中で、山道を進まねばならない。

登山に行く時は、山を登る危険とともに、
岩が我が頭上にふってくる恐怖を乗り越えなければならない。
車の場合、
滝田隊員のように、行きも帰りもただ眠っている人は、
怖くもなんともないだろうが、
私の様に、目と耳を最大限、尖らせて運転している者としては、
山道は、その恐ろしさと美しさを両天秤にかけて、
なんとか吊り合っている
微妙な心持ちなのである。

運を天に
その言葉は知っている。
知ってはいるが、肝心のその、

天から岩がふってくるんでネ。
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by ishimaru_ken | 2018-12-09 05:54 | スポーツ
ハガネの心臓を持つ隊員
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 昨日の、心臓の話で、思い当たった事がある。

ヨウコ隊員の心臓の鼓動が遅いと述べた。
遅いレベルではなく、一分間に40回しか心臓が動かない、
いわゆるスポーツ心臓だという話だった。
そういう心臓は、マラソンに有利であるが、
短距離では不利なのではないかと、考えられる。
エンジン(心臓)の回転数をあげるのに、時間がかかる話だ。
そこで、ふと思い立つ。
山の中を登っている最中、
ヨウコ隊員の悲鳴を聞いた覚えがない

木の上から、毛虫が落ちてきた時でも、
「ふん」
一言である。
驚いているのか驚いていないのか分からない。
突然、目の前にカモシカが現れたりした時でも、
「ワァッ!」と騒ぐ、私や滝田くんを尻り目に、
「ほおぉ~」
感心しているばかりだ。

これまでは、肝が太いとか、動じない性格とかで済ませてきたが、
実は、性格などではなく、これは、
心臓の問題じゃなかろうか?
ようは・・
突然の変化に対し、心臓が反応がしきれていない
昨日のサイレンの例えにあるように、
すぐに回転があがらない。
よって、驚くべく為の心臓の心拍数があがらない。

我々は、「あ~驚いたぁ~!」と胸を触る。
「うわっ、ビックリした!」とやはり心臓のある胸を触る。
あるいは、「ドキドキしたよぉ~」と、胸をかかえる。
いずれも、心臓の心拍数が急激に上がった為に、
心臓大丈夫かな?と心配して、胸を触っているのである。

ところが、ヨウコ隊員の場合、
その心臓が早鐘を打つことがない。
よって、ワァッもドキドキも起きないのではないか。
おそらく、山道でクマに遭遇しても、
「ほお~」で、しまいかもしれない。
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by ishimaru_ken | 2018-11-29 05:50 | スポーツ
ハーレーの心臓を持つ隊員
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 昨日、ハーレーの心臓を持つヨウコ隊員の話をした。
山の中を歩いている時、
スピードを急に上げたり下げたりする私についてこれない話だ。
っと、その時、あのスポーツに思い至った。

《マラソン》
マラソンランナーは、スポーツ心臓をしている。
おおむね、心拍数が低い。
一分間に40くらいはザラだときいた事がある。
ちょうどヨウコ隊員と同じ数値だ。

彼ら彼女らが、マラソンのレース後に語る話がある。
「スピードの上げ下げに苦しみました」
「最後のトラックでのダッシュが効きませんでした」

これだ!
心拍数が低い人にとって、心臓の回転数の上げ下げは、
難しいのだと察する。
例えをしてみよう。

 手で回すサイレンをご存知だろうか?
 ハンドルのようなものが横にあり、
 それをグルグルと回すのだが、最初の初動に力がいる。
 ウ~~~ウ~~ウ~
 頑張って回していると、だんだん回転が増してくる。
 ハンドルも軽くなり、サイレン音も高くなる。
 そこで止めようとする。
 しかし、いったん回りだしたサイレンはなかなか止まらない。
 手で思いっきりブレーキをかけ続けてやっと、
 スピードが落ちる。
 へたすると、ほおっておかなければ止まらない。


これと同じ事が、
マラソンランナーの身体に起こっているのではないか。
まさにヨウコ隊員に生じた現象しかりである。
マラソンランナーに、
「人は、突然ダッシュしたり、突然止まったりできる」
と言ったら信じて貰えるだろうか?

ヨウコ隊員には、登っている最中に、こう言われる。
「休憩地点が決まったら、10秒前くらいに教えてください」
心臓の回転数を落とす準備をするのだそうだ。
ふ~~ん
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by ishimaru_ken | 2018-11-28 05:05 | スポーツ
ハーレーダビッドソンの隊員
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 我らイシマル隊が山に登る時、隊員は私のペースで歩く。
その中で、以前から、
おかしな歩き方をする隊員がいるのが気になっていた。

 『ヨウコ隊員』

山の中では、私が歩くスピードを意図的に変える場合がある。
たとえば、前にいるパーティを抜こうとすれば、速足になる。
雨がきそうな時も速足になる。
逆に、景色がひろがったり、お花畑ではゆっくりとなる。

さあ、そんな時だ・・
速足で歩いている私が、突然足をとめる。
すると、後ろにいたヨウコ隊員は、とまる事が出来ずに、
追い越してゆくのである。
なぜなんだろう?
これまで不思議でしょうがなかった。

 「なんで追い越しちゃうんだぁ?」
 『急にはとまれない』
 「・・?」

ヨウコ隊員は、心臓の鼓動が遅い。
一分間に40打つか打たないか。
いってみれば、大型エンジンを搭載している。
バイクでいえば、ハーレー。
ドッドドッド
動き出すには初動がゆっくりなのだが、いったん走り出すと、
馬力がある分エンジンの回転がとまらない。
そう・・
ハーレーと同じで、突然のブレーキや減速が苦手なのである。

私は、心拍数120くらいで急坂を上っている。
バイクでいえば、50cc。
ギャ~~~~ン
ヨウコ隊員は、心拍数50ほどしか上げてない。
ドッドドッド

こう考えれば解りやすい。
私の50ccは急にふかしたり、急に緩めたりが出来る。
しかし、1500ccのハーレーは、
急激なアクセル増減は得意でない。
ゆえに、私が突然とまると、
まだまだエンジンが回転しているヨウコ隊員は止まれずに、
タッタッタッタ・・追い越してゆくのである。
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by ishimaru_ken | 2018-11-27 06:00 | スポーツ
皇海山の林道
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 《皇海山》すかいさん 2436m
群馬県と栃木県の堺にある日本百名山。

上越あたりの山に登ると、東の方角に、
ピラミッドのように頭を突き出した山が見える。
周辺の山の頂上から、ソレが見える。
あの山は何だろう?
常々、気になっていた。
ならば行こう!
ってんで、新人ウエタケ君を誘って、彼の車で向かった。

この皇海山へのアクセスが、簡単でなかった。
ダート道。
舗装していない道が、20キロほど続く。
いまどき、そんな道はなかなかない。
4人が乗り込んだ普通車が、土道に入り込んだ途端。
ジャンプが始まる。
すぐにドライバーであるウエタケ君がスピードを落とす。
そういえば、案内書に、
「車高の高い車で・・」との表記があった。
今年の台風のあと、道が荒れたのだが、
最近整備し直したとの情報をたよりに、
普通車で突入したものの、時速10キロ走行を強いられる。

 「おっ、鹿が2頭いるゾ!」
カメラを取り出すが、車の上下の揺れで、
シャッターを押すどころじゃない。
 「キジのつがいがいるゾ!」
同じく、手ブレだらけで、まともな写真が撮れない。
 「落石があるゾ!」
助手席から降りて石をとりのぞく。

 「間違って、路肩から落ちたらどうなるかねぇ?」
物騒なセリフがもれる。
 『たぶん、数百メートル落下するか、崖の樹にひっかかるナ』
 「今、落石が、車を直撃したら?」
 『心配してる人の屋根の上に落ちるんじゃない』
 「向こうから対向車が来たら、どこに逃げます?」
 『どっちかが、バックバックするんだね』

危険をあおる表示版が、随所にあらわれる。
《自己責任》の文字が、いやでも目につく。
「熊もいるゾ」、と脅される。

そして・・・
2時間のノロノロ運転が終わり、登山口に到着した時、
 『えっ、もう着いたのぉ~?』
眠りから覚めた滝田くんが、あくび混じりに伸びをしている。
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           『キジメス』 
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           『自己責任』
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             『落石』
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         『落ちてくる石』
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          『悪路キケン』
by ishimaru_ken | 2018-11-24 05:25 | スポーツ
秘湯 赤湯に誘われて
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 「この先の崖を下ったら、《秘湯赤湯》に行けますヨ」
苗場山の山頂小屋のご主人が、教えてくれた。
くれたものの、その時間からソッチに下るのは、
用意もしてきていないし、地図もない。
では、改めてってんで、いったん苗場山を降りてきた。

都会に帰り、仕事をする。
翌日、ふたたび高速道路を走っていた。
なんせ、《秘湯》の文字が頭から消えない。
ただの秘湯ではない。
昨今、秘湯と呼んでいる温泉はあまたあれど、
山登りしなければいけない温泉は少ない。

歩き出したのは、苗場スキー場から、
ガタゴト道を6キロも入り込んだ山中。
赤やら黄色、色とりどりの満開の季節である。
いつものリュックの中に、手ぬぐいと着替えを余分に入れ、
すっかり温泉気分で歩き出した。

しばらくは、だらだらとした林道を歩いていたのだが、
棒橋という鉄の橋を越えたところから、
本格的な山道になった。
温泉だから、沢沿いにだらだら進むのだろうという、
温泉気分がふっとんだ。

グングン高度をあげてゆく。
「こんなに登ったら、お湯なんかないんじゃないの?」
唇を尖らせていると、鷹ノ巣峠に出た。
なるほど、険しい山なので、いったん高みまで登り、
それから下る・・という寸法。
汗をかかざる者は、湯船に入れない仕組みになっている。
間違って、ハイキング気分で来ると、
スリリングな崖道で、キモを冷やすことになる。

上り下りすること、2時間半。
それが見えてきた。
 《山口館》
泊まりもできる温泉宿。
湯に浸かるだけなら、500円。

切り立った谷間にゴウゴウと谷川が流れている。
その流れの真横に、3つの風呂があった。
ひとつは露天風呂。
女性用もしつらえてある。
露天風呂にしずしずと身体を沈める。
ああぁ~~~~~~!
大きなため息は、谷川の流れの音でかき消える。
熱さが実に気持ちがいい!

湯の色が濃い茶色をしている。
赤湯の名の由来は、この色にあるらしい。
ペロリと舐めてみると、鉄の味がする。
どうやら、その鉄分が酸化して、赤い色に変色するようだ。
両側にソリ立つ岩壁に紅葉が映えて美しい。
 「ああぁ~いつまでも浸かっていたい・・・」

ん・・?
今日は、日帰りだよナ。
このふにゃふにゃした身体で、又あの峠まで登り返し、
帰らなければならないんだよナ。
こりゃ、真冬の眠たい朝、ふとんから這い出す以上に、
奮起がいるンでないかい・・・
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by ishimaru_ken | 2018-11-17 05:02 | スポーツ
平山ユージさんが山カフェに
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 《平山ユージ》  

プロ・フリークライマー
私が、フリークライミングを始めた19年前、
ワールドカップの年間総合優勝を2度なしとげた偉人である。
それまで日本人で、あらゆるスポーツの中において、
総合優勝を2度なしとげたのは、スキー複合の荻原健司だけだった。
驚くべき快挙!
クライミングが盛んなヨーロッパでは、
ユージの名前が、常に語られた。
空港の税関をフリーパスで通れたという噂さえ聞かれた。

そして、誰もが驚いたのは、
アメリカのビッグウォール、
《エルキャピタン》のスピード登攀である。
1100mの岩壁をどれくらいの速さで登れるかというチャレンジ。
その映像が残っている。
ルートの中間地点に同じルートを登っているパーティがいる。
その横を、まるで地上を歩いているかのような速さで、
登っていくユージ。
「うそだろう?俺達ここまで4日かかってるんだゼ!」
結果ユージは、2時間37分05秒のタイムで登りきった。

その平山ユージさんが、《山カフェ》を訪ねてくれる。
私がお会いしたかった筆頭の方である。
本日、朝9時からNHKラジオでお話しを聞かせていただく。
まともに、私の舌がまわるでしょうか・・・
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         これはイシマルです
by ishimaru_ken | 2018-11-10 04:45 | スポーツ
大台ケ原山に関西支部登る
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 《イシマル探検隊、関西支部が動き出した》

大台ケ原山に紅葉を観に行くゾ!
探検とは相いれない柔らかな呼びかけがある。
呼応したのは、関西在住のバスガイド、
ネーヤンとヒロリンだ。
(関西なので、べたなネームで呼ばせていただきます)
二人とも、山に登り始めて、3峰目という、
超のつく初心者である。

ただし、師匠である隊長が私、イシマルだ。
最初から、厳しい現場にいざなう困った隊長だ。
生まれて初めての山が、
雨ザンザン降りの蒜山(ひるぜん)。
次の山が、雨ザンザンの大山(だいせん)。
「や・やまってコレですかぁ~」
失意の感想が漏れてもしかたない。
そこで、なんとか二人に、山の魅力を伝えたく、
関西の紅葉の山を、共に登ってみた。

くしくも、晴れが予想され、
秋の紅葉素晴らしか日に、ココゾという場所に向かった。
 《大台ケ原山》おおだいがはらやま

原といえども、山頂がある。
名前は、《日出ケ岳》 ひでがたけ 1695m
紀伊半島の、奈良と、三重に囲まれた、
山深い山中にある、台地高原だ。
熊野古道よりもっと奥に潜んでいる、人里はなれた台地である。

ちょっと待てヨ。
ここんとこ、台地と称する山に立て続けに登っている。

《荒船山》  あらふねやま
《苗場山》  なえばさん
《大台ケ原山》 おおだいがはらやま

どこも、拍手を贈りたいほど素晴らしい山系だった。
そして、どこも、ピークがよく分からん山だった。
というより、ピークなんてどうでもよい山だった。
どの台地も、植生が素晴らしく、
美しい見た目に満ちていた。
カメラのシャッターを押すアングルに困らなかった。
「山って、いいんですネ」
二人の感想が漏れる。

深田久弥氏によれば、
「日本最大の多雨地帯で、ここに登って雨に会わなければ、
 そうとうの精進をした方であろう」
との文章がある。
前回の大雨山行きを晴らすには、これくらいの逆転が必要だった。
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by ishimaru_ken | 2018-11-09 05:58 | スポーツ
苗場山のジュラシックパーク
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 《苗場山》 なえばさん 2145m

スキーをやられる人に訊けば、
「ああ~苗場スキー場の頂上の山ネ」
即答される。
しかし、それは間違いである。
苗場スキー場のてっぺんは、《筍山》たけのこやまである。
では、苗場山はどこにあるのか?

我ら、滝田とヨウコ隊員の3人は、
三俣神楽(みつまたかぐら)スキー場から歩き出した。
雪のないゲレンデに一歩を踏み出す。
その時の、苗場山に対する3人の想像。
 「なあ~んかネ、なだらかな草地をネ、ただひたすら歩く」

どうやらその想像は、違っていた。
山道に入った途端、岩が出てきて、
かなりの急登をしいられる。
気温15度ほどなのに、小一時間で、汗びっしょりになる。
そして、3時間ほど大汗かきかき、神楽山の頂上まできた。
ここから、いったん鞍部まで降り、
ふたたび、苗場山頂上目指して登りかえすのである。
っとその時、山の全貌が見えた。
なんと・・・急峻な崖を登るのではないか!
最初の感想はなんだったんだ。
ハイキング気分できた滝田君にいたっては、
「腹減った!」の連発である。

ソリ立つような崖をよじ登る。
気を抜くと、落ちそうになるので、常に声をかける。
「石がすべるゾ、樹が腐ってるゾ!」
そして、ついにポコンとてっぺんに跳び出した。

「おおおおおぉぉ~~~~~~!」
皆が歓声をあげる。
なんだここは!
遥か遠くまで大地がひろがっている。
その中に無数の池塘(池)が散在する。
薄茶色に枯れた草と熊笹の薄みどり。
オオシラビソの濃い緑。
なんという光景だろうか!
尾瀬に似ているが、ちょいと違う。
尾瀬の場合は、周りを山に囲まれている。
ココは、ここそのものが山の上だ。
テーブルマウンテンと言っていい。
台地が、取り残された別天地となっている。
いわゆるロストワールド・・

「今、熊が出てきたら驚くけど、恐竜が出て来ても驚かないネ」
ふと漏らした言葉は、まさに我らの心境を語っている。
日本のジュラシックパークじゃないか!
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by ishimaru_ken | 2018-11-06 05:59 | スポーツ
荒船山の断崖から
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 《あらふねやま》

あえて、平仮名で山の名前を書いてみた。
漢字に変換すると、
《荒船山》

東京から、高崎線に揺られて、ひと眠りした頃、
西の方角に目をやると、おかしな形の山が現れる。
山とは、基本的に三角形をしている。
富士山しかりの形をしている。
しかし、上部がまったいらの山。
空港でもあるのか?
その疑問を抱きながら、目をこらすと、その右端、
つまり、北の端っこが、断崖絶壁になっている。

分かりやすくする為に、ティッシュの箱を持ち出そう。
はい、アナタも箱を手に取ろう。
ティッシュの箱とは、上部がフラットだ。
ですネ!
はじっこは、切り立っている。
ストンと落ちている。
ですネ!

まさにこんな形の山が、首都圏から2時間ほどの場所に、ある。
まず、登山口から歩き始めて、数分で驚く。
登山道に、ガードレールがある!
さほど、急峻な崖のわきを登ってゆく。
常に崖がかかわっている。
3時間も格闘すると、頂上と言われている、
《艫岩》ともいわ に着く。
そこは、さっき見たティッシュの箱のカドッコだ。
ドッチに歩いても落ちたら死んでしまう岩の突端だ。
実際、「落ちた人がいる」と書いてある。
「近づくな」と書いてある。
書いてあるのだが、
断崖とは、覗かない限り、そこがどんな場所かわからない。
テレビ番組では、ドローンを飛ばし、
その全貌を明らかにしてくれるが、
実際、そこにいる人間には、危機感はない。
気持ち的には、「へ~」ってなもんだ。
これが、危ない。

この艫岩でお昼を食べることにした。
どうやら、他の登山者も、同じ考えのようだ。
2m歩いたら、断崖のフチ。
そんな所で、オニギリだのパンだのを頬張っている。
異様な光景である。
童話に、
 オムスビを落としてしまい、
 コロコロころがる話がある

もし、この艫岩の上で落っことしたら・・・
コロコロと転がり、崖のフチを越えた途端、
100m以上フリー落下して、
オムスビは、粉々になるだろう。

さらにもし、そのオムスビを、
追いかけようとした御仁がいたらどうなる?
「こりゃこりゃ」
手を伸ばしているうちに、崖をヒョイと・・
語るだに怖い。
では、もし崖の下がどうなっているのか、
見たくなる輩がいたらどうなる。
なぜか、パーセンテージで、(わずかなのだが)
崖の下を覗きたくなる輩がいる。
どんなに禁止しても覗きたくなる。
その中で、やはり、僅かの人が・・・
落ちる。
なぜ、落ちたのか?
どうやって落ちたのかは、本人が語れないので、
知るすべがないのだが、
想像をたくましくすれば、コレに尽きる。
「もうちょっとだけ」

艫岩は、合掌の峰ではありません。
どうか、二度とオムスビを落とさないで下さい。
勿論、アナタも・・
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         艫岩(ともいわ)の上でお昼
by ishimaru_ken | 2018-10-31 05:35 | スポーツ


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