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もう、ねろ!
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「あ~昨夜も呑みすぎちゃったヨ~」
キャンプ場で、ナカヒラ君が、嘆いている。
私も呑みすぎたと反省している。

そこで、提案をしたい。
お互いが、Tシャツを重ね着するのである。
そのTシャツの胸の部分には、文字がプリントされている。
その文字を、お互いは、いやおうなく読むのだ。

 石丸シャツ 「呑みすぎ注意」
 仲平シャツ 「ゆっくり呑め」

しばらく呑んでいると、熱がはいり暑くなる。
そこでお互い一枚脱ぐ。

 石丸シャツ 「薄めて呑め」
 仲平シャツ 「ろれつ、大丈夫?」

時間があっという間に過ぎる。
もう一枚、脱ぐ。

 石丸シャツ 「チャンポンはやめろ!」
 仲平シャツ 「あともう一杯はダメよ」

再び脱ぐ。
最後の一枚になる。

 石丸シャツ 「明日朝、後悔するゾ!」
 仲平シャツ 「今、何時だと思ってる?」

うおお~~~
最後の一枚を脱ぎ捨て、裸になる。
すると、双方の胸にマジックで書かれてあるのだ。

  「もう、ねろ!」
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by ishimaru_ken | 2013-08-11 05:37 | その他
逃げるピーク
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 ハアハアハア~
山に登っている。
「あそこに見えるのが、頂上じゃないかな?」
もうすでに、数時間、山道を歩いた。
いい加減に頂上が現れても不思議ではない。
ハアハアハア~
さっき頂上だと思った地点までやってきた。
すると、その先に、ここより高い山塊が見える。
「だまされちまった」

山の頂上は、逃げる。
こんどこそ頂上だと、ピークに達してみると、
さらにその先に、高い峰をあおぎみる事になる。
「こんどこそ」・・「こんどこそ」・・
何度も同じ痛い目にあう。
痛い目にあうのなら、
「こんどこそ!」
この考えをやめれば良さそうなものだが、
山登りの思考回路は、さほど器用にできていない。
目の前に見えるピークを、山頂だと思い込む。
山頂であってくれという願望かもしれない。

「あそこに見える尖った頂に、もし山頂の印があったら、
 今夜、ビールを飲まなくてもいい!」

おかしな祈願をしだす輩さえあらわれる。
そして、ピークに達し、そこに印が見つからず、
「良かったネ、ビールが飲めて!」
どっちが嬉しいのか分からない慰めの言葉をかけられる。

いつかは、頂上に立てるのは分かっている筈なのだが、
このまま永遠に、登り続けるのではないかと、
疑心が暗い鬼を連れてくる。

登山者の心はこうして鍛えられてゆく・・
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by ishimaru_ken | 2013-08-10 06:00 | スポーツ
驚くべき登山
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 大キレットを登りきり、北穂高岳頂上の小屋にたどり着いた。
すると、そこには、別コースからやってきた大勢の登山者が。
その中に、驚くべき方がいた。

《全盲》

まったく目が見えない女性の方が、
北穂高岳に登頂していたのだ!

「どのコースで、登ってきたんですか?」
『涸沢から』
「あの岩だらけの、南稜を!」
『はい』
「まだ昼前ってことは、この短時間で?」
『皆さんのおかげで』

アシストをされている数人の方たちがおられる。
特に屈強な方たちではない。

驚いた!
純粋に驚いた・・
そして、その後、彼女たちが、下っている場所にでくわした。
サポートを受けながら、岩場を下っている。
命綱など付けていない。
言葉でアシストされているだけだ。

試しに、私も目をつぶってみた。
おもわず、近くの岩にしがみついた。
無理だ。
一歩ですら足を踏み出せない。
彼女が、北穂高岳南稜を登って降りている事実に比べれば、
私の大キレットなんぞ、平地を歩いているようなもんだ。

人間の可能性は、どこまでひろがっているのだろう?
感動した・・
アナタは素晴らしい
いや、アナタたちは素晴らしい
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by ishimaru_ken | 2013-08-09 05:21 | スポーツ
大キレットの泣き方
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 大キレットを説明しましょう。
上の写真の、右が北で、左が南。
鍋の底のようになっている所が、大キレットの鞍部だ。
右から降りていった。
東京タワーより高い。
標高差、300~400mである。
「その曖昧さは何?」
その問いには、こう答える。
山の稜線は、登ったり下ったりなのだ。

本日は、写真ばっかりなのである。
まずは、いきなり、下りの岸壁が現れる。
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途中、《長谷川ピーク》と呼ばれる岩場がある。テッペンには、《HP》と岩に書かれてあった。
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ナイフリッジを攀じ進む。
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下を見ると、数百メートル下に、ささやかな雪があった。
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人の横顔のような岩を越えてゆく。
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いよいよ、大キレットの登り。
見上げる。
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この2倍以上の岸壁が、その先にある。
ほんとにコレを登れと言うのか?
見上げた角度を測ったところ、65度を越えていた。
「ゆくゾ!」
こういう時は、いくより、ゆくの方が、
気持ちが入ることが分った。
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この大キレットには、
《飛騨泣き》と名づけられた有名な難所がある。
飛騨、つまり信州側から岐阜県側に、身体を投げ出し、
岩場を攻略する箇所を指す。
大キレットの核心部と呼ばれている。
「もし落ちたら数百メートル」の岸壁に身を躍らせるセイか、
誰もが泣くんだそうだ。
それで、飛騨泣き。
こういう時、私的には、是非泣きたい。
ギャーギャー、ビービー泣いて通過したい。
そして、あとになって、
「ああ~恐ろしかったあ~!」
おおいに泣きを反芻したい。
ところがである。
「あれ?飛騨泣きって、もう通過したんでない?」
知らないうちに、過ぎてしまっていた。
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かくして、
北穂高の頂上にある山荘に、
無事たどり着いたのだった。
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  頂上直下  小屋が見えたゾ!
by ishimaru_ken | 2013-08-08 06:12 | スポーツ
大キレットを目の前にして
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  目が覚めた。
原因は、小屋の壁を叩きつける風と雨だ。
意味を悟った。
今日は、大キレットに挑む日だ。
私は今、北アルプスの南岳の小屋の、
早い朝の空気を吸っている。
午前4時にして、危惧すべきは、10mの風と、雨だ。

大キレットとは、一般ルートとしては、
日本一の危険岸壁である。
一週間前にも、一人の命をのみこんだ。

雨・・
岩が濡れると、クライミング的には、極端に難易度が増す。
滑る!
足元が滑る。
ズルッと滑ってしまえば、千尋の谷へまっ逆さまである。

思えば、ついこの間・・
ジャンダルに挑戦して、雨にあい、
青春の挫折(大江健三郎)をしたばかりだ。

「やめたほうがいいネ」
同宿のベテランのクライマーが意見を述べる。
『行けませんか?』
「雨がやまない限りは、やめナ」
『雨か・・』
「風も凄いじゃねえかヨ」
『風か・・』

風は、知ってる。
ウインドサーフィンで、風を20年以上学習してきた。
人が、強風と感じる10mの風を、
きちんと10mの風だと分析できる。
山で恐怖だと感じる風を、冷静に分析できる。
コレだけが、私のメリットだ。
しかし、岩の濡れだけは、いかんともしがたい・・

又しても、又しても、敗退するのか?
40年温めてきた大キレットの縦走の夢が、
途切れるのか?

ん・・? 雨がやんだ。
2時間待った。
雨粒が消えた!

《大キレット》

標高差400mのスパッと切れた稜線を、
くだり・・登る・・
非日常の、楽しくも怖~いクライミングである。
岩が濡れているのと、乾いているのとでは、
難易度が、極端に変わる。

「やめな」
大キレットのベテランらしい日焼けした方が、
声をかけてくれる。
「大丈夫だヨぉ~行きナ」
大キレットのベテランらしい日焼けした方が、
声をかけてくれる。

小屋の窓枠の棒で、
<いく、いかない>の花びら摘みをやった。
「いく、いかない、いく、いかない・・・」
<いかない>で終わった。

ここで気づいた。
大切な決断を、花びら摘みで決めてはいけない!
決めるのは、自分の荒ぶる魂しかない!

いくゾ!」
行くゾではなく、「いくゾ!」と口走った。
ゾっと声を発した瞬間、朝飯で食べた飯粒の破片が、
ピュッと飛び、風で運ばれていった。
小屋の外に立った。
視界は20m。
西風5~8m。
しかし、風に乾きを感じる
足元の石を触ると、徐々にだが、乾きはじめている。
ゆくゾ!」
に進化させた。

その10分後、とんでもない谷底が待っていた・・
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by ishimaru_ken | 2013-08-07 05:17 | スポーツ
槍ヶ岳より縦走
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 まだ昼前だ。
今、槍ヶ岳の頂上にいる。
よおし、少しでも大キレットに近づいておこう!
ここから、北穂高の途中にある南岳まで縦走だあ!

日本には、3000m以上の山が、21ある。
その中で、10位に位置するのが、この山。
《大喰岳》 おおばみだけ
槍ヶ岳の隣にある。
10位なのに、あまり人に知られていない。
名前が、そもそも変だ。
そんなに大喰いしなければ、登れないとも思えないしぃ、
どうしてこんな名前を付けられたのだろう?
《獣が草を大喰いしたのを見て、猟師が名づけた》
との説もある。
3101mもある山の上に獣がいるのか?
草なんか無いゾ。
(そっか、喰らい尽くしたのか・・)
高山病になりかけた私の脳みそが、おかしな注釈をする。

やがて、12位、中岳(3084m)を越え、
18位、南岳(3033m)も越えた。

この稜線道中は、知る人ぞ知る、
眺めの良いことで有名な縦走路なのだ。
なのだが、我らのまわりは霧だらけ。
視界20m。
さては、一瞬、槍のお顔を見せてくれた仕返しだな。

本日、槍沢ロッジより、10時間薄い空気を吸い続けて、
南岳小屋にたどり着いた。
実は、このとき、おおいなる不安に襲われていたのである。
雨が・・降っているじゃないか!
明日の大キレットに、雨は禁物だ・・
どうなる?
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by ishimaru_ken | 2013-08-06 06:02 | スポーツ
アルプス1万尺
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 槍の肩近くまで登ってきた。
あたりは、白い霧に包まれ、なんにも見えない。
視界30m。
頂上まであと、標高差250mほどだ。
その時だ。
それまで雨まじりで、ほとんど姿を見せなかった槍の先が・・

ここで、山の天気の凄まじさをお見せしよう。
このあとお見せする5枚の写真は、30秒の間に撮られている。
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一瞬のことであった。
西からの風が、白雲をいっきに払い去ったのである。
その拭い去りかたの速さに、
カメラを取り出し、電源を入れるのが間に合わない。
慌てて、シャッターをきった。
まさに一瞬のできごとである。
やってくれるじゃないの・・槍くんは!

槍の肩からは、荷物を置いて、
岩だらけの尖峰を、往復する。
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この槍の高さは、120m。
見上げると、思わずビビってしまうが、
登ろうと思えば、たいがい登れる。
二階建ての屋根にハシゴで昇り降りできる人なら、
まず大丈夫だろう。
だろうと言ったが、知らんけんネ。
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槍の尖峰は大人気で、夏場には長蛇の列になるらしい。
この時も、肩には100人を超える登山者がいた。
しかし、どういうワケか、たまたまなのか、
頂上にたどり着くと、誰もいなかった。
占領である。
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それにしても、3180mは空気が薄い。
軽い高山病の症状がある。
風邪をひいた時によく似ている。
頂上のはじっこの岩から下を見下ろしたら、
クラクラした。
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「♪~アルプス1万尺~小槍のう~えで~♪」
この歌詞に出てくる小槍とは、槍ヶ岳の横に、
くっついている岩峰だ。
こんなです。
ここに登るクライマーもいるってサ。
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        私が小槍です
by ishimaru_ken | 2013-08-05 05:24 | スポーツ
槍沢ロッジの三人兄弟
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 いよいよ、大キレットへの挑戦だ!
っと、その前に、昨夜の3人兄弟が気になった。
アラ60才のオジサン3人組だ。
槍沢ロッジで、たまたま知り合った。
夕食の時、同じテーブルだった。

「コレ、私の左足のスネに入っているチタンだわ」
62才の長男が、レントゲン写真を見せてくれる。
「九州の九重山に登った時にナ」
『はい』
「法華院(ほっけいん)温泉の100m手前でな」
『ふむ』
「滑って転んで、スネを骨折したんじゃヨ」
『ご愁傷さま』
「そんで、リハビリに弟達が、山に誘ってくれたんだ」
リハビリに、槍ヶ岳にですか?』
「うん、弟達が薦めてくれるんだナ」

ここで、次男が、喋り出す。
「お兄さん、次は、剣岳早月尾根行きましょ」

早月(はやつき)尾根とは、標高差2200mを一気に登る、
日本一キツイと、悪名高いコースである。
学生達ですら、泣きながら登ると云われている。

「で、その次は、黒戸尾根がいいんじゃない?」
三男が追い討ちをかける。
黒戸(くろと)尾根とは、
南アルプスの甲斐駒ケ岳に長々と伸びる、
アホみたいに長い登山道である。
19才の元気なけんじろう君が、
2日かけて艱難辛苦の末、やっと登りきった尾根だ。
「お兄さん、黒戸尾根と、早月尾根行きましょう!」
次男と三男が、シュプレヒコールを挙げる。

長男は、左足をゴシゴシこすりながら、
「ココからココにチタンが入っとる」
『はい』
「明日、槍ヶ岳に行けるじゃろうか?」
『標高差1200mですね』
「私は、山が好きでナ」
『ええ』
「弟達も、山が好きでナ」
『うん』
「連れて来てくれるんヨ」
『・・・』
「嬉しいなあ~」
『・・』
「明日、槍ヶ岳登れるかなあ~」
弟たちが鼓舞する。
『お兄さん、大丈夫ですって!』
「ほな、もう一杯お酒いただこうかナ?」

九州からやってきた、楽しくたくましい三兄弟だった。
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by ishimaru_ken | 2013-08-04 06:04 | スポーツ
槍ヶ岳登山
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 アレ?また、上高地じゃ~ん!
大げさな表現をあえてさせて貰うと、
私は、再び、上高地に舞い降りた
前回の7月の初めでは、観光客の中で、登山姿は浮いていた。
ところが、わずか二週間あまりで、上高地は、
登山客が、我が物顔に闊歩している。
背中に大きなリュックを背負った登山客が、
ワンサカ歩いている。
ワンサカの単位は、100だ。
1ワンサカ=100人。
この日は、3ワンサカが、
上高地の美しい酸素を吸っていた。

さて、今回の、最初の目標は、
 《槍ヶ岳》 (やりがたけ) 3180m
日本で、5番目に高い山だ。
一番高いのは、富士山なのは、みんなが知っている。
その富士山はどこからでも、見える。
いや、見つけられる。
その、見つけられる山の二番目が、槍ヶ岳だ。
どこからでも、その尖がった穂先が見つけられる。
山を詳しくない人でも、見つけられる。

さあ、出発!
槍の先っちょには、ひたすら長い道を延々歩く。
これでもか、これでもか、と歩く。

ピカッ、ドラドラドカカ~~~~ン!
「か・・雷じゃなかとぉ~?」
槍ヶ岳に向かう、標高2500m地点で、雷が、落ちてきた。
ドカァ~~~~~~~ン!

「ストック(杖)を仕舞え!」
金属物質を隠せと、私が叫んでいる。
高山で、雷に会うほど怖いものはない。
自分より高いモノが、隣の人間しかいない。
隣の人間が、しゃがめば、自分が一番高い。
(う、やばい、すぐにしゃがむ)
隣の人間が、這いつくばえば、自分が一番高い。
(うっ、すぐに這いつくばう)

すると、そこに、大きな岩があり、穴が開いていた。
穴・・?
洞窟好きとしては、嬉しい悲鳴である。
この穴ポコには、由来があった。
~~~  ~~~ ~~~
  今から200年ほど昔のことじゃ、
 播隆上人(はんりゅうしょうにん)というお坊さんが、
 槍ヶ岳の頂上を目指しておった。
 現代のように、山小屋のない時代じゃった。
 すると、いい塩梅の穴ポコが地面にあいているじゃないか。
 潜りこんでみると、数人が生活できるほど広い。
 この穴を拠点に、槍ヶ岳をついに登りきり、
 槍ヶ岳開山を果たしたのであったそうな・・
~~~ ~~~ ~~~
中に、入ってみた。
確かに広い。
雨風もしのげるし、避難所と考えれば、
10人は寝泊りできるだろう。
播隆上人を讃える置物が鎮座されていた。

それにしても、天候が悪い。
槍はまったく見えない。
どうなっとんのぉ~?
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        播隆上人の岩窟
by ishimaru_ken | 2013-08-03 05:52 | スポーツ
大キレット挑戦!
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 よおし、大キレットに行こう!

《大キレット》

大キレットとは、なんぞや?
穂高連峰の北側に、バックリえぐれた稜線がある。
その箇所を、大キレットと呼んでいる。
ふむ、このキレットという響きは、何?
よく知らないのだが、標高の高い山岳で、
ナイフで切ったような、鋭く切れ落ちている箇所を、
そう、呼ぶらしい。
キレット・・切れっと・・日本語だろうか?

そのキレットの中で、破格に恐ろしい場所が、
大キレットだ。
山登り大好きな人ならば、誰もが憧れる魅惑の岸壁だ。
「ん・・?岸壁なの?」
っと、ビビった方に、あえて言おう。

《日本三大ビビルルート》

・剣岳
・ジャンダルム
・大キレット

舌の根も乾かぬうちにという言葉がある。
確か、先週?だったか、ジャンダルム挑戦で涙を流した。
その話をベラベラ話した。
お涙頂戴さながらに話した。
その舌の根を再び、濡らしたい。

実は、41年前、その大キレットを登った事があった。
19才のけんじろう君が、たった一人で、
そんな大それた場所だとも、知らずに、岸壁にいた。
雨風吹き荒れる、嵐の日だった。
「だって、知らなかったんだも~ん」
そんな言葉が許されないほどの嵐が、穂高岳を襲っていた。
~なんやかや~
大キレットを登りきり、北穂高山荘にたどり着いた。

ガラガラ~
小屋の扉を開けるや、
「天気予報を見とらんのか、バカもん!」
小屋主の大将に、怒鳴られた。
首根っこを掴まれ、
ビショビショの身体を土間に引き上げられた。
飯を食わせてもらいながら、コンコンと、
山の恐ろしさを説教された。
「落ちたら、死ぬんだゾ!」
「はい・・」
「今日、落ちなかったのは、たまたまなんだゾ!」
「はい・・」
「食ったら、寝ろ!」
「はい」

41年後・・
「よおし、大キレットに行こう!」
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by ishimaru_ken | 2013-08-02 05:42 | スポーツ


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