<   2018年 05月 ( 26 )   > この月の画像一覧
メートルをあげる
e0077899_8242029.jpg
 《メートルがあがってるネェ~?》

メートルがあがる。
最近、あまり耳にしなくなった言葉である。
いや、私が聞かなくなっただけで、これは公用語だろうか?

その意味は・・
「酒がすすんでいるネ」
「酒をゴクゴク呑んで、盛り上がっているネ」
という意味である。
悪意で発している言葉ではない。
むしろ、その酒席に参加したいのだが、遅れてしまい、
すでに盛り上がっているホホを赤らめた連中に、
エールを送っているともとれる。

メートルとは何?
ふむ・・・
ここに、科学実験の試験官を思い出してみよう。
細長いメモリのついたガラスの管だ。
この管に、酒を注いだと仮定してみよう。
もし、この管が、
メートルという単位を使う長い管だったとしたら・・
酒が、トクトク注がれ、
試験官の下からどんどん上に水面はあがってゆく。
《欽ちゃんの仮装大賞》で、点数が上がるときに鳴る音、
ボ・ボ・ボ・ボ~ポ~ン!
その上がり方に似ていると言えるのが、このメートル。

酒飲みの身体を試験管に見たてれば、実に分かりやすい。
「ほお~メートルをあげてますナ」
酒席に遅れた私から感嘆詞が漏れる。

「では、おいらも加わりますかぁ~」
すると、メートルをあげている彼らから、
昔ながらの言葉が発せられる。

「おぅ、駆けつけ三杯!」
e0077899_8235482.jpg
      ぎぼうしのテンプラ
by ishimaru_ken | 2018-05-26 05:22 | 昔々おバカな話
打率を下げる努力をする打者
e0077899_17315863.jpg
 《打率を下げる努力》

ベースボールの話である。
打者の話である。
打者とは、イチローであり、大谷だ。
彼らは、ただ目の前の打席で、
ヒットを量産しているだけではない。
「打たない努力もしている」

もし、ここに、超能力者がいて、
全打席ヒットを打てるとしよう。
すると、どうなる。
当然、ピッチャーは敬遠、敬遠の連続となる。
打率10割の打者に立ち向かうハズがない。
たとえ、打率3割の打者でも、肝心の場面では、
勝負しない。
よもや打率4割打者に、まともに投げてくれない。

っとすると、その4割打者は、
この苦境をどうやって乗り越えるか?
答は、簡単だ。
「わざと、失敗する」
つまり三振。
つまり、ボンフライ。
失敗を見せつけるのである。
結果、打率が下がる。

大リーグはじめ、日本のプロ野球でも、データ重視、
数字が大手をふってまかり通っている。
その数字を、疑似操作するのである。
失敗したフリをして、打率を下げる。
打率が下がれば、相手ピッチャーは、勝負してくれる。
さすれば、肝心な場面で、ヒットを打てる。

そうだったのだ。
我々は、大谷が凡退する場面で、嘆いている。
しかし、嘆く必要はない。
アレは、わざと打ちそこなっている。
わざと、打率を低くするべく努力をしている。
いつか、ここぞという場面で大きな仕事をする為に、
自らを貶めている。
「私は、打率が低い打者ですヨ~」
「ど真ん中投げても、打てませんヨ~」

いいかえれば、擬態を演じているのである。
そして、哀しさは、擬態を演じている事を、
自らが発表できないことだ。
誰かに、公に喋って貰いたいのだが、
その事すら公表できない。
公表した時点で、策略がバレてしまう。
ああ~かなしい・・
e0077899_17314467.jpg

by ishimaru_ken | 2018-05-25 05:30 | スポーツ
消えちゃった~
e0077899_17151738.jpg
 ガ~~~ン
私は今、がっくり首をうなだれている。
最近、音をとる器械を手に入れ、山に持って行っている。

 鳥の声をとる。
 落ち葉を歩く音をとる。
 川の水の流れる音をとる。
 風の音をとる。
 樹がこすれる音をとる。

様々な音をとった録音機から、カードをとりだし。
パソコンで編集する。
そして、カードを録音機に戻した。
そこまでは良かった。
ところが何を考えたのか、考えなかったのか・・
録音機を操作して、
そのすべての音を消してしまったのである。
パソコンンでいじった際に、
音源を移動させたと勘違いしたのだ。
つまり、このところ登った3つの山の音が、すべてパー。
特に、見事な歌声を聞かせてくれた、名前がわからない鳥。
たぶん、春の早朝しか、あの歌声で鳴かないハズ。
ごめんネ、消しちゃって。

その昔、テレビから番組を録画したあと、
間違って消してしまった事があった。
この時も、それなりに落ち込んだものだったが、
そのケースの場合、無くした映像は、
ひょっとすればどこかから手に入れられるかもしれない。
しかし今回の、自分でとってきた音声は、戻らない。
永遠のさよならである。

自分の失敗の為、自分で自分を責めてもしかたがない。
しかたがないが・・
がっくし・
e0077899_17143374.jpg

by ishimaru_ken | 2018-05-24 05:25 | その他
尾瀬のボッカ
e0077899_5182168.jpg
 山小屋で、ばったり出会ったのは、
尾瀬の歩荷(ぼっか)だ。
歩荷とは・・・古い辞書には、
 「山を越えて物を運搬する人夫」とある。

彼は、尾瀬の群馬側からの歩荷を初めて4年目の新人だ。
つまり若い。
常日頃、80キロ以上の荷物を背負って、尾瀬ケ原を闊歩している。
それがナリワイ。
我らのように、山を遊山目的で登っているのと、
根本が違う。
その遊山の人を支えているのが、彼らボッカだ。
 「あ~~旨い!」
山小屋で、ビールをゴクリを飲み干し、
信じられないほど旨いと、
雄たけびを発する私を支えているのが、
ボッカの彼だ。
偶然出会ったボッカの彼に質問の嵐を浴びせる。

 「腰のベルトはどうなってるの?」
 『ボクら、腰ベルトはないです、すべて肩で背負ってます』
 「肩で!?」
 『はい、腰で担ぐと、グラグラするんで・・』

驚いた・・
超のつく重量を、腰にのせずに、肩で担ぐのか・・・
さらに質問。

 「尾瀬で、担ぐモノで一番重いモノは何だろう?」
 『水は重いです』
 「水?」
 『ピチョン、ピチョン揺れます』

なるほど、我らとて山登りの際、
水のペットボトルの残量によっては、
右に左に水が移動し、その揺れがうっとうしい。
岩稜地帯では、その揺れで、岩場からの滑落すら起こる。

 『でも、もっと重いモノがありますネ』
 「・・なに?」
 『油です』
 「あぶら・・?」
 『山小屋用に運ぶ油が重いんです』

ちょっと待てヨ。
同じ一リットルなら、水より油の方が軽いのではないかい?

 『油は重いです』
 「わ・わからない・・説明して」
 『うまく言えないんですが・・ネバルんです』
 「ネバル?」
 『なんかぁ、ネバリが重さを感じるんです』

ふむふむ・・荷物の中で、トプントプンと横揺れし、
油特有のネバリが発生するのかもしれない。
その繊細な動きを感じとれるのが、ボッカのたましいだ。

山小屋で出会った彼と、一枚の写真を撮ってもらったのだが、
体格的に、私の8割型の小さな身体と言ったらいいだろうか。
身長も体重も、決して大きくない方なのだが、
実は、驚くべき筋肉を隠し持っていた。

モモの付け根箇所。
正座をして、両手の指をモモの付け根に当てた場所。
その箇所に、丸く盛り上がる筋肉が出来るのだと言う。
触らせてもらった。
びっくりした。
確かに丸い盛り上がりの筋肉!
相撲の力士は首の後ろに、盛り上がるチカラコブが出来るが、
ボッカは、足の付け根に丸いチカラコブができる!

 『ネパールに行った時に・・』
 「?」
 『シェルパと一緒に荷物を担いだんですヨ』
 「ふむ」
 『頭のおでこにヒモをかけて担ぐんですが』
 「おでこで?」
 『理に適ってますネ』
e0077899_814533.jpg

by ishimaru_ken | 2018-05-23 05:43 | その他
山小屋でのおじさんトーク
e0077899_13513485.jpg
 最近泊まった山小屋での食事中の会話だ。
アラ70のおじさま達が、山の話をしている。

 「女性たち3人組は、よく喋るねぇ~」
 『おお、喋る喋る、急坂でよくあれだけ喋られるねぇ~』
 「ハアハアとかしないんかのぅ~」
 『わしら、はあはあして口もきけんのに』

その割には、標高差1200mを登ってきているオジサンたち。

 「ひとりで登っている女の人は、速えなァ~」
 『速ぇ速ぇ!アッちゅう間に追い抜かれるわい』

そう、私もそう思う。
あっという間に追いつかれ追い越される。
しかも、70リットルのリュックを背負っていたりする。
おそらく20キロの重さがあるだろう。
すごい!

 「わたしはネ、ストックを2本から1本に減らしたんだナ」
 『おれはまだ、2本のままだけんど、なんで減らした?』
 「重いんだヨ、2本だと」

すると、端っこに座っていた元気そうなオジサンが・・

 「わたしはネ、あんなモンは使わない。
  杖を使うようになったら、わたしは山はやめる!」

毅然と言い放った。
かのオジサンは、ストックをと呼び、あんなモンとも呼び、
あくまで、二本の脚で登ると主張している。
杖に頼って登っているから、足がなえるのだと、言っている。
この主張は、ある意味正しく、
主張するだけの気概に満ちている。
その背筋の伸び方に、拍手をおくりたい。

ただし・・
かのオジサンには、将来、杖を使ってでも、
山に登っていただきたい。
杖と言われたが、アレは、
バランスを保ち、
自らの脚力をさらに上げてくれるパフォーマンス向上に、
役立つアイテムなのですヨ。
日本300名山の歩き通しにチャレンジしている、
田中陽希氏だって、ダブルストックで登っている。
むしろ若いひとほど、ストックで登っている。

とはいえ、かのオジサンは、杖は買わないだろうなぁ~
這ってでも、登るんだろうなぁ~
いいなあ、あの背筋の伸び方!
e0077899_13512341.jpg
   お馬鹿の高あがり
by ishimaru_ken | 2018-05-22 05:50 | スポーツ
常念岳へ縦走
e0077899_1334527.jpg
 静かだな・・
山小屋、蝶が岳ヒュッテで目が覚める。
窓の外をのぞく。
真っ白で何も見えない。
なにやら空から降っている。
 「雪だ!」
思わず声をだす。
外に出てみると、30センチの積雪がある。
夜中に雪が降り、まだまだ降り続いている。
5月の第2週だというのに、北アルプスはまだ雪が降る。
30センチ?
っということは、これから向かおうとしている常念岳の稜線は、
雪で覆われているという意味だ。
昨日までの人々が歩いた足跡は消えているという意味だ。
つまり、道は、自分で見つけなければならない
結論をだす。
 「今日は、この蝶が岳ヒュッテにもう一泊しよう」
 『足止めってやつ?』
 「んだ」

この足止めの間に、さらに一日中雪が降り続いた。
翌朝・・
霧の中、三人で歩き出す。
地図とコンパスを頼りに、新雪を踏んでゆく。
目指すは、常念岳2857m。
なんどかアップダウンがあり、真っ白な稜線を進む。
この辺りは、道に迷う心配はない。
問題は、森林の中だ。
方向が定めにくい。
よく探せば、ピンクのリボンが見つかるのだが、
いったんロストすると、随分戻らなければならない。
ええいままよと進むには、森の中は雪が深すぎる。
 ズボッ
足がモモまで、穴に落ちる。
雪を踏み抜いているのである。
 アレ~~!
滝田くんは踏み抜きが得意だ。
右足を踏み抜き、やっと、立ち上がったと思ったら、
すぐさま、左足を踏み抜いている。

 「たぶん、道を間違ってる」
私の言葉に、皆が立ちどまる。
皆を待たせ、ルートファウンディングに取りかかる。
要は、偵察である。
雪に埋もれながら、アッチかいな、ソッチかいな?
地図にコンパスを当て、ドッチかいな・・
やがて、「コッチだぞ~」。
なんとか本道を見つけ、ラッセルをくりかえす。

 「おお、アレは常念岳ではないか!」
晴れた!
運がいい。
頂上を前にして、遥か彼方まで遠望できるほど空がひらけた。
宇宙とまごうばかりの群青色の空。
常念岳は、思いのほか尖っていた。
雪のセイか、尖がった峰に見える。
高所恐怖症の滝田くんの顔が青ざめている。
 『行くのも怖いしぃ、戻るのは、もっと怖い・・』
 「足元見て、一歩一歩登ろう!」
 『うぐっ』
 「東側の崖に近づかなければ大丈夫!」
助言とは思えぬ、私の言葉にだまされ、
高度差400mの新雪に、ザクッとふみだす。
 「滑った時は、黙って滑らず、何か言ってネ」
 『ふぇい』

♪~ゆ~きの進軍、もろでをふってぇ~♪
なぜかこの曲が口をつき、ひぃひぃのハテに、
頂上に立った。
見事なまでに晴れ渡った。
眼の前すぐのところに、
槍ヶ岳が、黒々としたトガリを蒼空に突き立てている。
アッチの方が、300m以上高いハズなのに、
コチラの方が高く感じる。
山は不思議だ。
大概の山は、自分の方が高く感じるのである。

 地球が丸いからだろうか?
 登ってきた喜びからだろうか?
e0077899_1335562.jpg
    蝶槍をめざす
e0077899_13452091.jpg
   ズボッ モモまで雪にはまる 
e0077899_13354059.jpg
   常念岳が見えた 
e0077899_13355134.jpg
   思いのほか尖った岩峰
e0077899_13355968.jpg
    常念への登り  
e0077899_13361620.jpg
      常念岳山頂 向こうに穂高連峰が 
e0077899_13364053.jpg
    400m下の常念小屋を見おろす
by ishimaru_ken | 2018-05-21 05:33 | スポーツ
山頂の天体ショー
e0077899_13285081.jpg
 「この光景はひと月に一回あるかないかですネ」
蝶が岳ヒュッテのご主人がのたまう、
偶然現れた自然現象。

早い夕食も終わり、そろそろ寝る準備を・・
っと、その時、外に出ていた登山客が、駆け込んできた。
 「キリが晴れてきた!」
皆が、カメラ片手に、靴を履いてとびだす。
山小屋の中にいた全員が夕暮れの山頂にでてきた。

先ほどまで視界100mほどの霧だったのだが、
一気に霧が風に舞い始めた。
するとどうなる。
夕陽は、西にかぎりなく傾いている。
西には何がある。
残雪にまみれた穂高連峰と槍ヶ岳の峰々・・・

 「うわあ~~~見えたあああ~!」
みなが、奇声をあげる。
夕焼の紅い空の中に、数々の峰が、浮かび上がる。
一瞬だ。
風と霧の気まぐれ次第で、すべてが現れたり、消えたりする。
まるで映像早回しの大パノラマ映画とでも言おうか。

マイナス3℃。
2677mの蝶が岳山頂で、
いつまでも終わらない天空ショーを眺め続けるのだった。
e0077899_1329487.jpg
e0077899_13315721.jpg

by ishimaru_ken | 2018-05-20 05:27 | スポーツ
蝶が岳登山
e0077899_1321883.jpg
 そうだ、蝶が岳から常念岳に縦走してみよう。
これまで、穂高連峰や槍ヶ岳にばかり目が行き、
その前衛である常念岳に登ったことがなかった。
松本市から眺める常念岳のピラミッドの形は勇ましい。

参加したのは、滝田隊員、ヨウコ隊員の3名。
登山口の三股・・まずは、雨が降っている。
心配無用だ。
下界での雨は、山の上は降っていない事が多い。

1900mで、大量の残雪が現れた。
 「ホイ、アイゼン装着!」
急斜面をザクザクと登ってゆく。
傾斜はどんどん急になる。
場所によっては、万が一足を滑らせると、
そのまま、遥か下まで落下する箇所も現れる。
悪いことに、我らが来ているレインウエアは滑る素材だ。
スキーウエアより、よく滑る。
転倒、即、ジェットコースターの気配が濃厚。
 「丁寧に足を運ぶように、決して転倒するなヨ!」
途中の緩斜面で、転倒訓練をする。
止まる練習をする。

 「万が一倒れたら、すぐに腹這いになるんだゾ」
 『へい』

そうこうして小一時間。
斜面はさらにきつくなる。
 「気を緩めるなあ~」
ことばが終わらないうちに・・
ズルッ
後ろの滝田君が、足を滑らせた。
マズイ・・
彼は、我ら隊員の中では、ズリ落ちが得意である。
以前、燕岳の崖でも、ズリ落ちをやった。
その時の経験が生きているのか、うまく体を反転させ、
斜面に正対させた。
 「ヒザをつくと滑るゾ!」
 『へい』
返事だけはいい滝田くん。
いや、返事以上に、身体の動きが良かった。
滑りを止め、ジンワリと身体を持ち上げてくる。
 『はい、戻ってきましたヨ~ン』

危機は脱したのだが、
今度は、私の具合が悪くなった。
なんとなく吐き気がする。
昨日、呑み過ぎ?
いや、違う、高度順化がうまくいっていない。
いわゆる軽い高山病の始まりである。
標高2677mという、さして高山ではないが、
麓から一気に登ると、高度順化がうまくいかない。
私の体質が原因。
理想的には、2000mあたりで一泊した方がよい。

なんやかや、アイゼン効かして、頂上に立った。
そこは、霧に包まれていた。
しかし、そのあと、美しい光景に巡りあう。
頂上山小屋、《蝶が岳ヒュッテ》のご主人が語る。
「この光景は、ひと月に一回あるかないかですネ」

つづく
e0077899_13243472.jpg
e0077899_1324526.jpg
   ウサギの足跡
e0077899_13252152.jpg
    蝶が岳山頂
by ishimaru_ken | 2018-05-19 13:17 | スポーツ
男優と女優
e0077899_177547.jpg
 《同性にからい》

芝居の話をしてみよう。
役者は、芝居の役者を観ている。
その時、男である私は、男の役者にからい

どういうことか?
男役者は、どうあらがっても、男を演じている。
男の生きざまを見せつけている。
男を見せる限りは、男をきちんと演じて貰わなくてはならない。
ところが・・
 「ヘタクソだな」
時折、感ずる。
芝居がヘタクソなのではなく、男の芝居としてヘタクソなのだ。

ある時、気のおけない女優に訊いてみた。
 「女優から見て、他の女優はどうみえる?」
返った言葉は、
 『点数は、からいわネ』
我らと同じく、同性にからいと云うのである。
ほんじゃ、男優には、どう点数をつけるか訊いた。
 『まあ、あんまり気にならないわネ』
上手かろうが、ヘタかろうが、さして気にならないそうだ。

もういちどひっくり返して、男優にも訊いてみた。
 『からい観方をするナ』
 『つい、芝居を指摘したくなるネ』

なるほど、男優も女優も、同性にからい。
つまり、同性の些細な部分まで見えてくるのだと思われる。
なんたって、些細な部分に異常なほどの関心をよせ、
表現しようとする人たちだ。
からいのは当たり前かもしれない。
つまり、俳優にしても、
やはり異性は、わかりにくい相手なのである。
e0077899_1762583.jpg

by ishimaru_ken | 2018-05-18 06:05 | 仕事
メバル釣り
e0077899_1711463.jpg
 メバルとの相性はいい。
これまで、テレビの釣り番組で、
メバル釣りに、2回出させてもらったのだが、
どちらも、思いのほかを乗り越えて、
わんさかと大きなメバルが釣れ上がった。
特に、瀬戸内海の瀬戸大橋の下で釣り上げた一荷(いっか)は、
29センチクラスが、鯉のぼりのように舞い上がった。
「いっか」とは、
一度の竿揚げに、二匹以上釣れ上がる意味である。

そして先日、東京湾に繰り出した折にも、「いっか」をやった。
どうやら、メバルに好かれている。
眼がギョロリとしているところに親近感が湧くのかもしれない。
メバルは、煮つけにすると旨い魚であるのは、知っている。
アレは旨いだけでなく、骨から身が離れやすいので、
食べやすさも加算されて、
それが「旨い」に繋がっていると思われる。

当然、釣れあげたその夜、刺し身もさることながら、
煮つけを造った。
汁の中で黄金色にギラギラと輝くその身は、
箸でつまむと、見事なまでの身離れを演じてみせてくれる。
4~5回も箸の上下をすれば、残ったのは骨だけになる。
子供に、魚の骨の絵を描いてごらんと言えば、
「こんな絵をかくだろう」
と言わんばかりの骨の残骸が皿に残る。
生前の姿を知っているからこそ、いとおしい骨となる。
その残った骨にお湯を注ぎ、一杯の珠玉のスープとなる。

メバルさん、アナタの身は、私の身となり骨となり、
いつか再び、アナタにまみえるべく、船上の人となるでしょう。
e0077899_1703280.jpg
e0077899_8211285.jpg
       メバル刺し身
by ishimaru_ken | 2018-05-17 05:59 | 仕事



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
検索

リンク集

以前の記事
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月

画像一覧