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青い鳥はなぜ青い
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                       《オオルリ》

 「♪~青い鳥ことり~なぜなぜ青い~青い実を食べた~♪」

世の中に、青い鳥がいる。
山の中に、青い鳥がいる。
名前は知っている。

 《オオルリ》
 《コルリ》
 《ルリビタキ》

3羽とも青い色をして、同じような声色(こわいろ)で鳴く。
コロコロと転がるような音色をだし、
誰が聞いても、「美しい」と称賛する。

青い色の鳥は、いるようでいない。
見つけるのが難しい。
そもそもが用心深いうえに、深い青をしているので、
山の中の深緑と紛れて、見つけるのは至難のわざだ。

 「あっ、あそこに青い鳥!」
指さした頃には、もう他の枝に飛び移っている。
鳴き声が聞こえた先には、もういない。

よもや、写真に撮ろうなんて、夢また夢である。
よほどの根性がない限り、オオルリを写真に収めるのは無理。
もしくは、とんでもない僥倖があれば・・・
その僥倖とやらに、私は恵まれる。
パシャリッ
15mほどの先で鳴いていたオオルリに向けて、
わがデジカメのズームシャッターを押した。
目で見えている訳ではない。
「あの辺だな」
カンにすがって、とりあえずシャッターを押す。
かなりズームしているので、ブレないように、
しっかりと固定する。
パジャリッ
あとは、家に帰ってから、
パソコン上で、オオルリを探す。

「いたぁ~~~!」
青い鳥である。

実は、鳥の羽に青い色素はない。
羽の成り立ちで、青い色だけを反射する仕組みになっている。
それ以外の色は、吸収してしまうので、
結果、青く見えてしまう。
つまり、赤や黄色や緑を、吸収してしまうのである。

「♪~青い鳥ことり、なぜなぜ青い~
 青い色以外を食べたぁ~♪」・・が正解。
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by ishimaru_ken | 2019-04-30 05:58 | その他
三浦かるた き
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 三浦半島かるた 《き》

 キャキャキャキャ
 キャベツ
 あさつゆきれい

 
~~~ ~~~ ~~~
三浦半島の農産物として有名なのは、大根だと先日述べた。
しかし、もう一つ忘れてならないのが、
《キャベツ》
大根は、冬の産物。
キャベツは、春から収穫が始まる。
この時期になると、畑の中を、
大量の折りたたんだ段ボールを積んだ軽トラックが走る。
やがて、その段ボールが組み立てられ、
その中に、いくつものキャベツが仲良く押し込められ、
農協へと運ばれてゆく。

ここで、アナタに訊いてみたいのだが、
もぎたてのキャベツを食べた事がありますか?
もいでから30分以内と限定しよう。
もいだらすぐに、バリッと一枚剥いで、パクリッ。
この時、キャベツには、水分が溢れている。
みずみずしいなどという言葉があるが、
まさに水が噴きだすようにさえ感じる。
そして、キャベツの葉は、柔らかい。
それより何より、その旨さたるや・・・

以前、浜呑みと言って、
海岸でチビチビ皆でお酒を呑む機会があった。
その時、農家の仲良しオジサンが、
「ちょっくらキャベツ採ってくらぁ~」
自転車で出かけていった。
10分ほどで、丸丸としたキャベツを抱え、
「ホレ、食え」とばかり、ほおってくれた。
すぐに一枚はがして、ガブリッ
「おおおぉぉ~~~」
皆から感嘆の声があがる。
こんなに旨いキャベツを食べた記憶がない。
ひと口ひと口に、旨い旨いの大合唱!
その後、最後まで、つまみはキャベツだけで、
楽しいひとときを過ごしたのだった。
さほど、キャベツの旨みは、採れたてに集中している。

で、もう一個頂いたキャベツを翌朝、
同じ食べ方で食してみた。
すると、どうだ・・
普通のキャベツである。
旨いのは旨いが、感動するほどではない。
昨日のあの旨さは、どこにいったのだ!
件のオジサンによると、
「もいで2時間くらいまでだなあ~」
時間と共に、みずみずしい旨さは薄れてゆくと言う。

そうだったのか。
では、今度は、キャベツ畑の中に縁台を置いて、
食事会をしてみたいものだ。
 《キャベツフルコース料理》と題して。
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by ishimaru_ken | 2019-04-29 05:37 | その他
麻雀とウインド
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 《麻雀》マージャン
その昔は、ギャンブルの最右翼にあり、
お金を掛けなくして、麻雀をすることなどなかった時代があった。
ところが、麻雀連盟などが、懸命の努力のすえ、
競技麻雀を確立し、名人戦だの○○戦だのと、様々な戦いを催し、
プロを養成し、テレビや雑誌にさらす事で、
職業として成り立たせている。
将棋や囲碁の成り立ち方とは、ちょいと違うが、
似た形態である。

「ボケ防止に良い」
指先を動かし、頭脳を使うということで、
老後に勧めているところもある。
確かに、頭の回転をかなりのレベルであげなければ、
マージャンのスピードにはついていけない。
反射神経も必要となる。

「ビールとってくれる」
久々の休日とあり、仲間4人で卓を囲んでいる。
呑みながら、食事をしながら、牌をうっている。
食事といっても、なんでも食べられるワケじゃない。
片手で、瞬時に口に運べるモノでなければならない。
そこで、私が造ったタイカレーが配られる。
スプーンで口に運べば、一口づつがお酒のオカズとなる。
おでんも登場する。
フォークで、コンニャクを突き刺して食べたりする。
片手で出来るので、便利だ。

ん・・?
頭脳を明晰にしなければ、いけないんでなかったっけ?
なのにビールとは、どういう事?
「ぼくは、ワインがいいなあ~」
リクエストがかかる。
『もう一杯、おかわり』
呑み会なのか、麻雀会なのか分からない。
しかし、これも麻雀の楽しみのひとつである。
真剣勝負をちょいと緩くして、仲間とワイワイやっている。

旅館で楽しむ麻雀が、このカテゴリーである。
温泉つかって、旨いモノ食って、そして、麻雀。
4人なのだから、これは丁度いいってんで、
昼には、ゴルフをやったりする。
お遊びざんまいというレッテルまで張って、
自堕落な週末を過ごす。
一応ゴルフで、運動不足の解消をしたつもりでいる。
マージャンで、頭の体操をしたつもりでもいる。

ただし私たちの場合は、ゴルフの部分が、
ウインドサーフィンに代わる。
明るいうちは、海に出て、海上を走り回っている。
かなり激しい運動だ。
マージャン中に、カレーのお代わりの声が早い。
とにかく腹がすき、喉が渇く。
「ビール、ビール」の声が、ポンとチーの合いの手となる。
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       ウナギのひつまぶし
by ishimaru_ken | 2019-04-28 05:25 | その他
海苔はオカズか?
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 先日、塩ムスビについて語った折に、
海苔はオカズだと言ったら、
「海苔は、オカズには含まれないでしょ」
との意見をいただいた。

では、その意見に反論してみよう。
アナタが旅館に泊まっているとしよう。
朝食の大部屋に行くと、一人分のオカズが並んでいる。
仲居さんが、ご飯と味噌汁を持ってきてくれる。
箸をつかみ、全体を見回す。
卵焼き、干物の焼き物、つくだ煮、煮物、漬物、
よおしと、箸を伸ばそうとしたら、
端っこに、蓋つきの物体がある。
一辺5センチ×10センチ。
高さ2センチ。
見た目が高そうな入れ物で出されてある。
蓋をあけると、中に5枚ほどの焼きのりが横たわっている。
パリッとしている。

ここで想いが湧く。
「海苔だけ、乳母日傘なんだナ・・」
大切にされている。
「蝶よ花よ」とまではいかないが、特別待遇なのは間違いない。
単に、「湿気ると困るので箱入りに」との説明だけでは、
納得できないほどの待遇である。

時には、こんな仕掛けすらある。
 「火をおつけしますネ」
仲居さんがチャッカマンで、カチリと火をつけてくれる。
そこには、直方体の木製の箱があり、
内部の網の上に海苔が乗っている。
つまり、現場で、「炙っている」のである。
ただの海苔を、お客さん自ら、焼き海苔に変化させている。
これは、もはや「蝶よ花よ」と呼んでもいいのではないか。

「いやあ~それでもオカズではないよ」
という方には、コレを読んでいただきたい。
12年ほど前に、私がこんな事を書いていたのを見つけた。
今日は、これで、店じまいしよう。

参照《定食屋のカウンター》2007年:8月27日
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    《いきだおれの 木の切り株》
by ishimaru_ken | 2019-04-27 05:16 | その他
カレーとおでん
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 カレーとおでんを同時につくっている。
時間のかかるものを、二つも造っているのは、理由がある。
辛いものがダメという友人と、おでん興味ないという友人が、
同時に遊びにくるからだ。
どちらかがあれば、どちらも満足してもらえる。

そして、前者はワインを好み、後者は日本酒を好む。
だから二種類用意する。
中には、カレーを食べながら日本酒をすするといったワザを披露する、
滝田くんのような人もいる。
あるいは、おでんを赤ワインで食べている
滝田くんのような人もいる。
私としては、いっこうに構わないのだが、
なるべくなら、滝田くんのマネはしない方が、
世の中のレストランで食事する場合は、顰蹙をかわないですむ。

その滝田くんが、丁度やってきた。
さて、何を呑みながら、何を食べるのかと観察していた。
彼は、期待を裏切らなかった。

おでんと、カレーを同時に食べながら、
ワインと日本酒を、同時に呑んでいた。
(ある意味、期待を裏切っているのだが)
たくましい人種である。

あげく、私が友人から頂いたウイスキーを見つけてしまった。
 《バランタイン30》

お高い洋酒である。
「のんでいい?」
と私に尋ねた時には、もう右手で、コキッと栓をあけている。
トクトクトク

そういえば彼は・・・
以前、ニッカの銘酒、
 《竹鶴21年》
プレミアがついた高級酒を、
私すら忘れていた、台所の奥の奥から探し出し、
封を切って、
旨そうに呑んでいたものだった。
今、旨そうと表現したが、正確ではない。
実は、まずそうだったのである。
なぜか・・・?

つまみに、自分で買ってきたオハギを喰らっているではないか!
ウイスキーとおはぎ。
ニッカ酒造の開発部が聞いたら、頭から湯気が出そうである。
世の中には、信じられないような人がいるもんで、
だから、カレーとおでんくらいで驚いていてはいけない。
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by ishimaru_ken | 2019-04-26 05:58 | その他
なにもこんな日に
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 連日、朝早くに起きていた。
4時起床は当たり前。
今朝もそうだった。
3時に起床した。
すると午後になると眠くなる。
昼寝でもすれば、いいのだが、そうそう時間がとれない。
そんな今日の午後、ちょいと早く家に帰ってきた。
二階の寝室で、少し眠ろう。
布団にもぐりこんだ。
「あ~~気持ちがいいなあぁ~~」

 ドスン ドスン ドスン


屋根の上を歩く人がいる。
そうだった。
10年ぶりに、屋根の吹き替え工事を依頼していたのだった。
たしか4人ほどの人間が、寝室の上にあがっているハズ。
(ま・いっか、こんな騒音、眠たければ、眠れるだろう)

 バリバリバリバリ
何かの機械の音がけたたましく鳴り響く。
 バスンッ バスンッ バスンッ バスンッ
ホッチキスのでかい奴で、釘を打ちまくっている。
 ドサドサドサドサドサドサ
何かを放り投げている。
 ブロロロロロロロロロロブロロロロロッロロ
たぶん見たことのない恐ろしいマシンが、
私の頭上で活動している。
 ギャンギャンギャンギャン
 キ~~~~~~~~~~~~~~~~~ン


なぜ私はここで寝ているのだろう・・
なにゆえこんな眠たい日に、寝室の上で工事なのだろう。
わざととしか思えない騒音をたてている。
(もちろん彼らのセイではない)
布団をたくしあげ、必死に目をつぶった。
このくらいの事で、眠れなくてたまるか!

 ピーポーピーポーピーポーピーポー
 『救急車が通ります、道をあけてください

あああ~っそう、救急車まで来たのですネ。
 ガガガガガガガガガッガガガッガガッガガ
 ブリリリリリ
 ドンドンドンドンドンドンドンドン

もうなんでも来い!
犬でもニワトリでも鳴きやがれ!
 ワオオオォォォ~~~ン、わんわんわんわん
ああワンちゃん、ほんとに鳴いたのネ。

あまりのことに、笑い出してしまった。
人が見ていたら、気がふれたと思われたかもしれない。
なにもこんな所で眠らなくてもいいのに・・・
何もこんな日に、眠くならなくてもいいのに・・・
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by ishimaru_ken | 2019-04-25 05:42 | その他
ヤキトリ屋の看板
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 う~む、この写真の店は、
  《ヤキトリ屋》
である。
ヤキトリ屋と、看板に書いてあるから分かった。
でも、その分かり方と違う分かり方も、知った。
絵看板がユニークである。
ユニークどころか、ヤキトリをつくる原点を描いている。

 「あ~た、鳥を焼くには、捕ってこんといかんでしょ」

絵看板は主張している。
 「捕るには、バキュ~ンでしょ」
具体的に表している。

この絵看板を、ご自分で拵えたのか、
看板屋さんに依頼して作らせたのかは、定かでないのだが、
もし、依頼したのだとしたら、
 「え~とぉ、こんなんで本当にいいんですか?」
押し問答の会話が聞かれたと思われる。

私は、この店に残念ながら入店していないのだが、
まさか、ありきたりのニワトリを焼く店だとは、
思いたくない。
なにがしらのコダワリを持った店に違いない。
バキュ~~ンの行く末に、
 「生類あわれみをもって、喰いな」
こころざし高き御仁が、包丁をふるっておられると、
おみうけ申し候。
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        キジだ!
by ishimaru_ken | 2019-04-24 05:38 | 謙の発見!
ハートの吊り輪
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 そういえば先日、おかしな吊り輪にぶらさがる機会があった。
琵琶湖の米原から出発する列車に乗った。
すると、冒頭の写真の吊り革がたれているではないか。
 《ハート型》
しかもピンク色。
なんだコレは・・・?
近くにいた鉄道員に訪ねた。
すると・・
 「あ~コレはですネ、恋が結ばれる吊り革なんですネ」

あんですと・・?
 『アチコチあるんですか?』
 「いやあ~滅多に見られないんじゃないですか」
 『で、ここにある・・と』
 「でも、もう見られません」
 『なんで?』
 「もう当列車、この走りが最後なんで」

そうなのだ。
列車の引退の日に、私がかけつけたのである。
元々は、東京の西武線に走っていた車両が、
滋賀の近江鉄道に売却され、色と形を変え、
第二の車両人生を歩んできた。
 《あかね号》
しかし、寄る年波で、ついに引退とあいなった。
列車の最後の日とは、それなりの哀愁が漂う。
巨体が去りゆく姿は、町並みの風景に混ざって、
どことなくさびしい。
機械が機械でなくなる一瞬かもしれない。
ラストランとしてホームをすべりだし、
警笛と共に小さくなっていく後姿に、
なぜか、敬礼をしてしまった。

人と違い、次なる人生はもうない。
解体され、使える部品を供給するスクラップにすぎない。
擬人化するのは、悲しすぎる。

ん・・?
とはいえ、あのハートの吊り輪はどうなるのだろう?
あれすら、捨てられる運命なのだろうか?
あの吊り輪にふたりでぶら下がった想い出を持つ方達の、
《再来権》はないのだろうか?
想い出の地に再び、ふたりで立ち、その昔をしのぶ

いま、横ヤリが入った。
「イシマルさん、そういうの、女のひとは好まないんですって」
『え~そうなの?』
「男だけですヨ、想い出の地にしつこく行きたがるのは」
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by ishimaru_ken | 2019-04-23 05:53 | 謙の発見!
三浦かるた か
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 《か》

 風のつええ
 とこだから
~~~ ~~~ ~~~
おっ、なまっている。
放言なまりが感じられる。
「つよい」ではなく、「つええ」
《風のつええとこ》と簡単に述べている。
この短い言葉は、実は優れている。
三浦半島をひとことで表現していると言っていい。

日本の中で、風の強い場所がいくつかある。
 東海では、《御前崎》おまえざき
 青森では、《十三湖》 じゅうさんこ
 鹿児島では、《与論島》 よろんじま

これらは、いずれも、
ウインドサーフィンのレース会場である。
風速20mを超える風が、吹き荒れる。
10mの風なら、日常茶飯事。
だから、ウインドサーファーがどこからとも集まる。
ハイエースに、わんさかとボードやセールを満載にして、
三浦半島にやってくる。
レースの数も日本の中でも格段に多い。
2年前から、ワールドカップも開かれている。
今年で3年目だが、観客は6万人を超える。

強風を喜ぶ人たちは、少ない。
殆どの職種では、忌み嫌われる。
そりゃそうだ。
寒いし、土は舞い上がるし、良いことはあまりない。
「風が吹いて喜ぶのは、ウインドサーファーと桶屋さんだけ」
とは、私が口走った迷言だが、
三浦半島に関しては、当てはまるだろう。
「今日、風つええんだってサ」
『嬉しいなあ~』
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by ishimaru_ken | 2019-04-22 05:27 | その他
塩ムスビ
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 「オニギリをむすんで行こうかな」
ふらっと低山を登ってみたくなる。
オニギリを持っていく。

最近のオニギリは凝っている。
コンビニもスーパーも、オニギリ合戦をしているかのよう。
中に入る具が、とてつもなく種類が多い。
多いだけでなく、本来ソレは、
立派なオカズだろうと思える具材が入っている。
「照り焼きチキン」だの
「深煎りチャーシュー」だの、
オカズとしても、簡易にはできそうもないオカズだ。

「よし、今日は、塩ムスビにしよう」
具材を抜いてみた。
オムスビの元祖ともいえる、単純さを求めた。
そもそも、オムスビに具が入っているのを見たのは、
東京に出てきてからだった。
その昔、大分の田舎では、オムスビは、すべて塩ムスビであった。
貧しくて具が入れられなかったのか?
具を中に入れる慣習がなかったのか?
定かではないが、オムスビと云えば、
手の平の親指の付け根のふくらみに塩をのせて、
うんこらうんこらと握るむすび方が、正式だった。

オカズは、別に持って行った。
といっても、せいぜい卵焼きかウインナーに過ぎない。
サバの缶詰を持っていくのは、御馳走のたぐいに入れられた。
オムスビの米が手にネバネバ張り付き、
食べにくいという理由で、
たまに、海苔が巻かれた。
こればかりは、大変な贅沢だった。
《海苔が巻かれたオニギリ》との名前まで付けられていた。
つまり、海苔はオカズであるからして、
海苔オニギリを食べる時は、オカズを食べなかった。
オカズをダブルで食べるような気がしたからである。

そして時折、塩だけでなく、ゴマがフラれている時もあった。
この辺りは、微妙なオカズ感である。
分類としては、オカズには入らないのだが、
塩以外がまぶしてあるという考え方を持ち込むと、
オカズに手を伸ばしていいのかという疑問は少しわいた。

このゴマが、のりたまに進化すると、
はっきりとしたオカズと認定される。
オニギリに限らず、普段の食事でも、
のりたまは、厳然たるオカズとして、食卓に乗っていた。
よもや、のりたま付きで海苔が巻かれてあったとしたら、
それは、現代でいう、《照り焼きチキン入り》と遜色ない。
そんなオニギリを食べている人が、卵焼きに箸を伸ばしたとしたら、
バシッと、はたかれる。
「贅沢な!」
オカズ泥棒呼ばわりされるかもしれない。

さあ今日は、塩ムスビだけで、
山頂の空気を味わいましょうかねぇ~
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by ishimaru_ken | 2019-04-21 05:21 | 昔々おバカな話


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