| 《マイナンバーカード》をこれまで持っていなかった。 持つのが嫌いとか、イヤだとかでなく、 なんとなくパスしていた。 先日、市の役所に、なにげなく出かけた折、 「そうだ、ナンバーカードを申請してみよう」 アタマに浮かんだので、すぐにその旨をカウンターで述べる。 「どうぞあちらへ」 どうやら、現在、ナンバーカードを申請しようという方が、 あまりおらず、待ち時間が全くない。 サッサ、スルスルと事は運び、 あっという間に、申請が通った。 そして、しばらくした後日、カードが手に入った。 いとも簡単であった。 その後、病院に行った折り、カードを差し出すと、 なにやら機械で何かやり、もう完璧に使えるモノになった。 ある意味、今がチャンスと言えましょう。 混んでいた頃は、担当者も忙しく、親身になれない場面も、 あったのでしょうが、今は、複数の方が親切に案内してくれる。 一日仕事になるのではないかと、怯えていたのだが、 「行った」ら、もう「終わった」である。 「終わった」ら、もう「使える」。 「使え」れば、「安心」となる。 そういえば、もう一つ申請に行った場所がある。 同じく市の施設で、年金に関する申請であった。 こちとらも、結果から申せば、 「行った」ら、もう「終わった」のである。 以前のように役所が、待たしに待たし、 いつ呼ばれるか分からない番号を、待ちに待ち、 持って行った文庫本の推理小説の、犯人が判明する頃に、 名前を呼ばれるなんてことはなくなった。 デジタル革命のおかげかもしれない。 ただし病院は、その分、待ちに待っている。 具合が悪いから病院に行っているのに、 身体にも心にもよろしくない「待ち」を強要されている。 なんとかならないものかと・・・ やはり文庫本の推理小説を読んでいる。 なぜ、推理小説なのかと言えば、犯人捜しは、 病名当てによく似ている。
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by ishimaru_ken
| 2026-06-16 05:17
| その他
行きつけの魚屋さんが、声をかけてくれる。 定置網に、本マグロ150キロが7本かかったと言う。 それはそれは、豪華な海からの贈り物である。 10年前なら小躍りしそうな贈り物が、 網に放り込まれたのである、しかし―― 「これが困ったもんで、毎日のように本マグロが、 定置網に入るんですワ」 ですワどころではないらしい。 今現在日本中で、本マグロの漁獲制限が進んでおり、 それぞれの地域に年間の漁獲枠が決められている。 すると、すぐにその枠を超えてしまい、 越えた分は、海に放さなければならない。 海に放すといっても、ハイそうですかと簡単ではない。 150キロの暴れん坊である。 引き上げた網には、他の魚が大量に入っている。 マグロを捕っていいのなら、モリを撃ってから取り出せばよいが、 暴れる150キロの巨体を、活きたまま外に出すのは至難の業。 他のタイだのイカだの値段の張る魚たちが、尻尾で叩かれ、 グチャグチャになる。 暴れん坊を追い出した頃には、売り物にならなくなった魚が、 プカプカ浮かんでいるばかり。 しかたなく、すべてを網を広げて逃がすしかない。 この状態が、いま日本の定置網で起きている。 10年ほど前に、本マグロの数を増やそうと、 漁獲制限をしたら、あっという間に、10倍ほどに増えた。 それはそれで、素晴らしい回復力なのだが、 誰も想像していなかった問題が起きたのである。 漁港では、眉間にシワを寄せた魚ビトたち、 #
by ishimaru_ken
| 2026-06-15 05:46
| その他
4才先輩の兄貴的なおっちゃんである。 常に控えめで、皆にやさしかった。 そうそうこんな逸話があった。 あるときガッツさんが、時代劇の準備をしていた時のこと。 頭にハブタイを巻き、一時間ほどかけて、侍のカツラを被せる。 面倒な作業を、毎朝やっている。 ふと、つぶやいた。 「江戸時代の人たちは大変だったんだなあ~」 この逸話どおりのヒトだった。 誰にでも優しく、だれにでも平等に声をかけてくれた。 本人は、《疲れる》という言葉を知らないようだった。 そして―― 昼飯の時間だけ、まるで周りに誰もいないかのような、 食べ方をしていた。 食べ物をもの凄い勢いで口に入れ、飲み込む。 ボクシングの減量時代に、飢えた経験が、 この食べ方を生んだのかもしれない。 ロケ弁当が、バキュームのように吸い込まれてゆく様は、 壮観でありました。 普段、「おとなしい」とさえ感じられる方が、 この時だけは、野獣の片りんを見せてくれるのでした。 そして、遅れて食べ終わった私の弁当箱に、 何ひとつ残っていないのをチラと見て、 ニヤリと笑ってくれるのでした。 #
by ishimaru_ken
| 2026-06-14 05:38
| 仕事
墨絵展 6月11日(木)~16日(火) 10時~17時 (16日は15時まで) 中野ZEROにて(東京都中野区中野2-9-7) JR中野駅より徒歩7分 新刊本(9月出版)の挿絵も・・・ 詳細は、公式ホームページにて #
by ishimaru_ken
| 2026-06-13 06:03
| その他
汗だくさんで、虫もとびかう草むらを刈り取っている。 参加しているのは、平均年齢70才をしっかり越えている面々。 世間で言えば、高齢者なのだが、山に登るひとたち。 足腰が強い。 カクシャクを越えて、ピンピンしている。 数時間、バリバリバリバリー マシンを振り回していたかと思えば、柵の修理をしたりする。 道具を使うのはお手の物だ。 道具が壊れると、自分で修理する。 夕刻が訪れると、日帰り温泉に向かう。 ザッパ~~ン 70を超えた面々の背中がたくましい。 背中をタオルで洗う時に、背筋が盛り上がっているので、 タオルを両手に右左と、こすっても、 真ん中のタテの線(背骨)が洗えていない。 常日頃、山の中で重い荷物を背負っているので、 背筋の盛り上がり方が、山脈のようだ。 「お背中ながしましょうか?」 という先輩への声かけは、 「この山脈の谷間を洗いましょうか?」 と言っているらしい。 古民家を改築した宿に帰ると、皆で料理を作る。 私の担当は、魚の刺身。 本日は、《キンメダイ》 《イサキ》 《鯵》を丸ごと仕入れ、 捌いて、皿に並べる。 あとは鍋の予定が、焼き肉に変更となる。 健啖とは彼らのことで、良く動いたので、 それはそれは良く食べる。 そして、ビールに始まり、日本酒、焼酎と、酒瓶がならぶ。 ステレオでいろんな音楽がかかっている。 まだ明るいうちに始めた宴会が、深夜に及ぶ。 するってぇと、翌朝は遅くまで眠っている・・・ のかと思いきや、明るくなると起きだし、 朝食を作り、ガツガツ食った途端、すぐに皿を洗い、 昨日の作業の続きを始める。 とにかく、よく働く。 誰に言われるまでもなく、アレを修理し、 コレを点検し、自ら仕事を見つけ、工夫する。 ジッとしている人はいない。 どこかへ行ったと思えば、ソッチで何かを作り出している。 #
by ishimaru_ken
| 2026-06-13 05:10
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