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増量の単位
増量の単位_e0077899_09203539.jpg
 昨日、数字の面白さを述べた。
数字が増えるほど、商品が売れるしくみだ。
 たとえば、醤油の減塩の数字が、%で書かれてある。
《20%減塩》が出ると、それを追うように、
《40%減塩》と続き、いまでは、
《66%減塩》まで、目にする。
いや、我が家に並んでいる。
時に、40%を使い、おかずによっては66%をかける。

これは数字の作戦をみごとに言い表している。
66%とは、2/3である。
もし、2/3と書かれてあったら、反射的に
「何かが減らされた」と感じる。
「損をする」と身がまえる。
ところが、数字で20~40~66と増えてゆけば、
得をした感がうかび、つい手に取る。
うまい!

ペットボトルの水とて、500㎖を、550だの600だのと、
微妙に増やすと、喜ぶ仕組みだ。
ただし、このくらいの数字は、微妙である。
昨日のヤクルトで分かるように、倍々となると、
数字の行きつく先には、限界があろう。
数字の3桁4桁いやいや5桁、つまり万の単位が登場すると、
想像が追いつかない。

 「300億のビフィズス菌が一本の中に・・・」
市販のヨーグルトの表示では、桁の違う数を教えられる。
宇宙の星ほどの数を体内にとりいれて良いのだろうか?
数字でゲップが出てしまう。
だから、数字を見ないようにして、のどに放り込んでいる。
300億を想像しないように、他のことを考えている。
と言いながら、チラっと数字が見えた・・えっ!
3000千億?

数字を実感できるのは、どこまでか?
人間の数では、10万人が入るスタジアムが満杯。
わたしには、これが限界だ。
モノの数としては、
3億円事件の時に、テレビで観た3億円の束の積み重ねで、
3万枚を実感した。
万歩計をつけて歩いている方は、1万という数の実感があるだろう。
そう考えると、万の単位あたりが、人類の限界なのだろうか?

それが証拠に、いにしえの中国では、数字の単位を、
億、兆、京、垓、秭、穣・・・・・・・・・・・無料大数
と大量に連ねてくれたが、それは、
前の数字(漢字)に《万》を掛けただけだ。
したがって、理解の範囲が《万》だと感じていたのではないだろうか。
増量の単位_e0077899_09204475.jpg

# by ishimaru_ken | 2024-05-16 05:19 | その他
ヤクルト10000
ヤクルト10000_e0077899_07565613.jpg
 《ヤクルト1000》
売り出された頃は、スーパーなどでは、
「おひとり様、3本まで」
人気のあまり、買い占めを諫められた。
いまでは、大量に生産されだしたのか、
6本まとめのパックすら売られている。

そもそもヤクルトに数字表示のない時代がずっと続いていた。
ある日、《ヤクルトW》が登場し、大きさも倍くらいあったので、
何かが倍になったのか!興奮した。
次に、《ヤクルトファイブ》なるものが現れ、5とは何?
首を傾げながらも、「何かが5倍なんだろう」とワクワクした。
やがて、《ヤクルト80ACE》が登場した。
80倍なのか!と目を見開いたのだが、なんでも、
ヤクルト創業80年記念の商品だった。
 ここで、大きく飛躍する。
《ヤクルト200》が出たと思ったら、すぐに《ヤクルト400》が!
宣伝では、シロタ株が400億個入っていると胸をはっている。
そ・そんなに株をお腹に入れていいのか?怖くもなった。
そして現在、《ヤクルト1000》!

これは、数字を多くしてゆくという戦略だろう。
たいがいの商品は、数字を増やすことで、
売り上げを伸ばそうとしている。
それも、徐々にあげる作戦が常である。
ヤクルトとて、長い年月をかけて徐々を貫いている。
我々は、徐々に増えるのに弱い。
戦略と分かっていても、ついつい手が出る。
この先、いったいどこまで行くのか?
10000まで行くのだろうか?

ところが、減量も試みている。
《ヤクルト1/2》 ハーフ
ダイエット用に、カロリーが半分しかないと言っている。
こればっかりは、半分なのに、良く売れているようだ。
となると、こんなモノも期待したい。
《ヤクルト1000 1/2》
ややこしい商品となる。
「それは500じゃないのか」
文句を言う客が出てくる可能性がある。
「薄めたのか!」
下あごを突き出す人がいてもおかしくない。

消費者は、増えるのは喜ぶが、ちょっとでも減ると文句を言う。
パソコンの表示を見て、80万メガより、2ギガの方が小さい、
と文句を言う人すらいる。
数字のマジックは面白い。
ヤクルト10000_e0077899_07574616.jpg


# by ishimaru_ken | 2024-05-15 05:48 | その他
菖蒲湯
菖蒲湯_e0077899_08342862.jpg
 5月5日、子供の日に、《菖蒲湯》に入る習慣が日本にある。
思い起こしてみると、当日に菖蒲湯に入った記憶がない。
っとスーパーに、菖蒲が売られているのを思い出した。
 一度やってみようと、財布を持って、家を出た。
すると、垣根の間に細長い雑草が伸びているのを見つけた。
ん・・・あれは?
「まさか、しょうぶ?」
手を伸ばし千切ってみる。

この時、私はおかしなことをしていた。
匂いを嗅いでみたのである。
よくよく考えてみれば、私は菖蒲の匂いを知らない。
《菖蒲湯》という慣習を知っているだけだ。
クンクン?
匂いを嗅いで、しばし空を見あげ、
意味のないことをしている自分に気づく。

気づいたので、とりあえず、その草をその場に置いて、
スーパーに向かった。
《しょうぶ》 168円
 「袋はどうしますか?」
 「そのままで」
買って帰り、本物の菖蒲を袋から取り出し、一部を千切り、
(ただしい)匂い嗅ぎをしてみる。
ふむふむ、甘い匂いがする。
先ほどの草と嗅ぎ比べする。
クンクン   クンクン
本物に比べて、明らかに匂いが違う。
我が家に生えていたのは、ただの草だった。

その後、本物を風呂に浮かべて入浴した。
この香りは微妙かもしれない。
おそらく嗅いだことのない香りであり、
いかにも、かすかな香りでも大切にする《和》を表現していた。
もし、垣根で見つけた草を、「この時期の!」
と勘違いして、「初めての菖蒲湯!」として、入浴していたら、
それはそれで、面白い感想が湧いたのだろう。
 「菖蒲湯って、なんか自分がバッタになった気分だネ」
菖蒲湯_e0077899_08343387.jpg
 ただの草と言われた残念な しょうぶもどき と 野の花

# by ishimaru_ken | 2024-05-14 05:33 | その他
もし

もし_e0077899_09332129.jpg
 昨日、三つの言葉の使い方を述べた。
その最後に、提示した、これは何?
 《もし》
日本語の仮定語だ。
文章の始めに、「もし」と書かれてあったら、
ここから、仮定の話をしますので、
信用するかしないかはアナタ次第ですよ、と予め記している。
となると、ある意味、何を書いても良いことになる。
 「もし、宝くじが当たったら・・・」
 「もし、わたしが宇宙人だったら・・・」
どの方角に話がとんで行こうと自由となる。
空想妄想大好きな人には、使い勝手がよい言葉である。
ヒマな時間に、ずっと空想の世界にとんでいられるのは、
「もし」を考えられる人間特有の才能かもしれない。

そこで、「もし」の世界にいるアナタがいるとしよう、
そのアナタに更に、「もし」を提示したらどうなるだろうか?
分かりやすく説明するのに、「もし」を使おう。

 「もし、アナタが日本の首相だったとしましょう。
そのアナタに、もし、致命的な病気が見つかったとしましょう。
その時、ひとつしかない薬がコッソリ渡されたとしましょう。
もし、同じ病気にかかった人が、近くにいたとしたら、
その人に薬を譲れますか?」

もし、ばかりが三つも連なっている。
仮定の仮定の仮定である。
あまりにも想定を外れた仮定であるにも関わらず、
人間は、真面目に考えようとする。
この「もし話し」でなくとも、
相当常識からかけ離れた「もし」であっても、
人は、一応考えてみるクセがある様な気がする。

 たとえば、テレビではクイズ花盛りだ。
クイズとは、「もし」の集大成だと言えよう。
日常生活ではありえない条件や状況が出題される。
クイズ好きなヒトは、空想好きとカブるだろう。

 おっ、電話がかかってきた。
「もしもし・・・」
ん・・受話器に向かって喋るこの言葉は、何?
「もし」となにか関係あるのだろうか?
ある説では、
「これから、申します申します」から来たと言われるが、
ホントだろうか?
むしろ、私の説としては、
「かけてきてモゴモゴ喋っているアナタは、
もしやもしやイシマルさんですか?」
の略ではないかと・・・
もし_e0077899_09333435.jpg
大吾郎のタクシー

# by ishimaru_ken | 2024-05-13 05:29 | その他
さて さあ ハテ
さて さあ ハテ_e0077899_08065573.jpg
 文章にも、《書き癖》がある。

「さて」 と書き始めるのは、場面転換である。
 「さて、ここで刺身の皿の話しをしましょう」
前段で話していた内容から、ちょっと離れる時などに使う。
ちょっと離れるだけなので、わざわざ「さて」を使う必要はない。
なくても通じる「さて」と言えよう。
では、これはどうだろう?

「さあ」 と書き始める時は、今までの話から、
飛躍しますという宣言だ。
 「さあ、刺身の皿を洗ってみましょう」
明らかにアナタに動作をうながしている。
単に、「刺身の皿を洗ってみましょう」では、
とうとつ感が、いなめない。
「さあ」とくれば、文章を読むのに飽きかけていたアナタに、
もう一度、まばたきをさせてくれる。
では、コレはいかがだろう?

「ハテ」
だれが考えても疑問形だ・
 「ハテ、同じ皿ばかり使うのはなぜ?」
おなじ疑問形でも、冒頭に「ハテ」を付けておくと、
アナタの首傾げのお手伝いとなる。
もし無かったとすると、文章の最後の《?》マークで、
はじめて何かを問われたのかと気づく。
最初に「これは疑問を呈していますよ」と呼びかけている。

さて、さあ、ハテ、
この三つは、有っても無くても文章の狙いは変わらないのだが、
アナタに準備をさせている。
これから語る事を、聞いてみようか、
という気持ちにさせている。
ある意味、ズルい。
このズルさで、やめとけばいいのだが、コレを使い出すと、
歯止めが利かなくなる。

「もし」
さて さあ ハテ_e0077899_08082263.jpg
もし、時刻を知りたくなった時、行ってはならない店は
 時計屋


# by ishimaru_ken | 2024-05-12 05:19 | その他



石丸謙二郎
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