パー
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 「コレ失ったら、すべてパーだ!」

この言葉、どう思いますか?
意味が分かったアナタに問うてみたい。
「パー」って何ですか?

今、横にいた滝田くんが答える。
 「パーってのは、全部なくなるんだから、パーだヨ」
 『んだから、そのパーは何?』
 「ナッシングでしょ」
 『わかった、じゃあ改めて訊く、パーは何語?』
 「うぐっ」
 『うぐ語じゃなくて、何語?』
 「パー語」
 『はいはい、君はそっちで朝飯食ってなさい』

オジサンは、何かというと、パーを使う。
オジサンの作家でさえ、パーを使っている。
さっき読んでいた百田尚樹の《逃げる力》にこう書いてある。

 <会社辞めたら、ここまで十年、二十年と苦労して、
  登りつめてきたのがパーになりますから、
  到底受け入れられないというわけです>

この文面から推測すると、
パーとは、
 「すべて無駄になる」
 「差し引きゼロになる」
 「ジャンジャン」
 「ふりだしに戻る」
となる。
そこまでは、わかった。
では、誰がどこで、この言葉を使いだしたのだろうか?

パーで、最初に頭に浮かぶのは、ゴルフのパー
プラスでもマイナスでもない状態を表現している。

次に浮かぶのは、ジャンケンのパー
手のひらをひらいて、皆に見せている。
したがって、「私は何も持っていない」
つまりゼロの状態・・

もう一つ浮かぶのは、関西で、
特に吉本で、
 「おまえ、パーちゃうんかい!」
アホかいなと、口から泡をとばしている。
毎週、吉本新喜劇では、
 「パーちゃうんかい!」
これが聞ける。
座長の内場勝則(うちば)さんは、甲高い声で高らかに~
 「パーちゃうんかい!」
っとここまで振っておきながら、吉本の話は忘れてほしい。
今日の、パーの探求から外れてしまう。

他にも説はあるだろうが、アナタの説は何だろう?
 「パー」
私もつい最近使った。
パソコンに取り込んだ、写真が・・
あれれ?
打ち間違いで、一瞬で消えちゃった。
その時の、首を垂れたようなつぶやきが・・
 「あっちゃっ、パー」
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  塔ノ岳の山小屋 尊仏山荘にて
# by ishimaru_ken | 2018-06-12 05:58 | 昔々おバカな話
ダイヤモンドカーフのふくらはぎ
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 山に登れば、足が鍛えられるのは当たり前。
昨日、標高差1600mを登って降りてきた。
この1600m高低差って、どんなだろう?
東京の池袋にサンシャイン60というビルがある。
60というからには、60階建て。
一階を3mと概算すると、高さ180mになる。
これを基準に計算してみよう。

いま話した1600mとは、サンシャイン60を
ほぼ9回登って降りてきた事になる。
しかも、カラ荷ではない。
私の場合、8~12キロの荷物を背負っている。
人によっては、20キロオーバーだ。
足の筋肉は、いやがおうでも鍛われる。
 「え~太くなるんですか~?」
不思議な事に、太くはならない。
むしろ細くなる。
キュンとなる。
足首は限りなく細くなり、
フクラハギにダイヤモンドカーフが浮かぶ。

はい、ここで登場した、
「ダイヤモンドカーフ」を説明しましょう。
アナタのフクラハギを風呂場で鏡に映してみましょう。
かかとを上げ、力をこめます。
すると、フクラハギのチカラコブ部分に、
ダブリューの形が浮かびます。
それを、「ダイヤモンドカーフ」と呼ぶ。

えっ、浮かばない?
はは~ん、アナタには、
まだダイヤモンドカーフは出ていません。
心配ごむよう。
フクラハギのダイヤモンドカーフは、
そうそう簡単には出ない。
トップアスリートでも、出ていない人が多い。
さほどの、究極の筋肉のつき方と言っていい。
もし今、アナタが、お風呂場の鏡の前で、
そいつを見つけたのだとしたら、
すぐに誰かに写真を撮ってもらって、
慌てて自慢した方がいい。
もの凄く慌てた方がいい。
稀少です。

ちなみに、
サンシャイン60の例えを毎週10往復している、
私のフクラハギには、
ダイヤモンドカーフは出ていません。
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      常念岳 一の沢雪渓
# by ishimaru_ken | 2018-06-11 05:40 | スポーツ
浦島草
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 《浦島草》 うらしまそう
この草は、そう呼ばれている。
正式名称かどうか定かでないが、
おそらく、ある部分の見た目が、
浦島太郎のしぐさに似ているのだと思われる。
その部分を拡大してみよう。
背景がゴチャゴチャして分かりにくいのだが、
真ん中の茎の右横に、奇妙な袋のようなモノが付随していて、
その袋から、右側に細いツルが伸びている。
まるで、魚釣りの竿が、魚の重さでタワンでいる様に見える。

そう、浦島太郎が魚釣りをしている様に似ている。
この似たモノ関係を、強引に発見した人によって、
名が付けられたのかもしれない。
人の想像力は果てしない。

この草に似ているモノにコレがある。
 《マムシ草》
形状が、マムシの頭に似ている。
茎の部分の模様もなんとなく似ている。
どっちがどっちに似せたのか定かでないが、
野生の動植物は、似せることが得意だ。
似せて生き延びたと言えるかもしれない。

似せ過ぎて、雑草刈りの時に、
一緒に刈られてしまうナナフシなんてのもいる。
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        マムシ草
# by ishimaru_ken | 2018-06-10 05:34 | その他
落石注意の看板
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 《落石あり》
この看板は、私にウケている。
通常の看板とちょいと違う。
落石の文字が、らくせきしている

どなたかが考えついたのだろうが、デザインとして優れている。
目をひく。
ひくのだが、落石の注意の促し方が、
一方向になっている気がしないでもない。
一方向とは、どういう意味か?

山道を車で走っていて、「落石注意」の看板を頻繁にみる。
すると、アナタは、こう思う。
 「ヒエッ、横の急斜面から、岩が落ちてくるんだ!」
いましも大きな岩が落ちてくる気がする。
テレビの<衝撃映像>などで見る、
落石が車に落下する場面が浮かんでくる。
 「早く通り過ぎなきゃ!」
アナタは、アクセルを踏む。

コレが危ない。
落石注意とは、
「石が落ちてくるのを注意している」のと同時に、
「落ちている石に気をつけろ」と、注意しているのである。
この先、石が落ちていますかもヨ。
直径10センチの石でも、乗り上げれば、危ない。
よもや、一抱えもある岩なら、大事故が起こるやもしれぬ。
この看板が出ている箇所は、ヘアピンカーブが多い。
大きな岩が見えたときは、もう遅い。
ドッカ~ン

 「え~あの看板の場所でも、石が落ちてた事ないですヨ~」
はい、それはですね、
日本とは大した国で、
雨風のあと、すぐに近隣の自治体が、
トラックで、見回りをしているのです。
道の真ん中に鎮座している石だの岩を、
撤去してくれているのです。
ごくろうさまです。
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  この岩、次の日には、もうなかった。
# by ishimaru_ken | 2018-06-09 05:25 | 謙の発見!
青いもの喰い
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 昨日、青梅を食った話をした。
小学生の頃、
青梅を少しづつ食えるようになった影響なのか・・
その後のけんじろう君は、青い食いモノが大好きになった。
青いとは、熟していないという意味ともとれる。

たとえば、トマト。
トマトは赤いと思われている。
しかし、私が好きなトマトは青い。
黄色になりかかったあたりをガブリとやる。
まるで、ピーマンと見まごうトマトを美味しいと感じていた。

たとえば、ミカン。
黄色のミカンをさかのぼり、
早生と言われている青々としたミカンを更にさかのぼり、
まだカチンコチンの青く硬いミカンにかぶりついたりする。
歯茎を刺激してくる果汁は、酸っぱいどころではない。
ギャ~~うめえ。

たとえば、イチゴ。
全体が真っ赤なイチゴにはそっぽを向き、
お尻のあたりが黄色のモノをさがす。
いや、さらには、お尻が緑のモノを探す。
手に取り、うれしそうなに頬張るイチゴは、
緑と黄色だけであり、赤がない。
冒頭写真の一番手前にある奴に、あえて手を出す私がいる。

学生の就職活動で、「青田刈り」という言葉がある。
その頃の私がやっていた果物食い行為は、
さながら青田刈りである。
実りを待つ余裕のない、青さだけに興味があった。
コレは青梅を食った反動なのか、
それとも、私の気質なのか定かでない。
でも、DNAが関係していないのは、はっきりしている。
私の両親にも、兄弟にもその資質はない。
私だけが、青いモノ食いであった。
理論を突きつめれば、
青梅を食いつづけた身体への影響につきるのだろうか?
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       大井川鉄道の車窓
# by ishimaru_ken | 2018-06-08 05:40 | その他
青梅は食えるか?
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 「梅の出荷が始まりました!」
テレビで喋っている。
梅とは、青梅のことである。
浸けて梅酒にしたりする青梅だ。
ここで、アナタに訊きたい。
 「青梅を喰ったことがありますか?」

なんちゅうこと言うだ!
アレは、青酸なんとかが含まれちょって、喰ったら死ぬだヨ。
お叱りを受ける。
そのとおり。
青酸なんとかで、食ったらほぼ腹を下す。
下すどころではない。
というより、喰ってみたら分かるが、すっぱ過ぎて、
舌がしびれる。
ヒエ~とか言ってしまう。
そう、ヒエ~と叫んでいたけんじろう君がその昔いた。

小学生のけんじろう君。
庭に実った梅の青さに惹かれている。
「喰ったらいかんゾ!」
大人に、たしなめられているのは分かっているのだが、
プクプクと実った青い実は、いかにも旨そうだ。
あいつを食わぬしてどうする!
子供心に火がつく。

梅ノ木の下で、ささやかな理論をくみしだく。
 「あいつは毒だ。しかし、大人が酒に浸けると、
毒でなくなる。たぶん大人はウソをついている。
旨いので、子供に食わせない為にウソをついている」
よし、食ってやろう。
ボキリ、
一粒もぎ、手のひらの上でゴソゴソやる。
親指と人差し指で、その青梅をつかみ、空に浮かべる。
決心は、早かった。
ガブリッ

ん・・?
うまいでないか!
さわやかな青さに感動する。
舌がややしびれる。
半分も食えない。

その後、毎日、親の目を盗んでは、
一個の半分づつ喰らいついたのだった。
そして数年後のこの季節、毎日一個、
青梅を食っていた私がいた。
・・いたのだが、たぶん間違っている。
良い子は決してマネしてはいけません。
良い子は、最初の時点で、医療関係の世話になります。
パープーパープーとか鳴ります。
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  極めつけの秘境駅 尾盛駅
# by ishimaru_ken | 2018-06-07 05:49 | 昔々おバカな話
加速する読書
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 読書をする。
本を読むというカテゴリーを狭くして、
《小説を読む》という行為に特化してみよう。

文庫本片手に、椅子にふんぞり返っている。
一冊の文庫本の、7割がたまで読み進んできた。
そこで、ふと思う。
小説を読んでいると、加速がつく
読み始めの、10ページ読破するタイムと、
半分までやってきた速度は、違う。
よもや、後半に至っては、相当の速度の差が生じている。
おそらく、2倍、3倍の読み進み速度が発生している。
なぜ・・だろうか?

一つには、登場人物の確認がなくなる事が挙げられる。
一つには、場所の説明がなくなる事が挙げられる。
さらには、人間関係がはっきりし、
修飾語に反応しなくてよくなる。

 「きらめく舞台もどきの柱の陰から、
  村松は大海の怒涛の波に似せた、
  紅蓮の炎を繰り出した」

柱の横で村松さんがタバコに火をつけただけなのだ。
つまり読者は、後半では文脈をすっとばす素早さを身につける。
すると、懸命な作家は、
文章を区切る<、>の数を減らし、
<。>を増やす。
一文を短くし、リズムを大切にするようになる。

これは、映画でも同様の手法が用いられている。
導入部は激しく始まり、その後タラタラと説明部分があり、
後半では、息をつかせぬ急展開となってゆく。
映画は、映像があるので、分かりやすい。
ところが、小説となると、
すべてが読者の想像の世界になる。
そこで我々は、作家の微妙なる手練手管によって、
「その世界に、いつづけたいのか」
「離れたいのか」
の判断に迫られる。
この時間帯が、後半の4分の3あたりだと思っている。

そこは、読書の加速コーナーだ言っていい。
このコーナーまで読み進められば、本はさらに加速する。
まるで、風に吹かれてページをめくるほどの勢いを得る。
面白さのアクセルが踏まれる。
こうなると、もう本が手離せない。
競馬に例えれば、第四コーナーを回ったところである。
ここまできて、帰る客はいない。
結末を知らずして、本を手放すハズもない。
馬券を手放すハズもない。
しかし・・・
最後の直線にかかったところで、なぜか、
読み進めるのを、一時的にやめ、本を閉じる輩もいる。
私だ。

なぜ・・?
ゴールが惜しいのである。
ゴールをもうちょっと先に延ばしたいのである。
その瞬間を、朝の列車の大混雑のラッシュ時の、
ごちゃまみれの中で味わいたい
・・・
ヒネくれた私であったりする。
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# by ishimaru_ken | 2018-06-06 06:06 | その他



石丸謙二郎
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