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ニュージーランドのリーグ
ニュージーランドのリーグ_e0077899_09594843.jpg
 ラグビーのルールが、面白い方向に改定され続けている。
「点が入りやすい」方向に傾いている。
敵がほおった横パスを、はたき落とすと、ペナルティとなる。
しっかり掴むのはOK、などなど・・・

「痛い」行為もケガに繋がるので、違反となる。
首から上への攻撃はすべて、御法度である。
意図的でなくとも、偶然だろうとも、首や顔面、頭部に、
なにがしかの打撃を与えると、イエローカードが出される。
そこに、多少なりとも、「意図」が感じられると、
レッドカードとなる。
15×15の選手がいり乱れるので審判3人では判定しづらい。
そこで、テレビカメラによるレビュー判定が行われる。
数台のカメラの映像を、繰り返し見て、
「ホラ、わざとだナ」
判定の補助として使っている。

それにしても、タックルだけは、依然その怖さは変わらない。
テレビ番組《野生の王国》などで観られる、パイソン同士が、
アタマでぶつかり合う様にそっくりだ。

以前、二―ジーランドに旅した折、テレビで、
《リーグ》なるプロスポーツをやっていた。
1チーム11人制。
ラグビーそっくりな競技なのだが、スクラムがない。
ひとりがボールを股の下から出すと、
そのボールを掴んだ選手が、敵のカタマリに向かって、
突進してゆく。
その選手も敵も、逃げるとか避けるとかはしない。
正々堂々とぶつかり合う。
たいがいドカンと音がして、止まる。
そこで人間のカタマリが生じ、審判がとめる。
3回同じ事をくりかえす。
4回目はボールを蹴って相手側に渡すことになる。
アメリカンフットボールの《ダウン》の考え方に似ている。
 ときおり、バックスにボールが繋がり、展開することもあるが、
ほとんど、ドカ~ンの繰り返し。
よく見ていると、モールもラックもラインアウトもない。
人がゴチャゴチャと集まる瞬間は、ドッカ~~ンのときだけ。
試合を小一時間観ていたのだが、点がほとんど入らないので、
チャンネルを回してしまった。
私には、その面白さが伝わらなかったようだ。
(怖さは伝わった)

それにしても、ボールを持って、100キロをゆうに超える敵が、
数人待ち受ける壁にぶつかっていくのは、恐いだろうな。
恐さの証拠に、ボールを持たされる選手は、
かわるがわるだった。
ニュージーランドのリーグ_e0077899_09171589.jpg
   銀座の街角テラス

# by ishimaru_ken | 2025-06-06 05:14 | スポーツ
台湾では 滅火器と呼ぶ
台湾では 滅火器と呼ぶ_e0077899_07451623.jpg
 消火器が家の中にある。
では、どこに置いたらいいだろう?
火が出るのは、ほぼ台所だから、そこに置けばよい。
と考えたくなる。
火の近くにあるにこしたことはないが、
はたして・・・

我が家で消火器は、勿論台所にも置いているが、
「イザ!」
の時は、トイレに走るようにしている。
そこは、まず火が出ない場所であり、消火器を見つけるのが、
簡単であり、いつも消火器を目にしていられる所だからだ。
この、「いつも目にしている」というフレーズが肝心。
これは、「目に焼き付けている」と同じ示唆。

イザ!の際、パニクリそうなアタマの中に、真っ先に、
浮かんでもらわなくてはならない消火器がある場所。
それを一日に何度も、目の隅に捉えられる場所。
それが、トイレだ。
だから、家の要所々々には、こんな張り紙も。
《火事だ!トイレに走れ!》
そして、その消火器の上に、張り紙をしてある。
 《火を消せ!》
赤い字で大書し、横にもうひとつ文字が書かれてある。
《台湾では、滅火器と呼ぶ》

「めっかきって言うんですか?」
訪ねてきた友人が、面白がっている。
「滅亡の、めつですよネ!」
やはり、消火器のありかをトイレで頭に焼き付けたらしい。
「消火器の消すより、滅の方が火が消えそうですよネ」
こちらの思うツボである。
にわか消防士が、ひとり増えた。

ひとんチで、消火器がどこにあるかなど、全くわからない。
それを知らせるには、トイレに書いておくのが、正しい方法だ。
しかも、「めっかき」というイメージも脳みそに刷り込んでしまった。
しめしめ・・・・
台湾では 滅火器と呼ぶ_e0077899_07452151.jpg

# by ishimaru_ken | 2025-06-05 05:43 | その他
空から撮る

空から撮る_e0077899_08470043.jpg
 この写真は、どうやって撮ったのだろうか?
カメラが宙に浮いて撮っているように見える。
まだ、ドローンが世の中に無かった頃の写真である。
撮影場所は、まわりに小高い丘のない海辺。
塔もなければ、展望台もないただただ砂原がつづくビーチ。
ヘリコプターでも呼んだのだろうか?

真相:
ウインドサーフィンのセールを張る道具に、マストがある。
ツーピースと言って、2本のカーボンのポールを繋ぐ仕組みだ。
一本、5mのポールを2本つなぐと、10mの高さになる。
そのテッペンにデジカメを縛り付け、10秒タイマーをかける。
シャッターを押して、急いで持ち上げる。
カメラの向きを見ながら調整し、10秒数える。
パシャリッ
こうして、空撮に似た写真が撮れた。

いま現在、同じ写真を撮ろうとすれば、
自撮り棒の先にスマホを付け、さらにポールを伸ばし、
最終的に、ブルートゥースでシャッターを押せばよい。
便利になったものだ。
いやむしろ、ドローンを飛ばして良い場所であれば、
そんな苦労はいらない。
実際、ウインドで海上を走り回る映像はたくさん撮っている。
時速40キロ以上で走る私を、追いかけたり、迎えたりと、
まるで鳥目線の映像をシロウトが拵えられる。
おまけに、映像をパソコン内で、編集できる。
もっと言えば、編集もそれなりのソフトを使えば、
かってにやってくれる。
なんという事だ!

10数年前に、苦労して撮った写真たちには、
それなりの味わいがある。
原本を見ると、ほとんどの写真の水平が狂っている。
良いことに、水平線が写り込んでいるので、修正しやすい。
写された人たちも、長い棒を担いで浜辺に立っている私を見て、
「な~にをやってんだ?」
と首を傾げていたが、できた写真を見て、納得するようになった。
以後、上空にあるカメラに向かってピースするようになった。
空から撮る_e0077899_08521354.jpg

# by ishimaru_ken | 2025-06-04 05:46 | 昔々おバカな話
電報の時代
電報の時代_e0077899_07554472.jpg
 友人に、スマホにせずに、頑としてガラ系の携帯を使うヒトがいた。
仕事を依頼したりされたりする関係だったので、
素早く連絡をとる方法が求められた。
メールを送るのだが、返ってくるのに長い時間がかかる。
パソコンに送ったメールに関しては、2日3日遅れが当たり前であった。
 なんとかして、スマホに変えてもらいたいと願っていた。
しかしながら、以前の私がそうであったように、
《頑》としては変えてくれなかった。
 そこで・・・こういう表現をして、彼に伝えてみた。

「いまアナタの携帯の連絡方法はですね・・・
 その昔、電話が普及した頃に、連絡を
電報でやっているようなもんですヨ」

この表現にビクリと反応した彼は、
あわてて携帯ショップに駆けつけたのである。
そして、すぐにラインも覚え、いまではコチラの問いに、
敏速な反応をし、文や写真や資料などもラインでこなし、
皆の間でも高評価を受けている。
さすがに、電報マンと呼ばれたくなかったようだ。

電報を打たなくなって久しい。
この50年、電報を打ったのは、結婚式の時のみである。
それ以前は、なにかことあるごとに、電報のお世話になっていた。
「桜咲く」などという受験合格の電報文面もあったが、
電報文面は、電電公社に行けば、定例文章が並べてあった。
特に結婚式への電報文面はたくさんの例があり、
「なるほどなるほど」とポンと手をうったものだった。

中には、私のように自分で考えて申し込む人もいたが、
そういう文面は、歯が浮くような気恥ずかしい作品だったりする。
特に、電話で申し込む場合は、その気恥ずかしい文章を
声に出して読むので、受話器を持ちながら真っ赤になる。
さらには、電電公社の方も、同じ文面を確認の為、
くりかえして、声に出して読まねばならないので、
お互い、真っ赤になっていたものだった。
さいごに「コレでよろしいでしょうか?」の問いに、
良くない場合でも「はい」とこたえ、
すぐに電話を切ったものだった。
残念だが、電報の時代には、戻れないのだろうな・・・
電報の時代_e0077899_07561344.jpg
 戦国時代の城のガードレール(岡城)


# by ishimaru_ken | 2025-06-03 05:52 | 昔々おバカな話
柳家喬太郎
柳家喬太郎_e0077899_08124101.jpg
 《柳家喬太郎》 やなぎや きょうたろう
落語家である。
この方の噺しは、落語家の中でも、
ちょいと変わった表現方法をとっている。
どちらかと言えば、芝居に近い。
舞台で観られる芝居をひとりでやっているような気がする。

劇に《ひとり芝居》なるものがある。
ひとりだけで、何もかもやってしまうという、芸に近いものだ。
相当のチカラがなければできるものではない。
会話も、二人分、交互に喋るので、まるで落語的になる。
しかし、芝居と落語はまったく違う表現をする。
芝居は声色(こわいろ)まで使って、違う人を演じる。
対し、落語は声色は使わない。
目をつぶって聞いていると、「今のはどっち?」
喋っている人が分からなくなったりする。

つまり、デフォルメのやり方が違うのである。
芝居とは、役の人物を演じる。
その人物に、どっぷりはまり込む。
しかし、落語では、演じてはいけない。
あくまで、その人物の口を借りているだけのような気がする。
その人物評価までが、込められている。

つかこうへい事務所で一緒に芝居をやっていた風間杜夫さん。
役者としての芝居もさることながら、落語も達者である。
その風間さんが、演じる落語は、芝居に近い。
ある意味、喬太郎さんの落語に共通するものがある。
10年ほど前に、喬太郎さんにお会いする機会があった。
話しでは、その昔、風間や石丸が出ていた舞台を、
足しげく通って観てくれていたそうだ。

芝居好きな落語家は、柔軟な動きをみせてくれる。
役者と落語家――
おなじ語り部でありながら、本質がちょいと離れているのである。
ただし、「影響は受ける」ということを、
喬太郎さんが教えてくれている。
柳家喬太郎_e0077899_08133444.jpg
     祖母山

# by ishimaru_ken | 2025-06-02 05:40 | 仕事



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