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オレオレ詐欺が流行るのは方言がなくなったから

オレオレ詐欺が流行るのは方言がなくなったから_e0077899_10121102.jpg
 オレオレ詐欺がいまだに続いているのはなぜだろうか?

ひとつの理由。


《方言がなくなったから》

今や、息子と呼ばれる年齢の人たちから、地方の方言が消えている。

標準語に近い喋り方になった。

では、もし40年前に今の、オレオレ詐欺をやろうとしたら?


「あのね、お金をすぐに振り込んでほしいんだけど」

「アンタ誰?」

「だから、俺だよ」

「だよって何?」

「もう会社首になるんだよ」

「だから、だよって誰が喋ってんの?」


母はすぐに違和感を覚える。

この会話をたとえば大分方言で喋るとこうなる。


 「あんな、金すぐ振り込んじくれんかい」

 「どげんしたん?」

 「会社くびになるけん」

 「何したん?」

 「ああもう、しちくじぃこつ聞かんじ、ジェニ頼むっちゃ」


これでやっと信用してくれる。

正常な母と息子の会話である。

いや、文字で書けばこうだが、微妙なイントネーションまでは、

その地に数年住んでも、なかなかニュアンスはうまくいかない。


今や、「方言がないセイでスパイ行為が成り立つ」と言ってよい。

成りすましが成立する。

つまりその国の言葉がほぼ完ぺきに喋れないと、

スパイになれないのと同じ。

今はないだろうが、コレも信用できない。

 「かあさん、お金落とした」

 「あんた誰?」

 「だからオレ」

 「かあさんって、何?」

この母親は息子に、かあさんと呼ばれたことはない。

ママである。

だから詐欺集団は「かあさん」とか、「ママ」とか呼ばずに、

話を進めていると思われる。


方言は真似しようとしても真似できるものではない。

という事は、オレオレ詐欺は、これまで都会的な犯罪だった訳だ。

それが田舎まで波及してきたのは、

方言の消滅と同調しているはず。


試しに大分に行って、これを喋ってみましょう。

「ばってん、金落としたとですばい」

すぐに偽物だとバレます。

大分では、そんな喋り方しません。

微妙な違いが分かるのが、方言の魅力なのだ。

オレオレ詐欺が流行るのは方言がなくなったから_e0077899_10112453.jpg


# by ishimaru_ken | 2021-04-27 05:10 | その他
中川大輔八段 山カフェへ

中川大輔八段 山カフェへ_e0077899_10403270.jpg
 将棋の棋士、つまりプロの方に、山カフェにお越しいただいた。

《中川大輔八段》


将棋の段位は、九段までしかない。

それ以上は、タイトルホルダーの冠が載せられる。

《名人》 だの《竜王》だの10いくつのホルダー名がある。


さて、中川大輔さんは山登りを趣味にしている。

趣味と言うと、遊びのように聞こえるが、ほとんど生活の一部である。

その点では、私と同じかもしれない。

山カフェ内で、放送中にも楽しいお話をしたのだが、

終わってからも、しばらくお話しを聞かせてもらった。


将棋の棋士とは、

「たぐい稀なの集中力を発揮できる人」たちなのだと分かった。

彼らは、《目隠し将棋》といって、将棋盤なしに、

お互い棋譜を読み上げながら将棋をさすことができる。

ど素人の私もやって見た事がある。

定石通りの30手くらいまでは、なんとかなったが、

駒が取られ始めると、もうダメだ。

訳が分からなくなる。

それを彼らは、勝ち負けの終局まで出来るのである。

あろうことか、一人でふたりを相手に目隠し将棋をやってのける、

離れ業すら見た事がある。


中川八段に質問をする。

「僕らのレベルの7手詰めの詰将棋をどのくらいの時間で解けますか?」

石丸の場合、簡単な7手詰めでも、5分も10分もかかる。

それでも解けないことの方が多い。

「一秒かな」

「えっ、一秒!!!」


「一秒かな」と口に出している時間の方が長い。

つまり、問題を見た瞬間に答えが解るという意味なのだ。

中川八段の師匠は米長邦雄(よねながくにお)元名人。

かつて米長名人がこんな言葉を残した。

「上の兄貴たちは、頭が悪いから皆東大に入った」

もちろん米長流のジョークなのだが、本気で言っているとも思われる。


実は、八段から名刺をいただいた。その裏をひっくり返してみて驚いた。

そこには、詰将棋が一問描かれていた。

ここで、その紹介はできないが、4枚の桂馬を使った問題である。

楽しみができた。

どうせなら、山の頂上でコレを解いてみたい。

解けなければ降りることかなわず!

こころ踊るプレッシャーではないか。

中川大輔八段 山カフェへ_e0077899_07372861.jpg

《戦気》  揮毫を書かれた扇子をいただいた。


# by ishimaru_ken | 2021-04-26 06:36 | 仕事
聖火リレーをスキップで

聖火リレーをスキップで_e0077899_09575644.jpg
 昨日、聖火リレーを大分県で繋がせてもらった。

聖火リレーは、《走る》と表現される。

なんたってランナーと呼ばれるからだ。

オリンピック・パラリンピックでは、様々な走りで繋がれる。

車イスの方、船で行かれる方、繋ぐのに決まりはない。


私は、スキップを選んだ。

なぜか?

子供の頃、スキップをしたものだった。

あれは、なんだか分からない何かが、全身をつき動かしたのである。

自分の前にひろがる未来が嬉しかったのである。

その喜びが全身をはねさせた。

普通の走りでは、我慢がならなかったのである。


大人になると、スキップをしなくなる。

未来が不安になるからだろうか?

未来にときめかないからだろうか?

だからこそ、オリンピックにはときめきたい。

前回のオリンピックでときめいた想いを繋ぎたい。

だからこそ、聖火リレーはスキップで走る。

たとえ、スキップの方が疲れる走りだろうと、

未来の夢の方を大切にしたい。


オリンピックを未来永劫続く夢の祭典にしたいが為に、

スキップで走りたい。

聖火リレーをスキップで_e0077899_09582064.jpg


# by ishimaru_ken | 2021-04-25 05:56 | その他
聖火リレー

聖火リレー_e0077899_09500615.jpg
 聖火リレーが繋がれている。

これまで世界中で、どれほどの多くの人たちが、

繋ぎ続けてきたのだろうか。

リレーとは、100mリレーで分かるように、

バトンを繋ぐという形をとる。

バトンが火なのである。

いやむしろこれは反対だ。

火を繋いできた聖火リレーにならって、

バトンリレーという種目が生まれたのかもしれない。


似ているものに、《パス》がある。

サッカーやバスケットなどでは、味方にボールを渡す時に、

パスをする。

これは手渡すのではなく、いったん自分の身体から離したボールを、

敵味方イーブンの状態にして投げるのである。

これも、リレーの考え方を、スピードをあげるという発想に、

転換したのだと推測できる。

間違っても、責任の放棄や責任の転換ではない。

あくまで、スピードの為である。

いまでは当たり前のように観ている野球だって、

サードが取ったタマをファーストに投げるのは、パスである。

その昔、パスという発想が無かった時には、

タマを取ったら、自分で走って走者に、

タッチに行ったのかもしれない。

パスは落としたら、認められないルールになっている。

やはり大事なモノという根源的な想いがあるのであろう。


聖火リレーはスピードを求めていない。

大事なモノをパスではなく、バトンを繋ぐという心がけで動いてゆく。

バトンの中に込められた、様々なお手紙を運んでいる。

手紙には、未来の希望が書かれてある。

きちんと続く未来があるとも書かれてある。

その未来をどうするかは、

それぞれバトンを受け取った人たちの気持ち次第とも書かれてある。

聖火リレー_e0077899_09502524.jpg


# by ishimaru_ken | 2021-04-24 05:49 | その他
57年前の東京オリンピック

57年前の東京オリンピック_e0077899_09391228.jpg
 今から57年前、けんじろう君が10才の時、

三波春夫のオリンピック音頭が町に流れ、

10月10日の開会式に東京の調布にある競技場に、

聖火の最終ランナーが走り込んだ。

その様子は、テレビの映像として流れた。

生放送だったと思うのだが、我が家のテレビは白黒。

 ランニングの上着を着た、ランナーが最後の階段を登り、

聖火台の前に立った。

トーチの先端で燃える炎は良く見えないが、煙は出ていた。

やがて、聖火台に着火する。

まるでボッと音が聞こえたような気がして、炎があがった。

白黒テレビでは白い煙が揺れているだけなのだが、

いかにも熱そうな大きな炎が青空を焦がそうとしていた。

もちろん空が青く見えた訳ではない。

しかし、10月10日が、《晴れの特異日》に指定されるように、

その日も晴れていた。

白黒テレビの前に座る我が家のある、大分県も晴れていた。


この映像を色の付いたカラーで見るのは、ずっと後のこと。

市川崑監督の映画《東京オリンピック》の中で、

聖火台の炎がオレンジ色に揺らいでいた。

しかし、私の中では、すでに色はついていたのである。

見た事がないモノには色が付かないが、知っているモノ、

知っている現象にはきちんと色があった。

頭の中で、色を付けるらしい。

さらに記憶にも、かってに色をつけるらしく、

その当時のアニメやドラマも、色が付いている。

いや、色のあるモノとないモノがある。

たとえば、日本のアニメは色があるのだが、海外テレビは白黒。

頭は正直だ。

見た事のない海外映像には、色が付けられないとみえる。

だから、テレビ番組《サンダーバード》は白黒だし、

《宇宙家族ロビンソン》も白黒。


とはいえ、57年前の町中に、派手な色はあまりなかった。

原色の服だの家だのが溢れるのは、

その後20年を待たなければならない。

人々の服は、基本白黒だし、家屋は黒い屋根に白い壁。

木目の茶色が殆どだった。

だからだろうか、庭や野原に咲く花が、あまりにも鮮やかだった。

グラジオラスの赤さに心躍った。

ダリアのオレンジにも心が騒いだ。


聖火リレーのトーチは、ゴールド色。

これからさらに数十年経た時、色があせることなく、

人々の心に残っている事を願いたい。

明日もリレーは続く。

57年前の東京オリンピック_e0077899_09425671.jpg


# by ishimaru_ken | 2021-04-23 05:38 | その他


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