完璧な昼ごはん
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 《完璧な昼ごはん》

尾瀬の湿原にベンチが置かれてある。
あるご夫婦が、ふたりで、ニギリメシを持ち上げている。
そのご夫婦を中心として半径数100mに人はいない。
梅雨の晴れ間。
蒼空のもと、
ホトトギスとカッコーの鳴き声をおかずに、
ポットのお茶を楽しんでいる。

ワタスゲの実が、あたり一帯をおおいつくしている。
ワタスゲは綿が宙に浮いたようにみえる。
大量の綿菓子が浮かんでいるかのようだ。
梅雨があければ、この一帯は大勢の登山客であふれ、
オニギリどころではなくなる。
人を写さずにカメラをのぞくことすらできないだろう。

まさに、一瞬の尾瀬のやすらぎ・・空白の時間帯があった。
これこそ・・《完璧な昼ごはん》
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        ワタスゲの実
# by ishimaru_ken | 2018-06-25 05:51 | 謙の発見!
尾瀬の殿さま
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 ♪~夏がくぅれば想いだすぅ~♪
尾瀬である。
その尾瀬に行ってきた。
いや、尾瀬を見下ろす高台・・といえば、
燧ヶ岳(ひうちがだけ)2364m
東北で、最も標高の高い山である。

尾瀬とは、この山によって見守られている。
尾瀬の沼だの、湿原だのは、
すべてこの頂上からオミトオシである。
「頂上から降りて、今日はあの山小屋に泊まるんだ」
その山小屋が、すでに、見透かされている。
見える。
赤い屋根、こげ茶の屋根だの、はるか彼方に見えている。
山城のお殿様が、睥睨してるかのように、
君臨している。

登山の楽しみは、この睥睨(へいげい)にあるのかもしれない。
頂上に登れたモノだけが味わう、小さな優越感。
やったゾ感。
頑張ったゼ感。
ご褒美感。
そんなあまたの『感』が集まって、山登りの楽しみになっている。
その山登りの楽しみ感の中で、かなりの見おろし感があるのが、
この燧ヶ岳。

なんたって、天下の尾瀬。
木道を歩く人たちが見える。
沼の周りを散策している人達が見える。
沼のほとりでお弁当に食らいつく人たちも見える。
いわゆる、見おろしている。
へいげい・・・

ところが・・コレは何だ?
尾瀬沼のほとりに建っている、
長蔵(ちょうぞう)小屋、の前に、
望遠レンズの望遠鏡がおいてあった。
「どうぞご自由に覗いてください」
張り紙がしてある。
覗いてみると・・・
遥か彼方の、頂上で、数人の人間が、
うごめいている。
腕を突き上げたり、ポーズをとったり、
写真を撮っているのが、モロわかり。
つまり、バレている。
地上の人たちにバレている。
まさか、見られているとは思いもよらず、
ヘイゲイの限りを尽くしている。

こういうのを、何というんだっけ?
「殿、御乱心あらせますな!」でいいんだっけ?
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  標高差800mの燧が岳と尾瀬沼
# by ishimaru_ken | 2018-06-24 05:18 | スポーツ
遥かな尾瀬の歌の真実
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 「♪~夏がくぅれば、想いだすぅ~♪」
誰もが知っている尾瀬の歌。
誰もが主旋律を唄える。
たとえ、歌詞が間違っていても、主旋律は歌える歌。

ところが・・私は、主旋律がむつかしい。
なぜか?
この話はぜひ聞いていただきたい。
私を音楽畑から遠ざけた話かもしれないから。
その昔・・中学生の頃。
音楽の授業。
先生が、ある時、
「みんなでこの曲を歌いましょう」
呼びかけた。
「ここからはコッチ、そこからはソッチ」
二つのグループに分けられた。
で、ソッチにくりこまれたイシマル君は、
なぜか分からないが、隣の部屋に移動させられた。

オルガンが鳴らされる。
先生がタクト棒をふりながら、ソッチの人達に呼びかける。
「さあ、歌いましょう、尾瀬の歌です」
♪~夏がくぅれば想いだすぅ~♪
ソッチ組のイシマル君たちは、必死にその歌を唄った。
そして、何度も何度も唄い込んだ。

かような後、教室を移動させられた。
アッチ組と合流し、一緒に唄えと、オルガンの伴奏が始まった。
♪~夏がくぅれば~
アッチ組は、甲高い声で攻めてくる。
ぼくらは、ひく~い低音だ。
勝つか負けるかでいえば、完全に負けている。
それよりなにより、何が行われているか、意味がわからない。
アッチとコッチが歌い終わると、
先生が、手を思いっきり叩き、
「スバラシイ、スバラシイ!」
ほめたたえている。

ここで時が流れる。
いい大人になった頃、尾瀬の歌を唄う機会があった。
唄った。
すると、周りのみんなが、目を白黒させた。
「何?その音階?」
私は、いわゆる二部合唱の下の音階を唄っているのである。
いや、言い直そう。
下のメロディしか知らないのである。
下のメロディしか教えてもらっていないのだ。
アナタに訊いてみたい。
下のメロディを唄えますか?
知ってますか?
もし唄えたとして、「楽しいですか?」

あとで知ったのだが、上の音階の人たちが、
♪~オゼ~
と高音で悲鳴のように気持ちよく、叫んでいた時に、
ボクらは、
声変わりが終わったオジサンのような響きで、
♪~おぉぜぇ~と発っしていたのである。
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# by ishimaru_ken | 2018-06-23 05:37 | 昔々おバカな話
スキを盗む
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 スキを盗む

ドラマの撮影のスケジュールが立て込んでいる。
アッチのドラマとコッチの映画がぶつかったりすると、
役者やスタッフのスケジュールの調整で、
係の方が、頭を悩ませる。

その混んだスケジュールの合間をぬって、
いや、スキを盗んで、山に登りに行く。
車を走らせ、東北や信州へと足をのばす。
盗むわりには、一泊したり、二泊したりで、
スキどころではない。

さらには、山登りのスキを盗んで、
ウインドサーフィンに興じたりする。
夜、キャンプで肉を焼いたりしている。

それって、スキだらけじゃないか・・と叱られそうだが、
スキは・・・スキである。
ダジャレを言わせてもらえば、
スキは好きである。

たとえば、通勤の列車の中で、文庫本を読んでいるのは、
やはり、スキだと思っている。
車の運転中、信号でとまるたびに、台本を覚えているのも、
スキの一種だと考えられる。
朝の食事中に新聞に目をやっているのも、
スキの仲間かもしれない。
さらに細分化すれば、新聞をひらいているのに、
週刊誌を手にとっているのは、スキのスキである。
さらにさらに、
こうやってパソコンのキーを叩いているスキに、
左目で、サッカーの日本戦の結果を新聞で確認している。

もはやスキを埋め尽くそうという、せっかちな性格が、
いかんなく発揮されている。
しかも、歯には、歯ブラシが動かされ、
時折、テレビのリモコンのdボタンで、
山の天気を調べている。
海の風も調べている。
釣りの潮周りを調べている。
スキマ産業などという言葉があるが、
スキマ大好きである。
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# by ishimaru_ken | 2018-06-22 05:20 | その他
空に浮かぶ帽子のナゾ
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 冒頭のこの写真を検証してみよう。
所;群馬県の武尊山の剣が峰の山頂からの風景
時;5月の下旬
人;イシマル

私、イシマルが、なにかを指さしているのは明白。
しかし、その方向にある帽子は何?

わが探検隊員が被っていたハズの帽子である。
しかし、なぜ、こんな構図になっているのか?
最初にことわっておくが、
奇をてらう為に、UFO的な写真を演出したのではない。
あくまで、偶然捕れた写真である。
シャッターを押したのは、新人の探検隊員。
意味なく押した。
すると、指さす私と、宙に浮かぶ帽子が撮れた。

この写真を見ると、誰もが、
「帽子をほおった」のだろうと疑う。
しかし、この地は、海抜2020m。
切り立った断崖の頂上。
名前も、《剣が峰》
一歩間違えば、谷底に落ちてしまいかねない狭い岩の上。
帽子をほおる余地などない。
投げれば、谷底深くに落ちてゆく。
なんたって、シャッターを押そうとしている本人が、
怖くて膝がふるえている。
その高度感にビビッている。

ほんじゃ、この写真の真相な何であろうか?
私は、数時間かけてUFOのナゾに取り組んだ。
そして、そのナゾを解いたのである。
実は・・・

一見、麦わら帽子に見えるが、
この帽子の形状が面白い。
被った時、顔の前と後ろの長さが違う。
そこで長い方を前にもってきて、後ろの短い方を
さらに折り曲げている。
こうすることで、後頭部の部分が、
リュックとぶつかるのを防いでいる。
さあ、そこまでは分かった。

さて、この帽子はわが探検隊のヨウコ隊員が被っている。
ヨウコ隊員の髪は真っ黒。
偶然、帽子の下の部分が見事に、
背景の黒い山の中に染まってしまった。
いわゆる擬態って、奴だ。
タコがよくやる、背景に自分を似せる擬態だ。
偶然におこるこの現象は、写真に撮られると、
しばしば、怪奇現象と呼ばれ、
それなりの所に投稿されたりする。

私は、現象の原因と結果を知っているので、
それなりの所に投稿しない。
だから、ここで、アナタに見てもらっている。
文章で解説するのは、難しいので、
ヘタクソな挿絵を描いてみた。
どうかご理解を・・・
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# by ishimaru_ken | 2018-06-21 06:06 | 謙の発見!
オジサン
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                18才のけんじろう君

 「若い時はヨォ、オジサンが有利だヨォ~」

我らが役者の世界、あるいは、スポーツの世界、
はたまたアナタの仕事の世界に共通する真実かもしれない。

『オジサン』とは、見た目もさることながら、
精神的なオジサンである。
(え~と、オバサンとも言えるのだが、今は忘れて欲しい)
同世代の皆が認めるオジサンである。
『あいつ老けてるなぁ~』
そう、そのオジサンである。

例えば、『老けてるなぁ~』と言われた彼。

実は、20才。
同年代の中では、確かに老けている。
しかし、所詮20才。
本物のオジサンからすれば、ネタは割れている。
見透かされている。

今述べたこの言葉がキーワードとなる。
同年代の中では
同い年なのに、自分より10才くらい老けてみえる彼。
彼の容姿と言動は、仕事的には有利にはたらく。
役者を例にあげてみよう。

小学3年生の子供を演じている子役の実際の年齢は、
たいがいの場合、小学6年生である。
実際の年齢にやらせても、セリフの意味が理解できないことが多い。
きちんとモノが分かった年齢に役をやってもらう。
同じことが、その上の年齢でもおこる。
その昔、近藤正臣は、ドラマ「柔道一直線」の中で、
中学生を演じていたのだが、その時30才。

このでんでいくと、名優と呼ばれる方たちは、
総じて、若いころからオジサンであった。
10才どころか、20才くらい上に感じられた。
誰とは指摘しないが、「ああ~あの方ネ」
と思い浮かべて貰えると、話が進展しやすい。

その方たちは、50才くらいになると、
やっと見た目に年齢が追いついてくる。
そして、追い越されてゆく。
最初からオジサンだったので、いつまでたってもオジサンなのだ。

そのオジサンと私の比較が面白い。
あるとき、そのオジサン(世界的な)役者と、
若いころ同級生という設定の役があった。
その若いころ、二人で写っている写真を合成すると言うので、
20才の頃の写真を持ちよったのだが・・・
彼は、さほどの変貌をしていない。
しかし、私の当時の写真を見たら、
スタッフが開口一番。
 「コレ、誰ですか?」

結局、合成は無理ということになり、
私に似た若手の俳優の写真を撮った。
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# by ishimaru_ken | 2018-06-20 05:57 | 仕事
ラグビー選手の優れる力
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 TOO EASY
「トゥ、イジィ」
「楽勝」
こんな言葉がある。

スポーツ選手が使っている。
例えば、ラグビー日本代表選手が、
「トゥ、イジィ」と使っている。
《アマナキ・レレイ・マフィ選手》
トンガ出身の、肉弾選手。
ゴムまりのような人間。
189センチ、112キロ。

この言葉「トゥ、イジィ」
ホントに楽勝な時には、なぜか使わない。
どうやっても勝てる相手には、むしろ敬意をはらい、
 「楽に勝たしてはもらえない」などと記者会見する。
そして、ギリギリ勝てるか勝てないかの相手に対する時、
 「トゥ、イジィ」
楽勝・・とうそぶく。
アナマキ選手の場合、自身に満ち溢れ、
周りの選手を鼓舞する意味でも、
「トゥ、イジィ」と声かけしている。
マスコミに漏れるのを意識して使っている。

10年前から比べると、
ラグビー日本代表は、格段に強くなった。
来年のワールドカップが楽しみである。
勿論、優勝とか、決勝とかそういうレベルでは決してない。
しかし、見ていて楽しくなるレベルに近づいている。

柔道でいえば、最重量級の選手が俊敏に動く時代になった。
それと呼応するように、ラガーメンも、
身長2m以上、体重100キロ超の選手たちが、
疾走し、クイックな動きをみせる。
やっている自分たちが楽しいスポーツの時代から、
見てもらうスポーツの時代へと移行している。
その為のルールもどんどん改正されている。

「わたしぃ、ルールがわからないから、チンプンカンプン」
こんな方の為に、テレビの副音声で、
ルールをくっちゃべって欲しいのだが・・
 『いまゲームが止まったのはネ、この8番が悪いんです。
  いちゃいけない所に、ゴロンと転がってるからだネ。
  ノット・ロール・アウェイと言う違反だネ』
 『ホラホラ、又審判が選手を指さして、
  「ロール・アウェイ」と指摘してるでしょ。
  いう事聞かないと、ノット・ロール・アウェイにするヨと、
  注意してるんだナ』
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    イタリア代表合宿地 上田市菅平
# by ishimaru_ken | 2018-06-19 05:49 | スポーツ



石丸謙二郎
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