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塩分との闘い
塩分との闘い_e0077899_9391139.jpg
 15年前から、我が家では、<減塩>を奨励した。
ウインドサーファーが、頻繁に泊まっていた。
彼らに、食事を提供するのだが、
私が造る料理は、極端に、塩が少なかった。

「え~なにコレ?味薄いよぉ~」
当然、非難の声が上がった。
『いいから食え!』
悪びれなかった。
食うしかない彼らは、食った。
時間が経過した。
数か月・・・

「今日の味噌汁、旨いんでないかい?」
しっかり出汁をとった味噌汁を褒めている。
ほとんど塩分がない味噌汁である。
それを、旨いと感じている。

さらに、数か月・・・
「ねえ、今日の味噌汁、しょっぱくない?」
つい、手がすべり、多めの味噌を投入してしまった味噌汁の、
塩分の濃さを指摘している。
つい、と表現したが、ほんの少しである。
さほど、皆の舌が肥えてきている

この数年で、わかった事は、
《塩分を減らすと、本来の味に敏感になる》

「今日の味噌汁、イリコダシとったぁ~?」
「コレ、乾燥ワカメじゃないネ」
肥えた舌は、喋りまで肥える。
「ほお~砂糖を使わねぇで、この甘味が出せるのかぃ?」
塩分との闘い_e0077899_9385553.jpg

# by ishimaru_ken | 2015-06-01 05:59 | その他
雑草が花咲かせる
雑草が花咲かせる_e0077899_9291985.jpg
 この春、わが家の周りの雑草を放っておいた。
毎年、何度も刈り取るのだが、興味があって、刈らずにおいた。
どうなるのだろう?
何が生えてくるのか、全く見当がつかない。
雑草とは、放っておくとどうなるのか?

山の中では、木々が生い茂っているので、
雑草はさほど激しく生い茂ることはない。
しかし、これまで、生え放題にした事のない、
街中の場所だとどうなる?
すると・・・

3月に、オオイヌノフグリや、踊り子草が咲いた。
4月に、タンポポの乱舞を観た。
次から次に、黄色の乱れ咲きに驚く。
いつの間に、種が飛んできていたのだろう?

4月の終わりから5月にかけて、草たちに花がつき始めた。
雑草も可憐な花を咲かすのだ。
赤、ピンク、黄色、白、だいだい色、薄紫・・
雑草だけの叢に、大量の色が華やいでいる。
花壇に植えた花たちに負けていない。
むしろ、そのアトランダムな魅力は、花壇を超えている。

さて、そろそろ刈らねば・・・
いくら綺麗だからと云って、ここは、山の中ではない。
隣のある住居地区だ。
雑草の種を撒き散らかすのは、迷惑この上ない。
「どうなるか?」の疑問は、解き明かされた。
さあ、刈ろう!
しかし、咲いている最中の可憐な花を刈り取るのは、
辛い。
ううぅぅ~~~

そういえば、オランダのチューリップ畑は、
花が全開になったその時に、花を全部刈り取るのだ。
そうすると、良質の球根が採取できる。
すべては、球根を育てる為に、花を咲かせたに過ぎない。

よし、オランダ方式でやろう!
バリバリバリバリ
ガソリン式の草刈機を作動させる。
「君らは、チューリップだぁ~」
来年また、咲いてくれぇ~
バリバリバリバリ

全部刈り取った。
し・しまった、写真撮るの忘れた!
雑草が花咲かせる_e0077899_928596.jpg

# by ishimaru_ken | 2015-05-31 05:50 | 謙の発見!
岩礁地帯のナゾの穴?
岩礁地帯のナゾの穴?_e0077899_9171027.jpg
岩礁地帯のナゾの穴?_e0077899_9172610.jpg
 岩礁地帯探検中の事だ。
神奈川県、三浦半島の海岸線を伝い歩いている我が探検隊だ。
その岩礁の上に、面白い人工物を見つけた。

岩に、<丸い穴>があいている。
直径30~40cm、深さ10cmほどの穴が、
整然と並んでいる。
まるで、竪穴式住居の柱の跡のようである。
さらに、その近くに、大きな水槽のようなモノもあった。
硬い岩を、まるで、ナイフでスパッと切ったような断面に、
首を傾げ、見入る。(冒頭写真)

(コレは何だろう?)

この岩礁地帯を通るたびに、疑問が湧いていた。
この場所に、漁師さんの番屋(ばんや)でもあったのだろうか?
番屋があったにしても、
ココは台風の高波がぶちあたる岩礁の上である。
ナゾだ・・・

っと、そのナゾが、ある場所で解き明かされた。
先日、三浦半島は逗子市の市役所の前を歩いていた。
ガラス越しに、大きな絵が見えた。
すぐに、ドアをくぐり、絵の前に立つ。
その絵の一部分に目が釘づけになった。
<番屋>を描いているのではないか?
ないか?と云う疑問形を通り越して、確信する!
過去に、岩礁地帯に番屋が建っていた時期があったのだ。
絵が証明している。
ナゾを解明するのに、最近は、パソコンを駆使するようだが、
足が解決してくれる事だってある。
足で発見した場合、この昂揚感は、はかりしれない。
絵の前に立ち続ける私は、フランダースの犬の、
ネロ少年そのものであった。

数年越しの疑問が、ス~と溶けてゆく・・・
岩礁地帯のナゾの穴?_e0077899_9163682.jpg
  ↓ 絵の一部を拡大すると
岩礁地帯のナゾの穴?_e0077899_916487.jpg

# by ishimaru_ken | 2015-05-30 05:52
なんぼでも用意しまっせ
なんぼでも用意しまっせ_e0077899_9241282.jpg
 「本番いきま~す!」
助監督が叫んでいる。
犯人を追いかけてきて、刑事達が、水たまりで格闘するシーンだ。

刑事が、犯人を追いつめる。
塀を乗り越え、ビルの谷間を走り、
挙句、泥道に呼び込まれる。
そこで、大勢の刑事が犯人にタックルする。
水たまりに飛び込む!
バッチャ~ン!
背広姿の刑事たちが、泥んこの中で、泡を吹いている。
当然のことながら、撮影では、カットがかかるまで、
役者は、泥の中で暴れまわる。
飛んでくる泥を眼球に受けようが、
喉の奥に、泥が飛び込もうが・・・

カットォ~!
撮影が終わるや、我らは、風呂場に運ばれる。
着ていたモノをすべて、ビニール袋に押し込め、
シャワーを浴びる。
汚い状態から、まっさらな状態に復元される。
さらに、運ばれた場所はメーク室だ。
やはり、復元される。
何もなかった状態にしつらえられる。
そんな時だ・・・

「すみませ~ん、リテイクで~す」
もう一回、先ほどのシーンをやり直すのだと言っている。
(ふむ、望むところだ)
全員が、新たに用意された背広に袖を通し、目を輝かせている。
(泥んこ遊び、また行くですネ!)

面白いことに、
逆境になればなるほど、逆境を楽しむ我らがいる。
我らとは、役者であり、それを造るスタッフだ。
「すみませ~ん、もう一回、リテークで~す」
『ハアハア~、おう、望むところだ、背広は、まだあるのかぃ?』

衣装さんが眉もゆがめず、ポツリ。
なんぼでも、用意しまっせ!
なんぼでも用意しまっせ_e0077899_9263531.jpg
     撮影所の階段
# by ishimaru_ken | 2015-05-29 05:48 | 仕事
とことん歴史紀行
とことん歴史紀行_e0077899_9161128.jpg
                   十和田湖上空
 《とことん歴史紀行》
BS11にて。放送されている番組だ。
すでに3年目になる。
2時間番組である。
イシマルが、ナレーションを申しつかっている。

日本の偉人達の歴史を、しっかりと取材し、
ときには、いまだ、世に出ていない驚くべき新事実を見つけ、
自信をもって発表する番組である。
2時間・・・
そういえば、2時間モノのナレーションは、ない。
あったとしても、単発である。
レギュラーとして、毎週毎週2時間モノは、ない。
ない・・・と断言したが、たぶん、ない!
別に威張っている訳ではない。
面白いから、やってみようと始めた結果だ。
番組のスタッフの情熱に、ほだされたというのが、真相だ。
「よくもまあ~」
集めてきた歴史の面白い話に、溜息が出る。

そうそう、この番組も空撮をやっている。
空から、城下町を空撮し、そのまま、降りてくると、
田んぼだったりする。
この空撮を可能にしているのが、例の奴だ。
《ドローン》
小型カメラを乗っけて、空高く上がってゆく。
強風さえ吹かなければ、グラグラ揺れることもない。
ヘリでの空撮より安定しているかもしれない。
どちらかというと、あの映像は、昔よく見た、夢に似ている。

《空飛ぶ夢》
我が町の上空を滑空する夢だ。
自分の家の屋根をなぜか眺めている。
小学校の屋上を見下ろしている。
電線に引っかかりそうになり、急上昇したりする。

ドローンを造った人は、空飛ぶ夢をたくさん見た人だな。
まずは、ルール作りを早くやってほしいものだ。
とことん歴史紀行_e0077899_915185.jpg
         本栖湖上空
# by ishimaru_ken | 2015-05-28 06:02 | 仕事



石丸謙二郎
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