理由は、わかりやすい。 山があるから。 山と言っても、そんじょそこらの低山でない、 魅力あふれる山岳が、長野県にある。 そんじょそこらと呼び捨てられたアナタの裏庭の山には失礼だが、 そそり立つ系の山が、長野県に集められている。 世界的には、低いかもしれないが、 世界的に優れたピークが、いくつもあり、 海外から、登山者がやってくる。 日本は、箱庭という文化がある。 日本の山も、まさに山岳の箱庭かもしれない。 極端なケースでは、 都会から、日帰りだの一泊だのという山登りで、 3000m級の登山を味わうことが出来る。 金曜日の夜に、ネクタイを外した会社勤めのアナタが、 月曜の朝に、何食わぬ顔で、タイムカードを押している。 ところが、その何十時間の間に、実はアナタは、 とんでもない岩場に取り付き、 凄まじい尾根を走破していたのだ。 見る人が見れば、アナタの顔の色が、 さわやかに色濃くなっているのに気づくだろう。 そんな・・美しくも腰がムズムズする山波が、 まだまだ管理されない余力を残したまま、 長野県にあふれている。 で、その帰り道には、必ず、蕎麦屋に直行する。 蕎麦をたのむ。 すする。 ふとつぶやきが漏れる。 「量が多いナ」 他県に比べて、盛られている蕎麦の量が多い気がする。 山から降りてきた、腹ペコの私が、つぶやいているのだから、 たぶん、間違いない。 どの店でも、多い量で一定している。 『信州では、○○グラムにしましょう』 まるで取り決めでもあるかのようだ。 これで、大盛りでも注文した日には・・・ と思っていたら、 隣のテーブルのおっさんが大盛りに喰らいついていた。 しかも、ミニカツ丼を、家来に従えてすらいる。 長野県の方が、東京に出張した際に、 蕎麦屋で並を頼むと、ガックリして肩を落とすと言われている。 (言われていません) #
by ishimaru_ken
| 2014-03-01 05:45
| その他
「博多ラーメン」をすぐに思い浮かべる人が多い。 九州は、おおむね、とんこつラーメンである。 私の大分も、とんこつである。 そんな折、大分県の別府駅に降り立った。 駅の売店に、九州ラーメンシリーズが売られていた。 見るからに旨そうだ! はっと気づいたら、九州全県買ってしまっていた。 ルンルル~ 家に帰り着き、テーブルに並べる。 「さあて、どの県から食べようかなぁ~?」 もみ手しながら、眺めていたら・・・ ん・・? 九州って7県あったよな。 え~~6県しかないじゃ~ん! ど、どこを買わなかったの? ガ~~~ン! 《宮崎県》 ぎょめんネ・・わざとじゃないけんネ。 単に間違えただけだかんネ。 宮崎ラーメン旨いの知っちょるキね。 #
by ishimaru_ken
| 2014-02-28 06:03
| その他
オリンピックで云えば、すべての競技が終わったあとで、 メダリスト達は、エキジビションなる演技をしなければならない。 メダリストでない人すら、参加しなければならない。 これは、夏冬オリンピック通じて、 フィギュアスケートのみの、特殊なショーだ。 例えにならない例えをしてみよう。 例えば・・ 夏のオリンピックで、 ウサインボルトが100mで金メダルをとった後、 「もう一度、走り方を変えて、100mを走ってくれる?」 的な、要求をされるワケだ。 しかし、そんな事は行なわれない。 このフィギュアスケートのみに行なわれる、 エキジビションと云うシステム。 コレって、アレに似てないかい? アレとは・・? 将棋対局をご存知だろうか? プロの棋士が将棋を戦い、勝ち負けが決まると、 その直後に、《観想戦》なるものが、行なわれる。 今戦った試合を、確かめあうのだ。 「あそこは、ああだった」 「あの時は、こうだったかもしれない」 戦った敵と、試合のすべてをさらけ出すのだ。 この観想戦をおこなう事によって、 戦いの熾烈な火花を、鎮めている効果もあるのかもしれない。 「あの失敗は、今だったら、こうする」 「次は、そう簡単に負けないからな」 棋士によっては、何時間でも、観想戦を続ける。 それを見ている我々観客は、 本番の戦い以上に、のめりこんだりする。 「おお~凄い、そんな事まで考えていたのか!」 ほら、どうです? フィギュアスケートのエキジビションに似ていませんか? 彼ら彼女らは、滑ったあと、その戦いを鎮めているのだ。 失敗を、自らなだめているのだ。 「あの時は失敗したけんども、実は、私は凄いんだゾ!」 ふむ、確かに凄い! スケートど素人の私なんぞは、昔からこう言いたがる。 「エキジビションって、それ練習してたんかい?」 エキジビション用の練習を、別っこにしているのだ。 大変だったのお~ #
by ishimaru_ken
| 2014-02-27 05:53
| スポーツ
サッカーの技である。 飛んできたボールを足で受け止め、ピタリと地面に降ろす行為だ。 子供の頃から、足先を使って、生活をしてきた私。 扇風機のスイッチは、足で動かす。 当時のスイッチは回す形式だった為、それなりの技術がいった。 その足先器用な私が、台所に立っている。 冷蔵庫をあけた。 すると、ゴロリ、なんの拍子か、ポン酢のビンが転げ落ちてきた。 オッ! 頭脳が反応するより先に、足が出る。 右足だ。 ムーンサルトの動きをしたポン酢のビンは、 右足でそっと受け止められ、 コロリと床に降ろされた。 (ふふ、割れずに降ろせたナ) 台所では、様々なモノが落下する。 ダイコンが落ちる。 さっと、足が出る。 皿が落ちる。 すっと、足で軟着陸させる。 サランラップが落ちる。 ためらいも無く、足で受け止める。 サランラップやダイコンは受け止めて貰わなくても、 たいした被害は生じないのに、 体が勝手に反応してしまうのである。 さあ、そこでだ・・・ 台所につきものと云えば、やはりコレだ。 《包丁》 包丁だって、落下する物体である。 特にマナイタの上に置いた包丁は落ちたがる。 あの時も、包丁は落ちたがっていた。 マナイタの端っこで、ムズムズしていた。 そして、案の定、奴は落ちた! その瞬間、私の右足は、暗黙の反応をした。 何が落ちても、確実に反応してきた私の右足だ。 包丁だからといって、差別するような非道な足ではない。 「包丁だって、助けてもらいたがっているんだ!」 足の神経繊維は主張する。 しかして・・・ 包丁は、右足に向かって急速落下し、 足の甲で受け止められた。 受け止めた時点で、私の脳に、遅ればせながら、 <包丁が落ちた>の情報が伝わった。 (やばい!) 今更気付いても、もう遅い。 包丁は、すでに右足の甲の上にいる。 (刺さった?) っと、ぶつかった包丁は、なぜかゴロリと回転し床に落ちた。 右足の甲とぶつかった部分が、 偶然に包丁の刃の反対側だったのだ! 単に、ラッキーだったと言い換えよう。 二分の一の確率で、血の惨劇をくぐりぬけた。 私の右足は、レスキュー最前線、危険な現場で活躍している。 #
by ishimaru_ken
| 2014-02-26 05:31
| スポーツ
標高200m未満の山容をしているが、 なんたって、アルプスと別称を与えられている。 それなりの装備と心構えを必要とする。 今回は、谷スジからの入山だった。 林道を歩き出して、すぐに、門があった。 鉄条網で封鎖され、 《関係者以外立ち入り禁止の看板》 《落石危険の看板》 《ガッチリ閉められた錠前》 う~む・・・腕組みをしていると、 横に、人が通れる通路を発見する。 (つまりアレだね、気をつけて行きなさいってことだネ) いいように解釈し、門を通過する。 よし、では気をつけよう! ここから先は自己責任! 何があっても、自分達でなんとかする。 道は、けっこう泥んこで滑りやすい。 「心してかかれ!」 我らは身を引き締めた。 靴紐を結びなおした。 たとえ、200mに満たない山に過ぎないが、 3000m級のアルプスの心構えで歩き出した。 いざという場合の、ビバーク(仮宿泊)の用意。 (非常食としてチョコレートを・・アレ?) 歩き出して、5分ほどしたところ、 前方に何やらちっちゃい物体が・・ ん・・・子供? それも、3才4才? アレレ・・結構いるぞ・・ これって・・幼稚園の遠足? ふ~~ん、さっきの決意と覚悟はなんだったの? 心して何したかったの? #
by ishimaru_ken
| 2014-02-25 06:10
| スポーツ
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